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57.王子様に魔法をかけられて(ミルク視点)



 王子様はね、泣いているお姫様にこう言うの。

 

 「泣かないで。僕は君の……」








 暗くて痛くて寒い部屋。


 不気味な笑顔で「大丈夫だよ。怖くないからね」と言われて何度も連れていかれた。全然大丈夫じゃない痛い思いしかしない、子供の泣き叫ぶ声しか聞こえない。その部屋が、私はとても恐ろしかった。

 

 でもそんな部屋の中だけど、あるときからそれほど怖くはなくなった。

 嘘。ほんとうは怖かった。

 でも怖いよりも、そこにいけば私は怖い気持ちを超えるくらいの希望に出会えたから、大丈夫だったの。


 私の希望。

 それはお医者様がほんの気まぐれでくれた、王子様の出てくる絵本。


 王子様は囚われのお姫様を救ってくれるの。

 やさしい笑顔で私にお花をくれるの。

 

 私は囚われのお姫様。

 いつか王子様が迎えに来てくれる。

 絶対、絶対迎えに来てくれる。


 絵本が私に教えてくれたから、お医者様もきっと王子様が迎えに来てくれるって言ったから、愛してもらえるって、そう言ったから私はどんなに辛くても頑張ることができた。


 でもいつのころからだろう。

 怖いのは部屋なのに、怖がられるのは部屋じゃなくて私になっていた。

 

 お医者様も、私と同じように部屋が怖いと怯えていたあの子も、その子も…向こうにいる子も、みんな私を怖がるようになっていた。

 

 どうして?

 私は一生懸命頑張ったのに。

 痛くても辛くても、頑張った。

 自分で自分の力がコントロールできなくなって、そんな自分が怖くても、私は頑張ったんだよ。


 なのになんで私が怖がられているの?

 王子様はどうして迎えに来てくれないの?





 そんな日が続いて、ついに私は決めたのだ。



 来ないなら私の方から王子様を迎えに行こう。


 もしかしたら王子様は道に迷っているのかもしれない。

 私がどこにいるのかわからないのかもしれない。

 だったら私が動けばいい。


 一番大好きな金色の髪の王子様が出てくる絵本を持って、私は怖い部屋を抜け出した。


 すぐにお医者様たちが追ってきて、だけど絶対に捕まりたくなくて、王子様に会いたくて、逃げて、逃げて、逃げて、

 

 そうして出会ったのがギルだった。




 絵本のなかではじめて王子様とお姫様が出会ったお花畑みたいな場所で、私とギルは出会った。

 

 ギルの髪は水色だったけれどキラキラの服を着た、とってもかっこいい彼はまさしく王子様。

 最初こそ、人に見つかったあの怖い部屋につれもどされると怯えた。


 けれど彼は私が震えていることに気が付いたのか、私を落ち着かせるようにやさしく微笑んでくれたのだ。


 「どうしたの?迷子?大丈夫、怖くないよ」


 彼は、私が追い求めていた、探していた王子様そのものだった。

 あの部屋に連れ戻されるかもしれない恐怖なんて、この感動の前には霧散する。


 ずっと探していた、ずっと待っていた王子様に出会え、思わず言葉を失う私を見て、ギルはきょとんと首を傾げた。

 だけれどもまたすぐににこりと笑い、自身の手に持っていたオレンジ色の薔薇を私の髪にさした。


 「うん、似合ってる」


 その笑顔を見たからか、その言葉がうれしかったからか、胸の奥がぽかぽかとあたたかくなった。

 それと同時に目頭が熱くなって、鼻の奥がツンと痛くなる。


 悲しいんじゃない。うれしいのだ。

 私の王子様にやっと会えた。

 彼が私を救ってくれる王子様だ。

 ほろほろと、はじめて涙というものが自分の目からこぼれていた。

 

 ギルはそんな私を見てとまどって、そうしたらきれいな王妃様が来て、使用人の人たちが来て。

 あれよあれよという間に、私はギルの護衛になっていた。


 今は王子様と護衛。

 立場が逆だけど、いつか私はギルのお姫様になる。

 私は幸せだった。

 

 ギルは私というお姫様をを救ってくれた王子様だった。



 でも、


 私はギルという王子様を救うお姫様にはなれなかった。



 ギルを救ったのは物語に出てくるお姫様みたいにかわいい魔女だった。



//////★


 「ミルク!見つけた!今日こそ誤解をとくからね!」


 耳障りなその声が頭上から聞こえて私の顔は不快にゆがむ。

 

 大好きな王子様が出てくる絵本がたくさんある私のオアシスに、毎日のようにその女は来る。

 顔をあげれば、やっぱりそうだ。

 

