地獄の番人
どんどん出していくので見ていってください。
俺は普通のサラリーマンだ。
妻もいて子供も一人いる。俺にはいい家庭にいれて幸せだった。
だが、俺は死んでしまった。
寝ているときに、そのまま眠ってしまったかのように死んでしまった。
その時「家族はどうしよう、俺がいないと大変だ…」
すごく悔しかった。なぜ、俺がこんなにもあっさりと。
そう思っていると、いつの間にか広い空間に出ていた。前にはずうっと続くながーい道がある。
ずっと歩いていると、大きな建物が見えた。
入るとものすごく広かった。
中には、ディ〇ニーランドを楽々超えるくらいの行列ができていた。
先頭のほうを見ると、何やら大きな男の前に行き、何かを話してからどこかにいって行っているそうだ。
もしかして、あれが『閻魔大王』って人か?
ものすごくデカい。など、いろいろ考えてるうちに自分の番が来た。
近くで見るとより大きい。すると、大きな巻物を広げて。
「お前は普通の家庭を持ち、子も一人いて何不自由ない暮らしを送ったな。」
「あ、はい。」
何も言わなくてもすべてわかっているようだ。
「お前はあまり悪意を働くなどということはしていないな。それに…」
どんどん喋っていく。が、いきなり喋るのを止めた。
「うーん。どうしたものか。」
「なにかあったんですか?」
尋ねてから少し沈黙が続き。
「お前は26歳という若さが寿命だったのだ。普通なら80歳ぐらいだがな。多分…」
またしゃべりだした。と、いきなり。
「というわけで、お前は鬼になりたいか?」
「鬼って、あの角が生えてる?」
閻魔大王がコクリとうなずく。
俺は考えた。断るか、鬼になるか。
そして俺は「なります」と言った。
すると「わかった。頑張れよ!」と言われたとたん。
床が抜けて、落っこちた。
ジェットコースターも怖かった俺にはものすごく怖かった。
ふと気が付くと、あたりが騒がしい。周りも赤くぐつぐつと音が鳴り。
いろんな人の叫び声とうなり声がした。
俺は悟った。
【地獄に来たんだ】
初めての投稿です。
まだ学生なので暇があれば書きます。
これからもよろしくお願いします。