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魔術師を殺した殺人鬼  作者: 白湯 結
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痩せ神様怒りの世界移動

どうも皆さん

白湯 結です

予約投稿と勢いを駆使して頑張ります


うく、うくくくく


多少見苦しい文やシーンがありますが、何卒よろしくお願いします。


うくくくく

「いや……お願い……やめて」

美人でも無いが化粧した顔はそう悪くもないOLの女が、くらい夜道に人気の無い路地に追い詰められて。

「なんで……なんでなのよ!」

恐怖と絶望感、焦燥感にたまらず声を上げる。

「何故って……それは君と目があったから……君、昼に僕のこと見て、心の中で侮蔑しただろ」

男のいってる事は正しかった。女は昼、公園で男を見て若いのに働きもしないで、ああいう若者が増えて嫌よね、とか子供にちょっかいだされたらたまったもんじゃないわよね、などと会社の同僚と話ていた。

「違うわ!あなたの勘違いよ!」

女は更に声量を大きくする。女の呼吸が荒くなり、心臓が高鳴る。

「……もういいさ、やるなら見つからない内にやっちまうよ」

そういう男の手には大型のそれこそ刺身包丁とまでは行かないが、かなり長い大型のナイフが握られていた。女からみると、ちょうど男の後ろに月が見え、幻想的な雰囲気を出していたかもしれないが、女にそんな余裕は内容だった。何やらさきほどからぶつぶつと何か聞こえない程度に何か呟いている。

鬱陶しい、男はナイフを振り上げる。

「持ってても痩せなかったし、すこしくらい役立ってみなさい!」

女は何かを投げた。それは青白く光り、よける間もなく俺の胸に当たる。黒いパーカーに黒いジーンズをはいていたからか、青白く光る何か……石がやたら目立つ。というより胸に張り付いている?

「なんだよ……玩具か?」

「はぁ痩せ神さま痩せ神さま……はぁ」

女は数珠を取り出し手をこすりながら胡散臭さすぎる神にいのっている。

「馬鹿じゃないのか?切るぞ?」

「ふぅん渇」

「なっ!」

突然青白い光が強さを増し、目もあけていられなくなった。眩しすぎるその光はまぶたを閉じてもなお明るく、さらに低く大きい地鳴りのような耳なりがした。

「うぐっ……ああああ!!」

突如としてその場の光が消えた頃、そこにはポツン……とひとり寂しげに女が膝をついていた。





光が止み、地鳴りのような耳なりがパッと消えた。不思議と終わったあとに苦しみはなく、むしろさっぱりとした爽快感があった。

目を明けるとそこは先程までいた路地と似ていた。しかし圧倒的に違うのは周りが明るい……即ち昼間だったのだ。気温と太陽の位置的にはちょうど真っ昼間であった。気絶でもしていたのだろうか……立ったまま?

「どうなってんだ?一体俺はなにをしてるんだ?どこだここ」

状況が飲み込めず、絶えず湧き上がる困惑と不安。普段は独り言はいわないが、言葉が口から漏れてくる。あたりを見回すと、どうやら高い建物の隙間、路地裏にいたらしい。

「貴様、急に現れてなんだ!」

急に頭を固い物で殴られ、驚きと怒りがこみ上げる。

いつもまにか目の前に老人がいた。

「……いって……」

「何者かと問うておるじゃろ!答えんかい!」

「……すみません、ここはどこですか?」

老人は驚いたようにいった。

「なんじゃ?転移魔術の実験体にでもされたか?たしかにその黒い格好ならそんな感じじゃな……なるほど、面白い、ここはアハムじゃ、リア国の地方都市じゃよ」

「ええっ!そんな!あんまりだ……どうやって帰れば……」

心底絶望にひたったように顔を伏せた。勿論演技だ。とりあえず何か情報が欲しかったため、なんとかの実験体になったふりをした。困惑はあるが、冷静でいろ自分に言い聞かせる。しかしこの老人アルツハイマーではなかろうが頭がおかしいのかもしれない。俺の記憶にそんな国はないし、第一ここは日本だ。

「残念じゃったの、お前さん。このさきにギルドがあるから、相談にでもいってみるがいい」

老人が情けをかけてすこし屈んだ。

瞬間老人の少ない髪を頭ごと下に引っ張り、隠し持っていたナイフを下からアッパーのように老人の顔に突き立てる。老人はぐえっと可笑しな声をあげた。ナイフを持っていた右手が溢れ出る血で汚れる。少し老人の頭を上げると、左目にナイフが突き刺さり、後ろ頭に少し貫通しているのがわかった。

頭を叩いた罰である。俺を怒らせるとこうなると、身を持って知ったに違いなかった。

老人を横に倒し、右手以外に返り血を浴びないようにゆっくりとナイフを抜く。目玉と赤と白の脳が少しでていた。

ナイフと手を老人の服で拭い、ついでに財布がわりにしているのか巾着袋を取った。中には小銭が大量に入っている札でないのが残念だがまぁよしとする。血の匂いがつかないように香水を右手にかけて、歩きだそうとする。

しかし、突如右の胸が痛みだす。

「んあっ!ぐ…うぅ…ふっ…うお!」

痛みが強くなり、痛みの元が鼓動するような錯覚を覚える。いや、実際に鼓動していた。心臓と全く同じリズムで鼓動し、血管に張り付いていくように血とは別の何かが体中を巡っていく。まるで心臓が二つあるようだ。

痛みが収まると、再びなんとも言えぬ爽快感が来る。汗が噴き出した後を心地よく風邪が通り抜けていく。

「はぁ……はぁ……なんだ?さっきから、落ち着け、落ち着いて考えろ」


老人、言葉は通じた。日本語は日本意外では伝わらない為、日本ではある。

次に巾着袋をあけた。しかし期待していた日本貨幣はなく、変わりに驚きと別の国の貨幣があった。一円玉以下の大きさしかないとても小さな白、銅、銀化がつまっていた。銀化はさほど入っていない為、銀が一番価値があるのだろうか?

つじつまがあわない。日本語が通じるのに通貨が違う、一体何が起こっているというのか。

「同士……ではない?……いや、まて、お前、異界の者か?」

思考の途中に突然声を掛けられ、振り向くとそこには俺と同じく、いや、俺以上に黒い男がいた。

男は肌が両手の薬指いがい出ていなかった。身長は175センチ程度の俺よりすこしばかり小さい。俺はとりあえず疑問をぶつけた。

「異界ってなんだよ、俺に何が起こったんだよ、頼む、答えてくれ!」

少々興奮気味に、自分の身に何が起こったか確認しようとした。

「……お前、運がいいな、異界に来てすぐに会ったのが私でな。人間は順応性が高い、すぐ慣れるだろう、クオリティの高い成果を期待している、ついてこい。」


疑問を投げかけても、俺は疑問符でいっぱいだった。

今日の言葉


老人はいたわろう

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