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幼馴染は譲れない!  作者: 揚羽 楓
第三章 ギルドスクール編
26/32

25 案内



 私とアイリスはドキドキしながらクラス名簿を見る。


私は2組、アイリスは1組だった。ちなみにレオンは3組だ。

綺麗に別れてしまった。

それにしてもクラス発表なんてとても久しぶりだ。

アイリスと別れてしまったのは辛いけれど、仲間が増えるのはとってもいいことだと思う。

もしかしたら佑真もこの中にいるかもしれないし・・・


「あぁ・・・ルルと違うクラスなんて・・・」

「アイリス・・・」


アイリスはひどく落ち込んでいたけどこれからすぐテストだということで私と別れた。

さあて・・・私は寮にでも向かうかな・・・



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



俺はレオン。

今はギルドスクールの医務室にいる。

学長に一撃で倒されてしまった。

時間稼ぎにさえならなかったし、俺の唯一といってもいい取り柄である剣技も全く学長には通用しなかった。正直なところ、それだけだったらまだよかった。俺の力量が不足しているからもっと頑張って修行する。そう思えた。


だけど、シャルルはあの後、一人で学長と互角の戦いを演じたと聞いた。

どこでそれだけの差がついてしまったのか。俺は今までシャルルとほぼ互角だろうと思っていた。だが、違った。あのオーブ男に殺されそうになった時も、ウェルボルとかいう龍に会った時も、そして学長との試験の時でも、最後まで先頭に立ち、諦めずに戦い、物怖じせずに果敢に挑んだのはシャルルだ。


単に力が俺よりあると思ってしまえばそれで終わりなのだが、それで終わったら男として終わりだろう。

父さんは生前、俺に聞かせてくれた。


「何事も上には上がいるものだ。だけどな、上を目指すことを恐れては、上には絶対届かない。お前には上を超す力がある。諦めなければ、お前はきっとできる!」


 そういってくれた父さんのためにも俺はシャルルを目標に設定する。

 あくまで目標だ。いずれは超える。

 そして俺は守られる側から、守る側になるんだ。

 たぶん俺は特待生というレベルではないだろう。

 だがそいつらをみんな上回れるような力を絶対にこの5年間でみにつけてみせる!

 

 そんなことを考えていると、学長に呼ばれたシャルルが入ってきた。

 アイリスと何か話した後、シャルルは入学式があるから大講堂に来いといっていた。


 二人がいなくなった後、先回りして大講堂に入る。

 すごい人だかりだ。

 人だかりを歩いていると唐突に照明が消え、学長から特待生と学校の紹介があった。

 やっぱり俺は特待生じゃないのか・・・ 

 まぁ、いずれは超えるんだ。今はどうでもいい。

 よし、早速クラス名簿でも見てくるか・・・


 クラス名簿を見ると俺はどうやら3組らしい。

 シャルルは2組、アイリスは1組だった。

 どうやら俺のクラスの特待生はダルタ何とかって言う奴らしい。

 俺が強くなったら腕試ししてみよう。

 校門にはいつの間にか人だかりが出来ていて、みんなクラス名簿を見ているようだ。

 俺は、テストと寮の案内を受け取り、人だかりの中にシャルルとアイリスを見つけた。

 なんだかんだ突き放してしまったし、ここは俺から謝るのが筋だろう。

 こういうところから俺は強くなっていくんだ。


「おーい、シ」


 2人を呼ぼうとしたとき、突然後ろから口を布で覆われた。

 そしてそいつは近くの茂みに俺を押しやり、うつぶせの状態にさせた。

 抵抗したが、何か薬品でも布に塗られているのか、段々眠くなってくる。

 くそっ!こいつ!強い・・・抵抗してるのにびくともしねぇ・・・

 次第に意識が遠のいていく・・・

 俺はこんなところで・・・死ぬ・・・のか・・・


 意識が飛んだ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 寮に向かい、寮母さんに案内を見せると部屋を案内された。

 なんか結構奥の方にあるんだな・・・


 だいぶセキュリティが厳しい。

 お金がかかっている。


「ここだよ。それじゃあ、寮の説明をするね。食事は学校の食堂でしてちょうだい。もしどうしてもって時は自分の部屋でのみ飲食が自由だから自分で買って食べてね。それと寮の中では決闘や戦いは禁止。つまり魔法や剣を振るうのも駄目ね。あなたは特待生だから一人部屋。他の校生は四人部屋で生活しているけど問題は無いわよね?」


 えっ!?一人部屋だったの!?

 特待生だからか・・・セキュリティがどうもしっかりしてると思ったら・・・


「四人部屋にはできるんですか?」

「できなくはないけどもう一回手続きが必要だねぇ・・・それでもいいなら可能だよ。」

「いえ・・・やっぱりいいです・・・」

「そうかい。それで、来てみてわかったと思うけど、特待生の棟略して特棟はほかの生徒がいる棟よりも厳重に管理されてるんだよ。だからね、あなたが友達を自分の部屋に呼ぶときはあたしに声をかけてね。防犯機能が作動しちまうからね。」

「はい。」

「それで、特待生は特別に大浴場と訓練場が特棟の上の階に併設されているから無料で使用可能だよ。ただし使用上のマナーをしっかりと確認してからね。それと、特待生以外の生徒が使用するにはお金がかかるよ。注意してね。特棟の一階には君ら一年生と二年生の特待生の部屋。二階には三年生、四年生、五年生の部屋があるよ。他の生徒がいる寮も同じだよ。三階にさっき言った二つの施設があるよ。大体はこれで終わりだね。また何かわからないことがあったら聞いてちょうだい。いつも入り口にいるからね。」

「わかりました。ありがとうございました。」


 寮母さんが行ったあと、私の部屋に移動する。

 私の部屋は102らしい。

 入るときにはギルドカードの確認があった。無駄にハイテクだ。


 中に入るとスイートルームみたいだった。

 ふかふかのベッドに広いリビング。

 キッチンやトイレ、お風呂まである・・・

 すごい・・・

 

 部屋を探検していると、リビングの隅に見慣れない丸い光るマットが置いてあった。

 なんだこれ?

 上に乗ってみる。

 

 シュン!


 入り口までワープした。

 ワープは空間を扱う魔法・・・禁忌にならないのだろうか・・・

 まぁ、これが異世界の力だと思えばいいか。

 私が移動魔法を使わなければいいだけだし。

 それにしても入るときは厳重だけど、出るときは一瞬か・・・よくできてるな・・・


 次はどこへ行こうかな・・・

 

『特待生の一年生の皆さんは、小闘技場までお越しください。』


 脳に直接・・・念話みたいな感じかな?

 思い出したくないけど、セトもやってたし、それの上位版?

 結界内なら自由に念話できるみたいな?




 まぁ、とりあえず小闘技場とやらに行ってみるか。

 

 



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