無詠唱…てか誤詠唱!?
「君にチートをあげる!」
「チート…」
チートとは、周りに比べてあまりにも抜きん出ている能力。私は前世俺つえー系を見漁っていた!やばい、感動で涙腺崩壊。
「ううっ」
「ど、どうした!?」
「とりあえず顔洗って乾かしましょう!水よ!」
信じれない量の滝行みたいな水…
「乾かすわね!火よ!」
体がこんがり焼けそうな炎の渦…
「死ぬよ!」思わず叫ぶ。はい、涙引っ込みましたあ。
「やっぱコレが一番効率的な乾かし方ね」
そうか?そうなのか?…分からなくなってきた。
「で、どんなチート?」
「各神の魔力量と同等のものを渡し、適性は0.5倍。それと、総括神からの技を付与。まぁそれは後でのお楽しみだな。」キレーメが珍しくカッコいい!
「でも、魔力と適性それぞれ一般人の何倍くらいですか?」
「魔力が数億倍、適性が数千倍」
「つまり、数千億倍の魔法ですね!!」
「珍しく敬語ね〜」
「いえいえ、神様相手にタメ語とか言語道断ですよね!」
「「「「「「「「……」」」」」」」」
「でもなんでそんなに優遇してくれるんですか?」
「そっそれは…」
「教えてください!裏にナニがあっても怒ったりなんかしませんよ~」
「そっか!じゃぁ教えるとね、君ホントは生き残れたんだって〜」
「ええっと?」
「僕たち神が本格的に魂抜いちゃったあとにクラスメイトが通りかかったから、きっとまだ生きれたんだよぉ。ホントはぁ。」
「ふっっざけんな!」
「あっタメ語だ」
なんか総括神が呟いたけど聞こえない。私はそれくらい怒ってる。
「わっわかった。他の力もたそう。さっきの適性は無詠唱の時で、独自の呪文を今登録したら、それを唱えれば各神と同じ威力をあげる!」
「おいプリシアム、さすがにやりすぎだ!」
「でも、このままにしたら神の世界が甚大な被害を受けるよ。」
「それはそうだが…」
「しかも、あの役割」
「そうだな…」なんか神が呟いてるけど意味がわかんない。
「さっきのチートで及第点よ。さぁお願い」
「もう設定してある。ここにいるから影響がないだけだ。帰ったら3ヶ月はベットからでれないが、加護が強すぎてこれ以上は無理だ。さぁ呪文を」
「3カ月くらい全然いい!光魔法は『right』闇魔法は『dark』水魔法は『water』土魔法は『soil』火魔法は『fire』風魔法は『wind』」
「宇宙の共通語の発音だね、面白い誤詠唱だ。登録した。それと、言い忘れていたが普通の呪文は意味をなさなくなったから。言ったら魔法を阻害するよ。あと、君の瞳。紫だろ?」
神たちを見る。キレーメは茶髪に濃紫の瞳、ライーラは赤髪に濃紫の瞳、ホレルは緑髪に濃紫の瞳、ナリウェルは黒髪に濃紫の瞳、テティーロは金髪に濃紫の瞳、フェリーネは水色の髪に濃紫の瞳、プリシアムは青髪に濃紫の瞳だ。私の周りには紫の瞳1人もいないけど、皆神は紫だなあ。とか思っていたら。
「君は元は赤い瞳だった。」そうだ。ゲームではそう。でも細部は違うのか覚え間違えだと思って放置していた。
「でも、せっかくチートにするなら神が具現化した存在にし、あの役割を果たさせるためにその色にした。残念ながら濃紫の瞳は神しかもてないが。紫はこの世界で最も高貴な色なんだ。それはもう王妃にいただきたいくらい。周りは細工して瞳の色が君が転生した瞬間変わったことはわかんないようにしてあるから。」
「待って、王太子ルートは瞳のせい?」
「影響はあるだろうけど、他のルートはヒロインに好感を持つビジュの良い人を選んで宇宙の総括神が妄想しただけだから、元から王太子ルートしかなかったんだ。」
「それに、神が具現化した存在とかあの役割とか、どういう意味?」
「神が具現化したっていうのは、神の子ってこ…ハッ、これ以上ここにいると君の体と魂が分離しちゃう!ここは本当は瀕死の時しか来れないんだ。加護も断罪直前に与えるつもりだった。」
「つまり、私の自害が役に立ったってことね〜〜〜!」
私の最後の叫びは虚空に消え、周りの視界が先ほどよりひどくぐにゃりとまわり、捻って、弾けた。体全体を温めるような空間の粒の温かさに私はゆっくりと眠りに落ちていった。
レイティーンの手のひら返し(笑)ですね〜




