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“今! 貴方を好きな気持ちは、いずれは愛に変わりますか?”

作者: 七瀬








“今! 貴方を好きな気持ちは、いずれは愛に変わりますか?”




ある日突然! ある女の子に僕はそう言われた。

僕が働くバイト先の女の子だ!

そんな風に僕に言われても? 僕がそんな事分かる訳がない!

そもそも、“いつからその女の子が僕の事を好きだったのかも知らな

かったぐらい僕は鈍感な男なのに、、、。”

だから、僕は正直に彼女にこう答えた!



『“僕が分かる訳ないよ、君がいつから僕の事を好きだったのかも知らな

かった男だし、その君の気持ちが愛に変わるかなんて、僕にはさっぱり

分からない。”』

【パチパチパチパチ】



・・・彼女が突然! 僕に向かって拍手した。



『えぇ!?』

『“満点の答えだと思う!”』

『えぇ!? 何を言ってるの?』

『私にもその答えは分からないし、一度! 私と付き合ってみるのも

イイと想わない?』

『・・・えぇ!?』

『まあ、時間もある事だし! 私と付き合う事かは、一度考えてみてよ!』

『・・・あぁ、ううん、』





・・・えぇ!? なんなんだろうこの女?

僕は彼女に、“何かを試されているのか?”

まあ、10年以上も女性と付き合ってないし“恋愛”も久々だから

これは! 彼女に騙されたつもりで付き合ってみるのも手だな!

どうせ、“付き合って上手くいかなくても、棚から牡丹餅!”

ダメならダメで仕方がない!

バイト先の中でも彼女が一番可愛いし、彼女と付き合ったら?

バイト先の奴らに自慢も出来るしな!

僕は次、彼女と会った時に“付き合いたい”と彼女に伝える事にした。




『へーえ、私と付き合ってくれるんだ? なんか意外ね!』

『そう? 僕なりにちゃんと考えて出した答えなんだけどな。』

『でも嬉しい! 今日から恋人同士だね!』

『うん。』






まあ、こんな感じで僕と彼女は付き合い出したんだ。

なんか? 久しぶりの彼女だし、何処に連れて行けば彼女が喜んでくれる

のか、女の子に不慣れな所を彼女にバレたくない。

女の子にモテる男友達にいろいろ聞いてみたりしてるんだよ。




そもそも10年以上も、彼女が居ないと? 一人で行く居酒屋や飯屋、

まあ近所のスーパーぐらいしか知らないしな。

ただ救われたところは、“彼女はインドアで家でのんびりしてる方が

好きらしい。”

だから僕と付き合っても、何処かに行こうかというよりどちらかの家で

まったりしたいタイプらしいんだ。

まあ彼女のおかげで、彼女の手料理も食べられるし、二人の時間をまったり

楽しんでいる最中だよ。

“やっぱり彼女の居る人生って最高だな~!”

彼女が僕の事を今は好きで、いつか愛に変わるか今も分からないけど、、、?

それでも“今はお互い好きでいいよね”って話になった。

彼女が想う、いつか愛に変わればラッキーじゃん!

もし? 変わらなかったとしても今が幸せならそれでいいよ。

お互いの気持ちが今は大事なんじゃないの?

まだ僕が彼女と別れてないという事は、いつか愛に変わるかもしれないし!

それならそれでいいと思うんだよね僕はさ。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] いろいろ心温まる、嬉しいお話でした!! ありがとうございます<m(__)m>
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