コレは…私?
朝早く起きるのは日課であるが、ベットの中でおとなしくしている。メイドさんが困らないように、公爵家の人間は気を使う。そう、レイティーンは公爵家でもある。全てにおいて完璧な貴族だといっても決して過大評価にはならなかった。
そんな彼女は、今度同い年の子供が集まる茶会にて、初めて王太子殿下と挨拶する。彼の名前を聞くたびに、なぜかこめかみが鋭く痛む彼女には、実際似合うことで自分がどうなってしまうのか大変不安だった。
そしてついに迎えた茶会の日。初めは何ともなかった。普段の社交と同じだった。それなのに、王太子の前に進み出た瞬間、足元がふらつき、深い眠りに落ちた。
ここはどこ?あぁいつもの悪夢。何で苦しまなければならないの?私何か悪いことしたかしら?
いつもと同じだった。しかし、自分の前に大きなテレビが現れた。ん、 テレビ?なんで私は見たこともない物体の名前を?そこに誰かが映る。コレは…私?容姿も何も違うのに…。あぁ近所の従兄弟の家でよく一緒に乙女ゲームしたなぁ。彼女年上で頼れて…。ってなんでなんだろう。なんで懐かしくて、嬉しい記憶ナノ?ワタシハ、ナニ?
こうしてレイティーンは膨大な記憶にのまれていった。
2話が終わりました!
感想もぜひぜひお願いします!今は第三者目線ですが、これからがスタートです!