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7 アンラッキー

「この人ですか?」

瑞穂が郁助にスマホを見せた。

「わぁ!この人だ…!!」

郁助が写真を見て笑顔になった。

「おお、確かに綺麗な人だな」

國元もうんうんと頷いた。

(いつもは思わないけどよく見たら美人なんだよな…)

黙っていれば真っ白で透き通るような容姿は綺麗に見える。

「硝樺さんは私の友達です!」

「本当かよ瑞穂さん!郁助、ラッキーだな!」

國元は郁助に肩組した。

「アンラッキーだな」

俺は腕を組んだ。

「こいつ、硝樺は好きな人がいる」

「…え」

郁助の顔が曇った。

「それが…瑞穂なんだ」

「…え?」

郁助がきょとんとした顔をした。

「瑞穂が俺と付き合っていようと関係なく硝樺は瑞穂のことが本気で好きなんだ。だから、硝樺を振り向かせることは難しいと思う」

「瑞穂さんが好きって…お前はそれでいいのかよ?」

國元が困った顔をした。

「何を言っても聞かないし硝樺の瑞穂好きっぷりはどうしようもないから諦めた」

國元と郁助は完全に引いた顔をした。

「でも、いい機会かもしれません」

瑞穂が呟いた。

「硝樺さん、このままじゃ一生私のことが好きなままだと思います。硝樺さんが変わるきっかけになると思います」

瑞穂は真剣な面持ちで話した。

「硝樺さんに連絡してみます。まずはお話してみましょう!」

「お、お願いします…!」

瑞穂の提案に郁助は深く頷いた。

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