 バカみたいにへらへら笑うリディアが目の前に立っていた。

 そしてこんなバカそうな女を必死に追いかけて、ほら、今まさに開いた扉の先に立っている彼を見て、私の心臓はぎゅっとしつめけられる。


 「リディアおねえちゃん!みーつけた!」

 「ギ、ギルっ」


 ギルはリディアのもとに駆け寄り抱き付きながら、満面の笑みを浮かべる。

 ……ずるい。



 王妃さまが死んでからギルは笑わなくなった。

 笑いもしないし怒りもしない…涙も流さない。彼の中にあった感情はすべてなくなってしまった。


 ギルを救えるのはお姫様である私だけ。

 そう思っていっぱい頑張った。


 孤児院に行く前日の短い時間だったけれど、怖くなってしまった王様の目を盗んで、ギルの元へおいしいお菓子をもっていったり、お花を摘んだり、遊びにつれまわしたり。

 またギルに笑ってもらいたくて、元に戻ってほしくって私は頑張った。


 けれど、頑張れば頑張るほどギルは私から離れていく。


 今ギルから離れたらダメだ。

 うまく言えないけれど、そう思った。

 だから私はなにがなにがあってもギルのそばを離れるつもりはなかった。


 王妃さまが死んだことを知らず、城へと帰館したとき、ひさしぶりにギルと対面した――彼の感情のない顔を見たあのとき、

 彼のそばにいなかったことをどれだけ悔やんだことか。


 だから孤児院でもギルとはけっして離れるつもりはなかったのだ。

 それなのに、あのおじいちゃんのせいで私とギルは別々の部屋にされた。


 そしてギルは同室であるリディアに魔法をかけられて、元の私が大好きなギルには戻ったけれど、そのかわりに彼の瞳にはリディアしか映らなくなっていた。

 


 「ミルク!誤解だから!ギルとはただの友達で…」

 「えー、友達じゃないよね?おれとリディアおねえちゃんは…」

 「ん?あ、そうそう!弟!ギルは私のかわいい弟だから」

 「うん、おれ弟だよね。じゃあリディアおねえちゃん、なんでそんなかわいい弟を置いていったりしたの?おれ、さみしかった。頑張って追いかけてきたんだよ?もう置いていかないでね」

 「いや、うん。それはぁ」


 能天気な会話に、ギリと唇をかむ。


 私は追いかけてもらったことなんて一度もないのに。

 ずるい、ずるいずるいずるいっ。


 ギルは悪い魔女にだまされているの。

 だから私がギルの目を覚ましてあげないといけないの。

 私しかギルを救えないのっ。


 だからあばずれ魔女となんか絶対に口をきいてやんない。

 私はリディアから逃げ続け、彼女の言葉を否定し続けた。


 私が「嘘よ!」と言うたびに、リディアは悲しそうに微笑む。

 その笑みに、ズキンと心臓が痛くなる。

 けど、知らないっ。

 私のギルに悪い魔法をかけた、この魔女が悪いんだから、知らないっ。

 


 そんなある日のことだった。

 私はギルに呼び出された。



 ついに魔女の魔法が解けて、お姫様の元に王子様が帰ってくる。


 

 私はうれしくって上機嫌で待ち合わせ場所である裏庭で彼を待っていた。

 だけど、そこにきたギルは私とは対照的に険しい顔をしていた。


 うれしかった気持ちが、冷たくしぼんだ。

 いやだ。嫌な予感がする。

 幸せだった時間が終わりを迎える。夢が覚めてしまう。そんな気がした。


 やめて、ギル。

 咄嗟に口からこぼれる声よりも先に、静かな庭にはっきりと聞こえたのは怒気を含むギルの声だった。


 「ミルク。いい加減怒るぞ」


 どうして私が怒られなければならないのか。

 そもそもギルはすでに怒っているではないか。

 言いたいことはいっぱいあった。

 でも一番聞きたいのは、


 「…なにに怒るのよ」


 彼がなにに怒っているのかわからない。

 いや、ほんとうはわかっている。だけど、それを認めたくはなかった。


 彼は厳しい顔のまま、私の問いに答えた。


 「リディアを困らせていることにだよ」


 やっぱりそうだ。

 あの魔女のことだった。

 胸いっぱいに黒い苦いものがひろがる。


 ギルは気づいているのだろうか。

 私には厳しい目を向けるのに、「リディア」その名を言うときは、ピリピリと肌に突き刺さる怒りがほどけて、彼の顔はふんわりとやわらかくなるのだ。


 嫌い。嫌い。大っ嫌い。

 私がギルのお姫様なのに、どうしてギルはリディアを想ってそんな顔をするのっ!?


