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海の見える街で  作者: kyo
第1章〜青春〜
7/9

ep6

「ごめんね京ちゃん。一緒に付き合わせちゃって…」


「気にするこたないさ。俺もナナ迎えに行きたかったし、千冬ちゃんも見たいしな。」


「千冬喜ぶよ!京先輩に見せるってずっと言ってたから!」


放課後になり俺と千夏は1年1組にいる、妹達を迎えに行くため、並びながら歩いていた。


ちなみに隆也はバスケ部、慎二は生徒会、ユーリは美術部、彩香はお料理部と各々部活で逸れた。千夏はテニス部、そして俺は写真部だ。写真部とは名ばかりでいろいろ行事で手伝いをする何でも屋をしており、空き教室を1つ占拠し普通に生活出来るぐらいにしている。


「千夏も部活あんじゃないのか?」


「まぁこの学校は部活とかも自由だし、もともと今日はないしね。京ちゃんは…もっと自由か!」


「春休みにだいぶ撮りに行ったし、売り上げも良好!今年の新歓はやる側だから派手にいけるぜ!!」


「たっのしみー!!」


2人が1年の教室の前で待っていると。


「お兄ちゃん。千夏さん。」


「お姉ちゃん…先輩。お待たせしました…」


「ナナお疲れさん!ちゃんと自己紹介出来たか?千冬ちゃん!制服似合ってるね!ナナの事頼んだよ?」


「ありがとうございます先輩…先輩もお姉ちゃんの事しっかり教育して下さいね?」


「もー!千冬!ナナちゃんかわいー!!」


「ありがとうございます千夏さん。千夏さんもお兄ちゃんが無理したら止めて下さいね?」


「まっかせといて!!」


瀬戸千冬〜せとちふゆ〜透き通るような白い肌と千夏とは違い大人しく、ナナとは凄くいいコンビでよく遊んでいる。


「千冬ちゃんも春休みナナの事ありがとな?今日は俺の家でみんなに澤村フルコース作るから楽しみにな?」


「私もお兄ちゃんから聞いてるからデザートつくるね?」


「いやー!澤村兄妹のフルコース食べれるなんてなかなかないからたのしみだなー!」


「そんな…わざわざありがとうございます…ありがとうナナ」


「1年はもう終わりだろ?俺とナナは買い出し行くから2人は夜にまた来てくれな?そしたら後でー!」



京介の言葉で4人は挨拶を交わし、いったん別れ各々行動に移る。


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