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魔術師を殺した殺人鬼  作者: 白湯 結
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この世界はこんな世界

今回は無駄に説明が長いです、くどいです、読む気なくすかもです。すいません

次回も説明になる気が……

この場所がなんなのか、それはあの男が全て教えてくれた。あの男は俺に起こった事を俺以上に理解していた。


まず信じがたいがここは異世界らしい。この世界は世界の力だかなんだかによっているものの言語が統一されるらしい。知らない文字でも何故か読めるのだ。

次にこの世界は俺の元いた世界と根本的に色々違う。通貨、文化は勿論のことなんと魔術、魔物、ダンジョン、亜人等あげればきりがない。この世界に来て7日間。

俺はあの男についていき、路地裏の狭い建物に住むことになった。湿っていてカビくさいがそれも雰囲気がでていて俺は好きなので、不快感はあまりない。

俺と男のほかにも人がいて、今は4人。全員で6人いるが、二人は仕事にいっているらしい。この怪しげな集団は『オース』という集団でみんなこの世界では珍しい黒い髪、黒い服に身を包み、この世界からの脱出を心みているらしい。みんな別の世界からきたらしく、男がやけに俺に親切で、俺の境遇をしっていたわけもここにあった。ただ正確にはこの世界と別世界を往き来するのが目的らしいが。

さらにこの世界には戦争やらなんやらでなんと実は人を殺しても罪には問われないのだ。といっても一般人を殺したら罪になるが、盗賊や敵軍なら喜んで殺してくれだそうだ。

実は俺は元の世界でもちょっと人より多く生き物を殺して、殺すということに快楽を見いだしていた。俺からみれば普通なので、突っ込まれる前に話を進めるが、ようは俺は元の世界よりこちらがわの世界に止まっていた方が楽しいのだ。

少々長くなったが、最後にこの俺の二人目の心臓は『魔臟』といわれるもので魔力を発するものらしい。なんでも俺が殺した老人が昔は強い魔術師だったらしく、殺した際に俺が魔力を奪ってしまったらしい。しかしこの『魔臟』のおかげで身体能力が二倍になり、楽しくてしょうがない。

異世界の人はこの世界の生き物を殺すと魔力を一部奪えるようなので、これからさらに魔力が増える予定である。

俺に魔術は使えるか?と問いたところ俺には魔術の才能はなく、勉強して魔力の入出を訓練すれば簡単な身体強化くらいはできるらしい。

俺はこのオースが使ってる隠れ家(何から隠れているかわ知らない、ただみんなそう呼んでいる)をつかわせてもらってる。

メンバー登録もしてある。仮にもパーティーなのだとか。

メンバーにはいったので、副リーダーである色々教えてもらってる男…からすからパーティーの印であるローブを貰ったが、なんか着るのが嫌なので着ていない。

一応メンバーの正装であるらしいのだが烏意外は着ていない。

烏は本名ではなく通り名で、このパーティーでは何故だか本名が禁止されているため、俺も黒鬼と名乗っている。

ほかにも黒竜、黒猫、黒山羊、黒牛がいるんだが少々問題がある。

「あーおにたんこんな所にいたんだー」

横から女の声がするやいなや俺は左腕に抱きついかれてしまった。

この華奢で小さく、どこか猫っぽい甘えん坊で自由そうな印象を与える少女は黒猫といい、オースのメンバーの一人だ。小さい胸に腕があたっていて少々恥ずかしいが少々もの足りない気もした。

「う~おにたんなんか反応してよ、私がいたい子みたいになってるじゃん」

少女特有の高い声で文字通り猫なで声をあげる黒猫。問題というのは俺が少々この猫に好かれてしまっていることだ。

「わかった、わかったからひっかかないでくれ。」

「にゃ~ん」

この声がもう少し大人だったり、顔が悪いとキレて殴ってしまいそうだが、一般的に美少女の類にはいるこの猫少女だから許してしまう。

「猫、鬼にかまうのはそのへんにして、さっさとギルドで依頼でも受けてこい。」

烏から厳しい声があがる。

「ミサゴって人に催促したり注意する時意外に喋らないよね」

たしかに確信をついている。あまり無駄口を叩かない無口な奴なのだ。

「…………」

因みにミサゴとは烏のあだ名であるが、元があだ名みたいなものなのでミサゴか烏かどっちかに統一してあげればいいと思うのは、俺だけでは無いはずだ。

「ほら、黙った。」

俺はすでに膝の上にまで侵入してきた黒猫の首の後ろをカリカリしている。

その度に黒猫はフニャフニャしている。しかしこれセクハラとかにならないよな?

「…………猫、鬼、お前らは……まだ比較的にパーティーの中でも……弱いから」

「フニャフニャ」

「…………鬼」

「黒猫、フニャフニャしてないで話きけよ」

「おにたんが首カリカリするのがいけないんだよ」

烏がローブとマスクで見えない目で睨んでくる。イチャイチャしてすいませんでした。

「……いいか、お前らには……まずギルドに入って、ランクを……あげてもらう。」

「ギルド?」

「ギルド……政府みたいな物だ。……モンスター討伐や、商売……ダンジョンの管理をしている。ギルドに入らないとダンジョンにはいれない……強くならないとこの世界では……死ぬ。」

「ミサゴシリアスだね」

烏さんが徐々に作り上げようとしていたシリアスな雰囲気を黒猫さんがぶち壊した。要約すると、生きる為に力と金をつけろというとこだった。

今日の言葉


フニャフニャ

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