おまけ リディアの部屋
そこは太陽神様の神様パワーで創られたテレビスタジオ。
当番組、リディアの部屋の司会進行役であるリディアは青筋を浮かべながら番組の開始を待つ。
ルゥールル、ルゥルル、ルゥールル、ルルルー
「はい、やって参りました、リディアの部屋です。なぜ私がこんなことをしているのか、この一言ですべて説明つきます。太陽神様、ぶっ殺☆というわけでリディアの部屋初回のゲストは、こちらの方です」
「こんにちは。かわいい部下(笑)と世話しかかけてこない同僚ども(殺)と記憶喪失になった光の巫女(殺)に怒り心頭の金髪金眼美青年です」
「はーい、初回から濃いキャラがやって参りました~。リディアちゃん、最近目の笑っていない笑顔の方とばかり出会います。泣きたいです」
「ご安心下さい。3章ではいっぱい泣くことになりますよ」
「ハハハ~。どこに安心できる要素があるのでしょうか。笑顔で最悪なネタバレありがとうございます。るー、るるー、るるるるー。あ、この音楽が流れたということは、もう終わりの時間ですね。帰ってください」
『いやいや、リディア~。なに勝手に終わらそうとしとるんじゃーい。太陽神様、文句を言いにスタジオまで来ちゃっ、た……あっれ~?カイくぅん?初回のゲストは、お主ではなかったようなぁ……』
「こんにちは、太陽神。ここに来れば君に出会えると思っていましたよ。我と少し、お話しましょうか」
『ギャー!!!!』
「はい、というわけで。巨大な虫取り網を持ったゲストさんが太陽神様を追いかけスタジオを出て行ったところで、今日はお開きにしましょう。それではまた、来週~」
ルゥールル、ルゥルル、ルゥールル、ルルルー
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ルゥールル、ルゥルル、ルゥールル、ルルルー
「はい、やって参りました。リディアの部屋でーす。前回というか5分前がキャラ濃すぎるゲストさんだったので、今回はまともなゲストさんを切望するリディアちゃんです。それでは第2回目のゲストは、こちら」
「こんにちは。恐怖しか感じないボス(恐)と色ボケ糞野郎な同僚(殺)と恩人の忘れ形見な同僚(困)に、胃に穴をあけられそうになっている、センター分け外見年齢17歳の美少女です」
「はい、2回目のゲストさんは一見まともそうに見えるヤバイ人でした~。この方も目の笑っていない笑顔です。闇しか感じない瞳をしております。リディアちゃん、もう帰りたいです。この場から逃げ出してしまいたいです」
「安心してください。3章では、逃げたくても逃げられませんよ」
「でました~。どこに安心できる要素が?です。3章開始を防ぎたくなるネタバレありがとうございま……」
「セレの気配がするのだ!」
「え、えええええエリックさまぁあああ!?さようなら、それではまた来週」
「……。」
「なぜなのだ!?セレの気配が消えたのだ!」
ルゥールル、ルゥルル、ルゥールル、ルルルー
「えー、ゲストさんがエリックの声を聴いた途端、姿をくらましまして。終わりの音楽も流れてきたので、今日はここまでとしましょう。それでは次回こそはまともなゲストさんを願って、また来週~」
ルゥールル、ルゥルル、ルゥールル、ルルルー
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ルゥールル、ルゥルル、ルゥールル、ルルルー
「はい、やって参りました。リディアの部屋です。早いことでもう3回目。ですがリディアちゃん、もうすでにゲストさんがまともな方でないことはわかっています。それでは3回目のゲストは、こちらの方」
『バウバウ、バフバフ(翻訳:こんにちは。1人の少女(謝)に祝福を与えた結果、不幸にしてしまった金毛金眼の獣です)』
「は~い、なんか一見まともそうに見えるけど、見た目がまともじゃない。どでかいワンちゃんが3回目のゲストさんです」
『バフバフ(翻訳:よろしくおねがいします)』
