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酢豚

作者: 今井キマリ

前の続き


私達は豚まんデートをして、


結婚して、


子供が3人できて、


家族で、


横浜中華街に来ている。


すごくワクワクする。


私より末っ子のカナが


わーきゃーして


私は気が気ではないけど、


それでも嬉しい。


絵に描いたように


幸せそうと


周りに言われるけど、


私自身もそう思う。


酢豚、ピータン、杏仁豆腐。


家族でお腹いっぱい。


夫はコロナ禍で


鬱になった


後輩と


よくランチに行く。


なんとなく家庭の話になり、


豚まんの話になり、


今日に至る。


後輩さんは


泣いたらしい。


"俺もいつか家庭を持とう。"


夫は慌てないことを、


伝えたそうだ。


でも私達家族が


後輩さんに勇気を与えて良かった。


赤と金に染まる中華街。


明日からまた日常。

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― 新着の感想 ―
[良い点] しあわせ頂きました! 食べ物の名前を挙げている所がお気に入りです。等身大のしあわせの言葉の数々に感動しました。 なかなかこういう素直な言葉が浮かばないもので。 [一言] ほのぼのした時間を…
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