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1 日本三大財閥と如月財閥

「瑞穂さん!!」

 週末、俺と瑞穂と郁助で銀座にあるカフェに来た。

「会えて嬉しいですわ!それと…なんであなたも」

硝樺は俺を見るなり睨みつけた。

「俺だけじゃないだろ」

郁助の背中を押した。

「はじめまして」

「…?はじめまして」

硝樺は首を傾げた。

「三菱郁助と申します。お話したいことがあって参りました」

「如月硝樺です。私にですか?」

硝樺は眉をひそめた。

「とりあえず、中入ろうぜ」

扉を開けて三人を店内に入れた。

「三菱って三菱財閥ですか?」

「はい。如月さんも如月財閥ですよね?」

「ええ」

硝樺は俺を見た。

「知り合いだったのですか?」

「ああ。幼なじみ」

「すごいですわね。三井財閥にもなれば三菱財閥の方が幼なじみになるなんて」

次に瑞穂を見た。

「…あれ?」

硝樺は俺達三人の顔を見比べた。

「こ、こんなところに日本三大財閥が集結…!?」

硝樺は目を丸くした。

「私の如月財閥なんて…恥ずかしいですわ」

口元を手で抑えて目を白黒させた。

「財閥なんて関係ないですよ。それより、お話があるので聞いてください」

「っ!何でしょうか瑞穂さん!」

瑞穂は郁助を見たのに硝樺は瑞穂のほうを向いた。

「私ではなくて三菱さんが硝樺さんに話すことがあるのですけど…」

瑞穂は苦笑いすると硝樺も郁助のほうを向いた。

「き、如月さん!初対面でこんなことを言うことは失礼だと自覚しております」

郁助は拳を握りしめた。

「僕が出かけていた時、白い髪や宝石のような瞳を持った女性の姿が忘れられませんでした。二人の協力もあってその女性が如月さんだとわかってからますます忘れられません。どうかこの僕とお近づきになっていただきませんか?」

郁助は真剣な顔で言い切った。

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