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幼馴染は譲れない!  作者: 揚羽 楓
第三章 ギルドスクール編
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26 力の大きさ


小闘技場についた。

私を含め、4人の生徒がいる。

ベルク・バーティミアスは有名だ。

ミアス流の本元でありその貴族の名を知らないものはいない。

昔、先祖が一人でSランクの魔獣を倒したのだとか。

ミアス流では、奥義を相続していくらしく、前の正統後継者が死んだあと、決闘をして勝った者が相続するらしい。それはバーティミアス家に限らず、他の者も挑戦できるのだが、今までバーティミアス家しか相続したことがない。


それと名家シュトラスマン家の長男、ダルタ・シュトラスマンと謎のキラ・ジョーカー。

オーブを被っていて、全貌は見えない。


そこに学長が大きな袋を担いでやってきた。


「よし!みんなそろってるようだし、始めるぞ。まず、このクラスの担任となった学長のセルトだ。よろしく頼む。」


えっ!?学長が担任!?


「自己紹介は個人で済ませといてくれ。それではこの学校の必需品を配るぞ。」


そう言って学長は大きな袋から何かを取り出す。

サンタクロースか!しかもそんな大きな袋にギルドカード!?

思わず突っ込んでしまった。赤い服着てるし。

ドミノマスクは相変わらずだけど。


「じゃーん!ギルドカードだ!」


・・・じゃーんって。学長、キャラ変わってますよ。

しかも私、ギルドカード持ってるし。


「我は持っている。」

「俺も持ってるぞ。」

「私も持ってるわ。」


ほら。みんな持ってるし。

ってか?私!?キラさんって女なの!?


「そうか・・・では気を取り直して、それでは龍刻の砂時計に向かうか。」


落ち込んだし。子供か!


この小闘技場はコロシアムという感じだ。なんだかんだ小とか言いながら結構広い。

隣の大闘技場では特待生以外の新入生の試験をやってるらしい。


小闘技場の入り口に戻ると砂時計のモニュメントがある。

砂は落ちてる途中で止まっている。


「これが龍刻の砂時計だ。ここでいろいろな手続きを行ってもらう。霊龍ウェルボルから賜りし代物だ。昔の大賢人が複製魔法でアブドラの王都に何個か作ったうちの一つだ。まず最初にギルドカードの確認をするぞ。この龍刻の砂時計はギルド支部よりも詳細な自分の情報が見れるぞ。全員この砂時計にギルドカードをかざしてみろ。」


全員がカードを出してかざしてみる。

整理番号の隣になんか数字が出てきたけど・・・


「整理番号の隣に出てきたのは魔素量だ。これが強さの指標だと思ってもらっていい。剣技だろうが魔術だろうが、体の魔素が多くなければ活動できないし、威力や覚えの速さに比例する。魔素量たは鍛えて大きくすることはできないから注意だぞ。

その下の数字は熟練度だ。これは勘違いしている者も多いのだが一概に鍛えれば上がるというわけではない。そこが難しいところだな。また、人によって魔法が無詠唱になる熟練度は違う。熟練度のところを触れば、属性ごとの熟練度や剣技、個人の武器など人によって使ったものが違うけれども、いろんな熟練度が見れるぞ。

それと、下には個人のユニークスキルが書かれる欄がある。もちろん知っているとは思うが、ユニークスキルは相当な鍛錬と努力によってやっと一つだけ出るか出ないかといった具合だ。まだ何も書いてないとは思うが君たち特待生は大人になれば一つだけ出てくるだろう。そしてこの世界のために役立ててもらいたい。さて、君たちの魔素量はどれくらいだ?確認してみてくれ。」


12132と書いてある。どうなんだろう?強いの?


「ちなみに上限は9999と言われている。どうだ?多いと思っただろう。それは君たちが特待生クラスだからな。君たちの中には魔素量だけで言えば学年が上の特待生よりも上かもしれんぞ。」


えぇーーーーー!上限超えちゃってるよ・・・

どれだけ強いの・・・私って・・・


「まぁ私は9000代だがな。」


自慢してる・・・


「まぁ、少しくらい低くても悲観することはない。特待生のクラスは大体7000~9000代、一般の新入生なんか3000に満たないやつもいるしな。確かに魔素量は強さの指標と入ったものの、熟練度を上げればどうとでもなる。最大で5000くらいはどうとでもなるからな。うん。」


それってもう強さの指標って言えないんじゃ・・・

どう考えても熟練度も大事だよ・・・


「さてもう済んだか?一回この龍刻の砂時計にカードをかざせば、これらの数字を常時出現させることもできるが、だれか希望する者はいるか?」


私たち四人が全員手を挙げる。


「それでは設定しておこう。よしもう一回、小闘技場に戻るぞ。」


小闘技場につくと学長が大きな袋をガサゴソし始めた。

あ、まだあったんだ。


「これから出すのは聖武器というものだ。これはこの世界の神によって与えられた伝説の武器の複製品だ。剣、槍、弓、銃、鞭、盾、鎌、鋸、杖、刀の十個で、別名十聖器と呼ばれている。この複製品に触れると適性が診断できる。自分に合った武器を持つというのも強くなる秘訣だぞ♥」


学長、ウインクいりませんよ。

またキャラぶれてます。


「なら我は剣だな。」


ベルクはやはりというか剣をとった。

剣が光り始める。


「適性ありだな。光れば武器に認められた証拠だ。適性のある者は十聖器から引き寄せてくれるぞ。さあ、他の者もやってみろ。」


私も学長が並べた十聖器に向かい合ってみる。

するとなにかに引き寄せられる感じがする。

心のままにある武器の前にたどり着く。


「へぇ~シャルルは銃なのねぇ~」


私はどうやら銃に選ばれたらしい。

いや、銃だけじゃない。まだ何かに引き寄せられる。

私はまた武器の前にたどり着く。


「えっ!?何!?シャルルはまだ武器に選ばれるっていうの!?」


銃を小脇に抱え、さらにその武器の前まで武器に体を預ける。

私が止まったのは剣だった。


「剣!?同時に十聖器に認められるなんて・・・これは前代未聞よ!しかもシャルルは二つも選ばれるなんて・・・すごい、すごいわ・・・」


へぇ~私が剣にねぇ~

まったく得意じゃないんだけどな。

レオンの方がどちらかっていうとうまいし。


『ねぇ、トト。』

『なんだ?』

『あなた剣が得意でしょう?』

『あぁ。俺の得意武器は剣だった。』

『じゃあやっぱりこれは私の力じゃなくてあなたの力なのね。やっぱりね。それだったら納得がいくわ。』

『いいや。あくまで、選ばれたのはシャルル、お前自身だ。確かに俺は得意ではあるが、聖武器に選ばれるほどじゃねぇ。これはお前の力だ。』

『じゃあなんで私は二つ選ばれたの?』

『それも全部お前自身の力だ。』


ふーん。私ってそんな強いのか・・・

まぁ、いざという時、力はあって困るものでもないし。


こうして私はまた力を手に入れた。

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