ep2
「今、何時だ…」
目が覚めるといつもの部屋で俺、澤村京介〜さわむらきょうすけ〜は寝ていた…ふと時計に目をやると7時半を指している。
だいたい目覚めが悪い時は早く起きるものだ…
「とは言え、まぁいい時間か…」
俺は身体を伸ばし、カーテンを開けると…
「お兄ちゃん…起きてる?七時半だよ?」
ドア越しに知った声が聞こえてくる。
「あぁ。今起きたよ。入ってもいいぞー?ナナ。」
「おはよお兄ちゃん…早いね?今日は始業式だもんね?緊張するなぁ…」
「ナナなら大丈夫さ!何かあったら俺がタダじゃおかねえしな!制服姿も似合ってるし!」
「ありがと…ごはん出来てるから準備できたら来てね?」
そう言うと、俺の義妹、澤村七瀬〜さわむらななせ〜は嬉しそうに一階へと足を進める。
俺たちが兄妹の関係になって今年で7年、とある理由で両親は2人ともいない。唯一俺の父が海外で働き2人の生活を賄っている。よくあるギャルゲーの設定だが、俺はバイトもしている。
「顔洗うか…」
京介は重い腰を起こし、七瀬の待つ一階へと足を進める。
「新しいクラスどうなのお兄ちゃん?」
「どうだろうな?今年もみんな一緒になりそうな気がするけどなー…まぁ何にせよ行って見ねー事にはわかんねーよ。ナナはどうだろうな?知ってる奴いたらいいけどねー?」
「やっぱり高校って知らない人いっぱいなイメージだから1人でもいたら心強いけど…先輩達はお兄ちゃんのおかげで知ってる人いっぱいだけど…」
「そうだな。困ったらみんなをナナの力になるから遠慮せんでコキ使ってくれ!ごちそうさん!」
「あはは…ありがと…片付けるからお兄ちゃんはのんびりしてて?」
「ありがとナナ。」
そう言うと俺は一度自室に戻り、いつからかやめられなくなったタバコに火をつける。




