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魔術師を殺した殺人鬼  作者: 白湯 結
3/3

ギルドは強くなければ

少し短か過ぎましたかね

とりあえず教えられた道をいきギルドについたのだが、途中黒猫がベタベタ甘えてきたり、変な商人に

「おお、そこのショートカットで黒くて猫っぽい可愛いこちゃん、ちょっとよってかないかい」

といわれ気をよくしたのか立ち止まったりと色々と寄り道してしまい、結局の所ギルドに着くのに二倍近くの時間がかかってしまった。

ギルドは警察というか政府というか、いずれにしてもお堅いイメージがあり、そのイメージが裏切られる事はなくついたギルドの建物は厳つい西洋風の門があり、なかなか人が出入りしているようだった。

門の威圧に負けそうになりながら中へと門をくぐっていく。黒髪がひっついている右腕が疲れてきた。

受付嬢に会い、今回の目的である『ギルド』に入る手続きをする。

完了するまでギルドの中を観察した所、大きい建物の割にはロビーと受け付けは小さい。きっと奥には話に聞く魔物だとか金だとかがあるのだろう。

「ねぇ、おにたん」

「そのおにたんっていうの、止めてくれ恥ずかしい。」

本当に恥ずかしいのだ。それが往来の人に聞かれるとなると尚更の事だろう。「じゃあ何て呼べばいいの?」

「黒鬼」

「え~じゃあなんて呼べばいいの~?」どうやら俺の回答は聞こえなかったらしい。

「黒鬼だ、く・ろ・お・に」

「くろ……おにたん?」

「もういい」

可愛げに首を傾げる自分より頭一つ小さいこの娘は、どうやら頭の中がおはな畑なのだろう。どこか遠い目をして黒猫を眺めていると、そんなにみつめちゃいやにゃんてクネクネし始めたので、俺はどう対応していいかわからず取りあえず視線を外す事にした。



それから40分あまりも待たされ、ギルドカードという身分証明書みたいな物を渡された後、ギルドについて説明を受けた。

ギルドで金を稼ぐには2つの方法がある。1つがギルドの掲示板にある依頼をこなすこと。

もう1つはギルドから直接来る依頼で、後者は断る事は出来ないようになっている。

ギルドで働くにもランクがあるらしく、最下位であるHからAまで、更に素晴らしい功績を残した者がなるSとRがある。

勿論俺はHで、半年間働いていなかったという黒猫もHだった。

「くろおにたん、帰るついでになにか依頼受けてこうよ」

そういった彼女の手には一枚の紙がぶら下がっていた。


『草猿の討伐』

村の付近で目撃される草猿の討伐。

村の農作物、子供への被害が出ている。

報酬4000ヘク


因みに、主人公は魔術師から奪った金2000ヘクをもっています

1ヘク=10円くらいです


今日の言葉


頭の中がおいも畑

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