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TRUMPⅡ  作者: 四季 華
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1-4

 その後、悲鳴を聞きつけた近所の住民が一一〇番通報したため、少年達は発見された。発見された時には全員涙目になっていたという。そして煙草やバットが発見され、四人は全員補導された。その時、「メッシュを三本入れた不良にやられた」とみな口をそろえて言ったが、担当が春一達の知り合いの藤だったため、事なきを得た。

 そして四季文房具店では、いつもの朝を迎えている。

「ああ、清々しいなぁ。実に清々しい。こんな気持ちのいい朝久しぶりだ」

 そんな春一に何も言えず、夏輝はただコーヒーを差し出した。


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