「ぺこりとお辞儀をしてくれてありがとうございます、ワンちゃん。なぜか司会は翻訳を見れないため、ゲストさんが何を言っているのかさっぱりわかりません。ですが今回のゲストさん、目も笑っている笑顔なので全然おっけーです。許します。もふらせてください。うわっはー。もう運命とかどうでもいい!ゲストさんのもふもふに永遠に顔を埋めていたい!」
『バウバウ、ワフワフ(翻訳:安心してください。3章では、自分の運命と向き合うことになりますよ)』
「はい、なにを言っているかわかりませんが、私が言うべきことはわかります。それどこに安心できる要素があるんで……」
「おねえさま!ここにいらっしゃったんですね!」
『バフォ、バフェ~(翻訳:〇△××◇□×〇)』
「…えーと。エミリアの乱入によりゲストさんが全力ダッシュで消えてしまったので、今回はこれで終わりとしましょう。それでは次回は、言葉が通じるまともなゲストさんが来ることを祈りまして。また来週~」
ルゥールル、ルゥルル、ルゥールル、ルルルー
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ルゥールル、ルゥルル、ルゥールル、ルルルー
「はい、やって参りました。リディアの部屋。早いことでもう4回目。にもかかわらず、なんと今日で最終回。うれしいですね~。そして今回なぜか司会の私、蝶の仮面をつけさせられました。なぜでしょうかね~。それでは今日のゲストはこちらの方です」
「生きててすみません(翻訳:ぼくのようなゴミムシが空気中にある酸素を奪ってすみません。こんにちは、ワレワレうるさい同僚(恐)にこき使われています、燃えないゴミです)」
「はい、言葉も通じないし、まともでもない、こちらの白髪左目眼帯中二病的風貌の猫背な美少年が今回のゲストさんで~す。最初の挨拶と容姿の説明だけでもうすでにキャラが濃いことがわかりますね~」
「生きててすみません(翻訳:帰っていいですか?)」
「ゲストさん、パーカーのフードを被ってしまいました。完全防御の姿勢です。もう彼、生きててすみませんしか言いません」
「人間怖いです(翻訳:安心してください。人間は怖いです)」
「安心できる要素どこに以前に、日本語成立していませんね。スタッフ~、私じゃツッコミ足りませーん。ソラを所望しまーす」
「おい、リディア!お前のせいで呼び出され…」
「ギャー!生き写しー!!(翻訳:許してください。ごめんなさい)」
「……えーと、ゲストさんがソラの顔を見た瞬間、泡ふいて倒れました。ここでお開きにしたいところですが、終わりの音楽が流れません。どうしましょうか」
「いやおれに聞くなよ。あ、アオ兄ちゃんだ!おーい、ちょっと助けてほしいんだけど~」
「ん?2人ともどうしたの?彼、泡ふいてるけど大丈夫?」
「ギャー!そっくりー!!(翻訳:許してください。ごめんなさい)」
「えーっと、ゲストさんがアオ兄ちゃんの顔を見た瞬間、痙攣し始めました。ここでお開きにしたいところですが、終わりの音楽がなりませんからね。ちょっと太陽神様!いい加減るーるるを流しなさいよ!あ、仮面はずれちゃった」
「ギャー!!(翻訳:ギャー!!)」
「ちょっとゲスト!仮面が外れた私の顔を見て泣き叫ぶってどういうことよ!?この美少女フェイスのどこに絶叫要素があるっていうのよ!?」
「ギャー!性格まで似てる~ッ!カイ君助けてー!タイちゃん悪ふざけがすぎるよぉぉおおお!」
ルゥールル、ルゥルル、ルゥールル、ルルルー
「えー、よくわかりませんが、終わりの音楽が流れたのでこれで終わりにいたしましょう。ゲストさんは、泡ふいて痙攣して泣き叫んでいますけど、カンペに放っておいていいと書いてあるので、ほっときます。それではまた次回…ではなく、いつかどこかで会いましょう。さようなら~」
ルゥールル、ルゥルル、ルゥールル、ルルルー
2章ラストのおまけ話はこれ1個のみです!すみません!
ちなみにルゥールルの歌は、ルーが歌っています。




