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作者: 裸形炉

「長年使われた物には魂が宿り意志を持つのですよ」粗大ゴミの山々の中から聞こえる声、そんな声の主に会ったのは数週間前になる。インテリア同好会、自分だけの部屋が学校に欲しいと心の底で願って出来た部活、たまたま空いていた旧校舎の一室木造だがしっかりしている部屋は最初がらんどうだった。机は撤去され無くなっている“家具からか“と発起して近くの粗大ゴミ処理場所の近く、通称ゴミ山脈と呼ばれる野球ドーム数個分の面積の保管場所でリヤカー引いてお宝ハンターに勤しんでいた。ゴミの山にちょこんと座る小人な少女、初めは逃げ出したが気になり数回会うウチに話をするほどに、ゴミ集めを忘れるほどに然しその日は違った少女の脇には小柄な男と巨漢な男、ホントに人間かと疑うほどの大きさだった。片方の男が本を広げる………「お兄ちゃん、お兄ちゃんってば」と起こされるそこは部室、家具は新品同様「もう放課後だよ、帰ろうよ」机の女生徒も「三人で仲良く」腕を組もうとするも妹に阻まれる「クソ虫はお兄ちゃんの周囲五十センチによらないで、シッシッ」ウルウルな女子生徒「ヒドいです、ヒドいですよー」「はん、1メートルから譲歩してやったのよ」ガラガラと先生が到着「もう放課後ですよ、一緒に帰ろう」「「いやなんでそうなる」」二人がハモる。大岡裁き勃発「体が引きちぎれる!!」ゴミ山の上白い本を抱え虚ろな目の少年が一人くちたれていた車椅子の音が屋敷に響く手足が無く達磨な屋敷の主人、彼の膝の上には鳥かごが一つ乗っている。中には小さな少女がいた車椅子を押しているのは赤い甲冑、日本の戦国武将の鎧だった。兜の中は風が通り空洞だ。大きな部屋には複数の影、小柄な男と巨漢な男も含まれる。

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