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九戸領との経済交流事業。

◆◆◆


不来方城からの帰り道に新婚さん家(九戸領)によることに、て言うか、一関砦攻略用の装備とか、趣味のアレコレ(領の開発)に必要な物とかを話し合わないといかんからね。


《九戸城下 九戸政実の館》


【政実】「なぜ、また政栄クンが家で晩御飯を食べているんだい?」


「それはですね、捕虜交換で受け取った身代金の九戸分二十五両を届けに来たからですよ。」


「そうなのかい、その程度の額なら送ってくれればよかったのに。」


くっ、ここの資産はどれ程あるというんだ、金持ちが憎い!!


「まあ、他にもコークスの生産とか、いろいろ相談したい事もありますし。」


「そうかい、父上も明日なら空いているから、会っていくかい。」


九戸信仲……じじいのケンカ相手か、まあ当主に話を通しておいたほうが手間取ら無くていいかな。


「そうですか、是非お願いします。」


「うん、それなら朝の訓練の後にでもどうかな。」


それは、是非ご遠慮します。


◆◆◆


翌朝 《九戸(要塞)城 大広間》


ふっ耐えきったぜ、かなり足腰がガタガタいっているがな。しかし相変わらず無駄にでかい城だな。


【九戸信仲】「待たせたな八戸の、でなんのようだい。」


じじいとはまた違った迫力があるな、しいていえば下品な親分かな?


「なんか、失礼な事考えなかったかい?」


「なんのことでしょう、それより晴政様からの書状です。」


「ほう、………」


なんだ?難しい顔をして?そんな面倒くさい事は書いてないはず。


「おい!」


小姓が駆け寄る……、何やら外に出て行った。


【信仲】 「少し待っててくれ。」


うん?どうした、鉄鉱石を安く都合してくれるように一筆したためさせただけなんだが?


【愛姫】 「お待たせしました。」


【信仲】 「おお、待ってたぞ、これを頼む。」


……もしかして、こいつら愛姫に政務丸投げしてるのか。


じっと信仲殿を見る。目線を外す信仲殿……


まあ、じじいも内政は丸投げしてるしな。南部家の現実を見た気がする……でも、嫁とはいえ他家の姫に丸投げすんじゃないよ。


【愛姫】 「晴政様から、鉄を安くとありますが、どのくらい必要なのですか?」


攻城用のバリスタが一基、三百キロで八基いるから予備をいれて十基で三トン、あと、滑車とブレーキとフックを加えて五キロあれば可能だな、千人分で五トンの合わせて八トン。

一トン=二百六十六貫(一貫=3.75kg)だから。

八×二百六十六=二千百二十八貫か。


「二千百二十八貫程。できれば銑鉄でお願いします。」


「二千……それを原価で卸すとなると九戸に負担が。」


しまった、そうか原価とはいえ相手の儲けを無くする=相手の負担がかかるってことか、しかも八トンだしなかなりの儲けを飛ばすって事か、やべー九戸の好感度ダダ下がりかよ。

晴政のおっさんにはどのくらい鉄を使うかは言ってないし俺のミスだな……

コークスを含めて恩を売ろうと思ってたんだが仕方ないな。


「もちろん、ただでとは言いません高炉の製造方法をお教えしよう。」


まあいい、この知識は鉄鉱山と石炭鉱山を持ってないと旨みがないし、鉄の生産量が上がればいろいろ役に立つだろう(主に俺の)教えても損はないさ。


◆◆◆


この場合の高炉とは、鉄鉱石、コークス、石灰石を使い高温還元を行う炉で同時にコークス炉と鉄鉱石の焼結を行う大型単発です、現代の高炉の連続式ではありません。

名称がいろいろありすぎて、高温還元炉でいいやとなりました

多々良炉を運用する技術があれば、戦国時代でも十分可能です。

もちろん鉄鎖、クレーン、滑車は必須です。

だいたい多々良炉の半分の時間で鉄の還元が可能です。冷やすのは一緒ですけどね。生産性は三倍位と思われます。

基本は溶鉱炉ですが多目的に使える小型高炉と考えてもらえるとありがたい、この手の奴はメンテが大変です私も耐火煉瓦の取り替えなどを……


<(_ _)>ややこしくてすまん。


◆◆◆


【愛姫】 「高炉とは?」


【政栄】 「高炉とはコークスと石灰石を用いて、高温還元作用を利用した生産性の高い炉です。」


「分かりやすく言うと、同じくらいの燃料でたくさん鉄をつくれます。」


まあ、化学の力とか理解しにくいだろ。


【愛姫】 「はあ、よく分かりませんが、今の私たちに作れますか?」


「耐火煉瓦とコークスを作る必要があるから本当は三段階上の技術なんだけどね、全部まとめて高炉作りまでお教えしよう。」


「いくら、かかりますかね。」


くっ、そこを突いてきたか、やりおる。


「九戸には既存の多々良炉があるから、それ程かかりませんよ。」


「では、開発費は六四でよろしいか?」


このアマー


「ならば、製品を我が領には格安で渡していただきたい。」


【愛姫】 「フフフフフ………」


【政栄】 「ハハハハハ………」


◆◆◆

これがたくさんできると。鉄の生産量で日本のトップに躍り出たり。鉄鉱石と銑鉄では値段が全然違います。さらに銑鉄を玉鋼にして出荷すればウハウハです。安価の銑鉄を南部丸で売りに行ったり、どこに?雑賀に。

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