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『氷の狩猟(アイス・ハント)』

暗く神秘的なモングルルの森の奥深くで、レフヴォルル族の狩人たちが日々の狩りを行っていた。

彼らは濃密な植生の中に身を潜め、川辺で獲物――この地を群れで徘徊する魔獣たち――の出現を静かに待っていた。


彼らは古き伝統を受け継ぐ者たち。

世代を重ねて狩猟技術を磨き上げ、生き延びるためには忍耐と、攻撃の一瞬を見極める力がすべてだと知っていた。

呼吸は抑えられ、足取りは寸分の狂いもない。


木々を抜ける風の音と、川のせせらぎが混じり合い、どこか催眠的な旋律を奏でている。

狩人たちは完全な沈黙の中、刃のように研ぎ澄まされた感覚を張り巡らせていた。


やがて――

影の中から獣たちが姿を現した。


牛にも似た巨大な体躯、全身を覆う骨の装甲、そして炭火のように赤く輝く瞳。

その群れは荒々しく地面を引き裂きながら進んでくる。


その瞬間、狩人たちは完璧な連携で力を解き放った。


氷の槍が空から降り注ぎ、魔獣たちを次々と貫く。

数体は即座に凍りつき、森の湿気が魔法を増幅させ、氷は獣の体に絡みつきながら結晶の彫像へと変えていった。


恐怖に駆られた残りの群れは、森の奥へと逃げ去った。

その場には十体の獣が残されていた――すでに息絶えたもの、まだ苦しみ喘ぐもの。


狩人たちは慎重に近づき、息のある獣には素早く止めを刺す。

その後、慣れた手つきで解体を始め、肉や素材を無駄なく回収していった。

それは千回以上繰り返してきた者の動きだった。


集団の長であるヒッポ・ベッカーは、すべてを魔法の腕輪に収納するよう命じた。

それらは姉から送られてきた神器だ。

かつて彼は、侵攻の際に王国を攻めず、姉を救えなかった父への反発から使用を拒んでいたが、今ではその有用性を認めざるを得なかった。


作業を続けていると、一人の戦士が息を切らしながら開けた場所に飛び込んできた。


「襲撃だ! 急げ、村に戻れ!」


ヒッポは即座に振り返った。

「何だと? 誰が攻めてきた?」


走り続けながら、伝令は叫んだ。


「ガルドロックだ!」


その名が放たれた瞬間、場に重い沈黙が落ちた。

それだけで血が凍る。

あの竜が最後に現れたとき、部族の仲間は何十人も命を落としたのだ。


村に戻った彼らを待っていたのは、完全な混沌だった。

二体の魔獣に跨ったインヴァルドが、敵に向けて炎の奔流を放っていた。


しかし――

濃紺の鱗を持ち、雷光のような瞳をした氷竜ガルドロックは、常識外れの俊敏さで攻撃をかわし続け、咆哮は森全体を揺るがした。


戦士たちは必死に応戦したが、竜の力は圧倒的だった。

決定的な瞬間、ガルドロックは大きく息を吸い込み――


凍てつくブレスを解き放った。


それは村の半分を飲み込み、戦士も家屋も区別なく氷に閉ざした。


ヒッポが到着したとき、目に映ったのは霜に覆われた無数の死体。

空気は血と焼けた木の匂いで満ちていた。

生存者の叫び声が、遠くでこだましている。


怒りに満ちたガルドロックが吼える。


「忌まわしい虫どもめ!

貴様らが、あの“悪魔”を我が森に呼び込んだのか!」


困惑したインヴァルドが息を荒げながら答えた。

「悪魔だと? 何の話だ、ガルドロック?」


竜は低く唸ったが、それ以上は語らなかった。

包囲されていると悟ると、激しく翼を打ち、空へと舞い上がる。

その姿は雲の中へと消えていった。


インヴァルドはワイバーンに跨り、最後の炎を放ったが、ガルドロックの速度には及ばない。

氷と破壊の軌跡だけが、空に残された。


地平線を見つめながら、インヴァルドは拳を強く握り締めた。


「くそ……“悪魔”だと?

一体、何を意味していたんだ……」

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