 ギルは私から発せられた怒りがここにはいないリディアに向けられたことに気づいたようだ。

 やわらかい雰囲気は消え、また鋭い目で私を見る。


 「ミルク。お前は友達だけど、リディアに対する態度はいい加減見過ごせない。彼女はバカだから、君の行動に一喜一憂して苦しんでるんだ」

 「なんであんな魔女のことを心配するのよっ…」


 私の嘆きに対し、彼が言うであろう言葉はわかっていた。

 その言葉を私は聞きたくなかった。

 でも私の奥底で叫び続ける感情は、言葉になって勝手に飛び出していた。


 だけれども、ああ、私はそうは思いつつも心のどこかで、ギルが私の全く予想しない言葉を言うことに期待していたのかもしれない。

 でも、


 「おれは、リディアが好きだ。だからリディアを苦しめる者は、たとえ友人であっても許さない」


 彼から発せられたその言葉は、私が予想していた以上に、残酷な刃だった。

 やだ。いやだ。胸いっぱいに真っ赤な血のような、どろどろとしたものがひろがる。


 「やめてよ!ちがうでしょ!ギルはリディアのことなんて好きじゃないわよ!だってギルは私の王子様だものっ!」


 耳をふさいで私は叫ぶ。

 ギルの諭すような言葉も、


 「…ミルク。たしかにおれは王子という身分だ。でもおれはミルクの王子様じゃない」

 「やだ聞きたくない!」


 目をつぶって私は叫ぶ。

 ギルの申し訳なさそうに沈むその顔も、

 

 「おれは、ミルクが求めている王子様じゃないんだ。ごめんね」

 「……っ」


 全部、全部、私に向けてほしくなかったものなのにっ。

 それらはすべて私に向けられていた。


 ほしいものは一つもむけられないのに。

 どうしていらないものばかりを、やめてほしいものばかりを彼は私に向けるの?



 わかってた。

 ぎゅっと唇をかみしめる。

 

 唇を噛んでも痛みはない、感覚がない、ただ口の中に鉄の味がした。

 暗い部屋で何度も感じた、大嫌いな味。

 でも私は止めない。

 噛むのを止めたら、震えるこの口にギルが気づいてしまうから。嗚咽が漏れてしまうから。

 

 わかっていたんだ。

 彼が私の王子様ではないことくらい。


 でもあの日、私の前にあなたが現れた。

 王子様みたいにキラキラしていて、お花を…うぅん、私はあなたに心をもらった。

 うれしい、あったかい、はじめての幸せな感情をもらった。


 だから、ねぇ夢を見るくらい許してよ。

 王子様だって思わせてよ。

 気づかせないでよ。

 



 私だけの王子様なんてどこにもいないって、そんな現実知りたくないっ。



 

 目の前がぼやけてきて、鼻がツンとしてきて、いいかげん唇を噛み続けるのも辛くなってきて。

 なけなしのプライドがこんな自分、ギルに見られたくないと叫んで、そっぽをむいた。

 そのときだった。



 黒い蛇が私たち2人に迫っていることに気付いた。



 恐怖に体が固まった。


 野生の動物やそれよりもっと怖いやつらを今までたくさん見てきた。戦ってきた。

 なのに、私はその蛇に恐れをなして逃げることはおろか、動くことすらできなかった。



 ふと思う。

 絵本の中の王子様なら、きっとどんな状況でもお姫様のことを身を挺して守ってくれる。



 唯一動く首を動かし、ギルを見た。

 だけれども見なければよかったと、少し後悔する。


 だってギルも私と同じように動けなかったんだもの。

 蛇に驚いて恐怖して、顔をこわばらせて動くことができない彼は私と同じただの子供。

 私もギルも、お姫様と王子様ではなかった。


 そこで思い出す。

 そうだ。私の使命はギルを守ることだ。私は彼の護衛だったのだ、と。


 ともすればギルはお姫様ということになるのだろうか。


 ギルがお姫様なら、私はなんなんだろう…。

 王子様?違う。

 騎士?たぶん違う。


 でもひとつ、わかってることがある。

 それは、たとえ私がなんであったとしても、



 この先一生私を守ってくれる王子様は…現れない。



 黒い蛇は一直線に私たち…いや、私へと向かって跳躍した。

 噛まれて、毒があればもしかしたら死ぬかもしれない。


 どこか他人事のように思ったとき、目の前に迫っていたはずの黒が突然、金色に変わった。


 「2人ともぉぉぉ!」


 そうして顔に押し当てられ、体を包み込まれたのは、やっぱりあの蛇の黒ではなく、紺色の布地だった。

 絶対に離さない。抱き締める力に強い意思を感じて、わぁっと体の奥が熱くなる。

 

