27 学校での一日
お待ちしていた方、すみません。
春はいろいろと忙しく更新できない日々が続き、私も悶々としていました。
また今日から週3くらいで更新続けていけたらと思いますので、よろしくお願いします!
私たちはそのあと、各自の聖武器を確かめた後、セルト学長と教室棟に行き授業ということになった。
「学長!これから何の授業をするんですか?」
「君たちには、もう一回、魔術についておさらいをしてもらう。まぁ、知っていることも多いと思うがよく聞いてくれ。」
魔術の授業か。聞いといて損はないしね。
聞いておこう。
「知っといておいてほしいのが、各属性魔法の得意分野だ。これを知っていれば魔法同士で相殺が可能だ。知っているやつは復習だ。
まず、火魔法は発火など主に火を使ったものだが、ここで勘違いしないでほしいのが、温度操作は水魔法だということだ。火魔法は主に実体のない火というものを出現させる。つまり有機物を扱う魔法だな。火魔法は風魔法に相性がいい。
次に水魔法だが、水魔法は水を使ったものが多いが、水魔法の神髄は状態変化だ。さっきも言ったように温度操作などはこちらの水魔法が使えないと無理だな。火魔法と水魔法は対だからな。水魔法は火魔法に絶対的に相性がいい。
そして、土魔法だ。土魔法は主に大地の力を借りる魔法だ。つまり大地の魔法だ。大地の形状を変形させ、攻撃や防御にまで応用できる。土魔法は水魔法に相性がいい。土は水を吸収するというようなものだな。
あとは、風魔法。これは空気、空の力を借りる魔法だ。つまり空気の魔法だな。空気の形状を変化させ、鎌鼬などの刃や、天候操作なども風魔法に分類される。風魔法は土魔法に相性がいいぞ。
光魔法は、光に関する魔法だ。だが、光だけではないんだぞ。光魔法の神髄は創造だ。物体を光の魔素で構成し、イメージを具現化させる。だがあくまでそれは魔素の塊だからな。具現化を維持するには常に魔素を具現化している物体に魔素を送り込まなければならないぞ。
最後の闇魔法だが、光魔法と対になっているんだからな、わかるとは思うが、闇魔法の神髄は消失だ。闇の魔素であらゆるものを無限の闇の中に葬り去る。また、闇魔法については消失させる物体の大きさや密度によって使う魔素の量が違ってくるからな・・・」
そのあとセルト学長から魔法についての実践とレクチャーを受け、今日の授業はお開きになった。
はぁ~~~!終わったーーー!
どこの世界でも授業ってつまんないなぁ・・・
私が席を立ちあがり教室を出て、特棟の前まで来たところで何かが私の頭に当たった。
「イタッ!」
転がったものを見ると石だった。
石~!?なんで!?
取り合えず・・・索敵!
頭の中で特棟近くの人影を探す。
いた!あの木の裏か!
「ねえ!」
「は!?」
んん~?一度も見たことない顔だな?
「あなたでしょう?石投げてきたの。」
「は?知らねえな。そんなの。」
「あなた以外に近くに人がいないのだけれど。」
「そんなの魔法でどうとでもなるだろ。」
確かに。言われてみればそうだな・・・
最初の反応がすごく怪しかったけど、彼が犯人だとはまだ言えないか・・・
「まぁ、そうね。ごめんなさいね。いきなり声をかけちゃって。」
「早く行け!」
あれ?なんか怒らせたかな?
まあいいや。
「ごきげんよう。」
「・・・」
イラッ!無視するとかマジであり得ない!
まぁ今日はこのくらいにしといてやる・・・
みてろよ・・・
特棟の中に入ると、すごくきれいな大人の女性とすれ違った。
うわー誰だろう・・・特待生の先輩かな・・・
金髪縦ロールすごい斬新だけど・・・
きれい・・・
「あの!」
「どうされましたの?」
「えっと、今回入学しました。一年のシャルル・トルクールです。あの・・・」
「オホホホ。そんな畏まらなくてもいいのよ。私はマリア・ルドレッド。特待生の三年生ですわ。こちらこそよろしくお願いしますわ。」
「はい!よろしくお願いします!」
「私のことは気軽にマリアとお呼びなさって。」
「いえ、そんな・・・マリア先輩とお呼びします!」
「そう。まぁ、それでもいいですわ。で、そのシャルルさんがこの私にどのようなご用件かしら。」
「えっと、あの・・・すいません!特に用といったようなことは・・・ただあまりにもマリア先輩が綺麗だったので・・・」
「あら、お世辞がお上手な子ね。」
「お世辞だなんてそんな・・・本当のことです!」
「まぁまぁ、ありがとう。じゃあ、また会いましょう。ごきげんよう。」
「はい、ごきげんよう・・・」
すごいきれいな先輩だった・・・
しかも見事に私が日本で見ていたような少女漫画の縦ロール属性も完璧!
これで高飛車な人だったらまさにお嬢様って感じだけど・・・
性格もいいし、顔もきれいだし・・・
私がマリア先輩で妄想していると、前からスタタタタとアイリスが駆け寄ってきた。
「ルルーーーー!!」
「アイリス!試験はどうだった?」
「んん~あんまりうまくはなかったかな・・・さすがギルドスクールって感じ。みんなすごいよ。私なんて足元にも及ばないし・・・やっぱり一番下のクラスからかな・・・知ってる人もいないだろうし、とっても寂しいな・・・」
それは私も同じだよ!アイリス!知ってる人もいないし・・・
一人部屋だし・・・
はぁ・・・
あっ!そーだ!
「ねぇ、アイリス!明日から朝、特訓しない?」
「特訓?いいわね!やりましょう!!」
「やった!じゃあ朝またここに集合ね!」
「うん!よかった~やっぱり。ルルいなきゃ私死んじゃうかも・・・」
「私も・・・速く友達作らないとね・・・」
「「はぁ・・・」」
その後、寮の前のベンチで少し話をした。
「ねぇ、そういえばこの学校とっても広くない?」
「わかる~!!」
「端から端まで結構距離あるし・・・」
「慣れないときついよね・・・」
「そういえばアイリスは、寮の中にはもう入った?」
「ううん。まだ入ってないけど・・・」
「じゃあ速く入ったほうがいいよ。部屋が四人部屋って話だったからルームメイトの子がたぶん待ってると思うよ。」
「ほんと!?じゃあ急がなくちゃ!じゃあ、また朝ね!」
「うん。まってるからね~!」
アイリスはこっちに手を振りながら寮の中に入っていった。
さぁてと私も部屋に戻るかな・・・
私は部屋に戻ると、夕食の支度とベッドメイキングが終わっていた。
夕食よりもルームメイトが欲しいと思うシャルルだった。




