人生の色ってホントは何色?
掲載日:2026/03/01
目の前の占い師が言った。
「あなたのラッキーカラーはピンクですね」
ピッピピピピ、ピンク……!
◯山物産営業第二部部長 鈴木◯夫は思う。
ちょっと待て。
冷静に考えよう。
ラッキーカラーであって、
似合う色でも、
好きな色でもない。
……イヤッ、待てよ。
ラッキーカラーってことは、
私にとって幸運な色ということだ。
皆に隠れて、
部屋がピンク一色…。
うちの駐車場には、
愛車のポルシェ(ピンク)…。
――イヤイヤイヤ。ないないない。
いい歳したオッサンに、
そのプリチイは無理だって。
林○○ー・○ーには、
なれませんって。
仮にそれで幸運がやって来たとしても、
バラ色の人生にはならないでしょう!
「お隣の旦那さん、
今度、常務になられたらしいわよ〜」
「この前、宝くじで
一千万円当たったらしいわよ」
「すごいわね〜〜」
(……ピンクだけど)
って思われるってことだろ。
っていうか、目の前の占い師!
お前も少しは言葉を選べ!
商売なんだから少しは考えなさい!
もうちょい考えなさい!
「薄めの赤です」とか、
「桜色です」とか、
言い方ってもんがあるだろ!
占い師が追い打ちをかける。
「人は生まれたと同時に、
決まった色を持っています」
だから考えろってっ!!!
◯山物産営業第二部部長 鈴木◯夫は思う。