 頭上で聞こえたのは、あんなにもわずらわしくて忌々しかった声だ。


 「リディアっ!?」

 「なんで、あんたがっ?」


 彼女は答えるかわりに力強く叫んだ。


 「2人は絶対に私が守るんだから!」


 その言葉を聞いたとき、涙が出た。

 なんでこいつが、私が求めてやまない、ほしかった言葉をこうも簡単に与えてくるのよ。


 怒りなのか嫉妬なのか、わからない。

 でもこいつはこういうやつなんだって、改めて思った。


 ギルが好きになるのも…認めなくないけどっ、わかるって思ってしまった。

 どうやら私もこの魔女に、魔法をかけられてしまったらしい。


 「離せ」と形上では暴れるものの、大嫌いなはずのそいつの体を、私は本気ではねのけることができなかった。すがりたくなってしまったのだ。守ってもらいたくなったのだ。





 「どうして…私を助けたのよっ」

 

 ギルの説教に割り込んで、私はリディアの胸ぐらを掴みながら叫んでいた。 


 ひどいことをいっぱい言った。

 突き飛ばして階段から落としてしまったこともある。

 それなのに、なんでこいつはこんな醜い私を助けたのよっ。


 想いが溢れて、気が付けば彼女の胸ぐらを掴み揺さぶっていた。

 リディアは「ぐえっ」と踏まれたカエルのような声を出しながら、戸惑うように私を見る。

 

 「え…だって、助けるのは当たり前じゃない?もしかしてミルクは蛇に襲われたかったの?痛いの好きな感じ?ごめん。まさかミルクがドMだとは思わず…」

 「んなわけないでしょっ!」


 なにを言うかと思えば、ほんとうにこいつはなんてありえない勘違いをしてんのよっ。

 怒ればリディアは、「すみません」としゅんとしぼむ。


 そんな彼女を見ても、もうあまり腹が立たないのは、むしろしょんぼりさせてしまって罪悪感を抱いてしまうのは、私がこの魔女に魔法をかけられたからだ。

 ほんとうに恐ろしい女っ。


 「ちがうわよ。私が言いたかったのは…っ。な、なんで、いっぱいいじわるした私まで助けたのよ!」


 昔ギルと王妃さまと楽しく過ごしていた時、ギルに言われたことがある。

 ミルクは素直なところがいいよね、と。

 だから私は素直に、自分の気持ちをリディアに投げかけた。

 

 すると彼女は私の言わんとしていることを理解したのか、にこにこと頷いた。


 「私はねぇ、ギルもそうだけどミルクのことも妹だと思っているの」

 「…え?」

 「ミルクはね、私の話を全然聞いてくれない思い込みが激しすぎる困ったちゃんだけど、私にとってはかわいい妹なの。そんな妹を守るのは当然でしょ?」

 「なっ……」


 守るのは、当然…。

 絵本の中の王子様が言うような台詞が、今、私だけに向けて発せられた。

 

 リディアはバカな女だ。

 バカで鈍感で、私は彼女のことが大っ嫌い。

 でもリディアが嘘をつけない人間だということは知っている。   


 その彼女が私を守るのは当たり前だと言った。


 大嫌いなはずなのに。

 心の奥がぽかぽかとあたたかくなって、目の奥が熱くなる。


 そうしてこらえきれなくて涙がこぼれた、そのときだ。

 リディアが慌てた様子で、そっと私の涙を自身の手でぬぐったのだ。


 「ミ、ミルク、泣かないで?」


 その行為はまさしく王子様そのもの。

 リディアの金色の髪が夕日に照らされキラキラと輝いて、どうしてだろう。リディアが王子様に見えた。 


 そして彼女は優しい笑みを浮かべて言ったのだ。

 

 「私はミルクの泣いた顔より、笑っている顔のほうが好きだよ」

 「……王子様」


 まるでパズルのピースがはまったかのようだった。


 王子様。

 リディアが私の王子様。

 カチリと、私の中でなにかがはまり、完成する。


 見つけた。私だけの王子様。

 私を守ってくれる王子様はいた。近くにいたのだ。


 抱き付けば彼女は私を受け止めた。引きはがそうとはしない。

 ギルには抱き付こうとするたびに、躱されていたのに。

 やっぱり、そうだっ。


 いっぱいいじわるしたのにリディアはいつも私に笑いかけてくれて、さっきも体を張って私を助けてくれた。

 リディアはお姫様でもましてや魔女でもなかった。


 私の王子様だったのだ。


 この人が私を救ってくれる、救ってくれた、私だけの王子様。

 


 ギルが私をリディア――いや、王子様から引きはがそうとするけれど、絶対に離れてなんかやらない。

 やっと私の王子様を見つけたんだものっ。

 ライバルのお姫様――ギルに、王子様は渡さない。

 

 








 王子様はね、お姫様に言うの。


 「泣かないで。僕は君の泣いた顔より、笑っている顔の方が好きだよ」



最後のほうを、あとで少し変えるかもしれません。

ですが内容的なものを変える予定はないです。

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