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祝3000PV突破!箸休めに海行きます!!

寒すぎるから真夏を書いて現実逃避〜


「海だあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

「海ですねぇぇぇぇえぇエエェェ!!!」

「ふ、たりとも、う、る、さ…い」

あ〜ら、倒れちゃったか、カラメロ。

意識はある。強くなったなぁ。

「いや、そんなことじゃないでしょ!言いたいこと!」

「あ、ごめんね?」

「よれもそうだけどっ!それよりっ!説明して〜!!」

「セツ……メイ…?」

「そう。説明」

「テヘペロ」

「真面目にしろ〜!」

さっきまで寝ていたのが嘘のように素早い四本脚で追いかけてくる。背後にある灰色に荒れ狂った海に落ちそうっ

「まって〜!はやまるな!」

「お前が言うなぁ!」

「リリ!助けて!」

「私にも説明してくださいよ。にゃにもしりゃにゃいんですよ。」

そういうリリはいか焼きを両手に2本ずつもって代わる代わる食べている。説明いらなくない?enjoyしてるやん。

「クエストで海の魔物、ク魔ゲや魔ニの討伐にきたのよ」

「皆の前でクエストうけてよ」

「ごめ〜んね!」

「いや、絶対反省してないでしょ!」

ク魔ゲはクラゲ、魔ニはウニが魔物化した海の魔物だ。この世界、なんでも魔をつければいいと思ってないか…。

海の魔物はFランクしかいない。なぜそんな簡単な討伐をギーシュとギーシャを部下にまでした私が、王太子が来るまでの短い期間に海に来たかというと…

「浜焼きが食べたいのよ!!!」

浜焼きは各海鮮をバーベキューして、バターじょうゆをたら〜っと…たまらん!!

「浜焼き…?」

しか〜し、由々しき事態だ。この世界には浜焼きが存在しないっ!いか焼きだけはあるけれども、甘口のソースを塗るだけで、あの香ばしい浜焼きにはたどり着けない…。 

「ということで、討伐して浜焼き作るぞ〜!」

「お〜?」

「お〜!」




「あはっあははは…」

土魔法で足場をつくり、浮き上がってくる魔物をひたすらリリとカラメロと光魔法の槍で刺したら、なんか3時間には背後にでっかい何かの山が…

あれは巨大な魔物かな!?そうかな!?

「現実を見ようよ、レイティーン。私達が倒した魔物の魔石だよ」

あははは…ですよね〜

見渡す限りは美しいコバルトブルーの海。なんか、海の魔物をあらかたやっちゃったらしい。

「すっげぇ!すげぇよ!嬢ちゃんたちありがとな!!」

フードの怪しい集団にもかかわらず、笑顔で接してくるこのガタイのいいヒゲのおじさんは、リリがいか焼きを買った店の店主らしい。

「おじさん、グリル借りられる?あと、バターとしょうゆある?」

「うん?何でかわからんが、最近魔物が増えすぎてずっと不漁だったから、それを救ってくれた救世主様たちのいうことは、聞いてあげないとな!」

ウインクしてついてくるようにいう。なにこの人!超いい人!イケオジ!




「ここがオレの店舗だ。」

市場は活気がなく、人はいるもののみんな沈んだ顔をしている。

「因みに、オレはここの村長でもある」

「村長…」

「お〜い!皆!顔をあげろ!海をみろ!」

「えっ?…うわぁ~!!!」

そういったのは誰からだっただろうか。次々と皆が顔を喜色に塗り替え、輝く海へ駆けていく。近くに魔石の山があることと、見知らぬフードの冒険者がいることで、起こった状況を理解したらしい。

「ありがとうございます!」

「救世主様!」

そう叫んで手をすり合わせ、膝をついて拝み始める。

「うぇ!?っ、ちょっと!」

そう止めても、

「お嬢様を正統に評価できる村の誕生ですね!この目に焼き付けなければ…」

「ま、いいんじゃない?」

2人ともいつもの調子だし…。

「あはっあははは…」

棒読みです…




「驚かせちまったかな。すまん」

「大丈夫」

「それで?グリルだぞ。ほら」

じゅるり。これで、これでっ、

「浜焼きがぁ!!」

「お、おう。」




調味料はあるのだ。醤油とバター。漁師の皆さんに頼んで取ってきてもらったから美味しい貝やエビもある。それなのに…なぜ浜焼きという思想に至らないんだろうか。

「それでどうすればいいんだ?」

ときは昼時。救世主が斬新な調理を試みていることに関心を示すものは多く、人が集まってくる。勿論村長もだ。彼はヤンというらしい。

「浜焼きをします!見てて!」

グリルにホタテとエビを試しに乗せてみる。ジュッといい音がする。エビに醤油をかけ、その上に小さくきったバターをのせる。ホタテはエキスがたまるのをまつ…。

「ゴクリ…」



エキスが溜まった貝殻に醤油とバターをのせて、こんがり焼き目がついたら…完成!

「はむっ!んん〜!」

このあふれ出る旨味!それを引き立てる醤油に、全てをカバーするバター!さいっこう!

「私達も食べたいです…」

「いいよ!つくる!」

そうしてリリとカラメロ、ヤンに振る舞うと…

「「「おいっしい!」」」

「失礼ですが、作ってみても?」

「いいよ」

さすがイカ焼きの店主。私が作るのよりもさらに美味しい。

「このメニューを買い取らせてください!うちの看板メニューにしたい!金貨百枚でどうか!」

「そんなに!?もちろん、買い取ってください。あ!お金といえば…リリ、報酬受け取ってくれた?」

「炎ガエルのものなら、ジュロンに伝達に行くときにもらいました。部屋です」

「さっすが有能!」

「えへへへへ」

なんかめっちゃニヤニヤしてる…

「はいよ!」

このイカ焼き店、一瞬で金貨百枚の袋がでてくるとか、儲かりすぎだろ!?

「さぁ、みんな!開店セールだ!新しく『浜焼きの店、ヤン』をオープンするぞー!今日は無料だ!どんどん食え!」

「私にも!」

「俺にも!」





後日、リールが

『イカ焼きの店、ヤン』が『救世主の浜焼き』で大人気店に!ビーチも一気にリゾート化!

という新聞をみてやらかしたことをようやく自覚するのは知る由もない。

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