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第7章 序章
見知らぬ場所、見知らぬ土地というものは、探求者の欲求を掻き立てるとても芳しい物。
誰もまだ足を踏み入れたない土地に第一歩を刻みたいという欲求は、人間の中でもっとも欲がでる瞬間だろう。
だからこそ、人は誰しもが恋焦がれる。誰も行ったことがない未知なる世界に行ってみたいと。
そこに、どんな危険が、どんな出会いがあるのか全くわからない。未知の生物がいて未知の細菌がいて、それでもなお歩むことをやめない。
獣になんど足を噛まれようとも、種類もわからないような虫にいくら血を吸われたとしても、それでもなお歩むことを忘れない。
そして、その身が朽ちるまで、探究心は死ぬことはない。いや、もしかすると死んだ後もーーー。
これは、そんな探究心に駆られた少女が出会う奇跡の一頁。
貴方は、この出会いが運命であると、思いますか。




