拷問の日々
その日から地獄のような日々が始まった。思っていた通りあの時より薬品の量が増えたり、あの時にはなかった拷問が増えたりと僕は生きている気がしなかった。薬の副作用で心臓が激しく痛んだり、時には血を吐いたりもした。そんな生活が始まってから2週間後…
「そろそろここに慣れたかな?」
「慣れたくなんかないですよ、こんなところ」
「ふぅん、そんな口聞いてもいいんだ。そういう態度とるならもう一回その体に直接教えこんであげようか」
「くっ、すいませんでした…」
2週間が過ぎ、僕は完全にこの白衣の男の言いなりになっていた。それもこれもすべては3日前のあのことが原因だ。その日も僕はいつも通り試作品の薬を何種類も飲まされていた。その副作用か全く食欲が湧かなかった。だからご飯に全く手を付けなかったら、僕は別室に連れていかれた。そこで僕は驚きの光景を目にした。そこでは無理やり口を開けられた僕より小さい子供たちが食べ物を流し込まれていた。中には吐き出している子供もいたが、そんなことはお構いなしに食べ物を流し込み続けていた。そのせいかここには嘔吐物の臭いが充満していた。
「自分で食べないならたべさせてあげるよ」
「も、もう大丈夫です。自分で食べます」
「フフ、もう遅いよ。ここに来たからにはもう逃げられない」
そう言うと僕の腕をがっちりと掴み、椅子にベルトで縛りつけた。
「やめて、お願いだからやめて下さい」
抵抗しようとするがベルトで固定されて動けない。そして、男は僕の口を無理やり開き、器具で固定した。
「さぁ、ご飯の時間だよ」
そう不気味な笑みを浮かべながら僕の口の中に食べ物を流し込み始めた。その後一時間近く食べ物を流し込まれ続けた。ここまでならまだ白衣の男の言いなりになんかなることはなかった。僕はその後、お風呂場まで連れていかれそこで何度も浴槽に沈められた。次あんな事されたら僕はもう終わりだと思った。だから、今はこの男の言うことを聞くしかない。この地獄のような日々が終わるまでは…