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じじいばっかりいらんよ

下田 北条家の屋敷


うーん、なかなか幻庵のじいさん、話がおもしろいなぁ。

なんか、色々聞かれたけど、想定していた質問はされなかったな。まあいいか、帰り道に寄る約束もしたし。友達連れてきて、いいっていってたし。


北条幻庵


なるほどのう、自領の開発のための野菜を探していたか、危険なやつじゃな。最終的に勝つための選択を本能的にしたのか?、いや、すべて計算ずくか、まあ遠国の南部家だったのは幸いだ、敵対せず技術を交換すればいい。損のない関係など滅多にないからの。しかし、友達とはいったい?


◆◆◆


久しぶりだな、斎藤の


ふん、まだ引退してなかったのですか。


なかなか、ふさわしいのが出なくてな。


いるじゃないですか、あの大柄な子ほしいくらいですよ。


ふん、まだまだよ、しかしおぬしがな


不思議な縁があったのですよ。


まあ、だいじにするがいいさ、ほんとうらやましいことだな。


ええ、夢をみてるのかもしれません。


できればやりあいたくはないのだが。


選べないこともありますよ。


その時はお互いの全力でな。


◆◆◆


さて、北条さん家の次は本命今川さん家ですな。

もうすぐ正月か二ヶ月近くかかっちまったな。だがグッドタイミングですよ、まだ太原雪斎が現役だからね。


◆◆◆


駿河 


「雪斎さま、南部家の使者から手紙が。」


ゆっくり手紙を読む雪斎、顔には険しい表情が浮かぶ。


「……ふむ、すまんが手紙を届けてくれ、その使者に。」


どこから漏れたのかはわからんが、治るのなら毒でものもう。


◆◆◆


会ってくれるってよ、やったね。

まあ、歴史学者もたまにはいい仕事してくれるね。太原雪斎の死因、脚気で合ってたみたい。

まあ、明治まで不治の病だったわけだけど、B1不足なだけだし。

玄米と豚肉、鴨肉、たまご、大根、かぶの葉の組み合わせのお粥ローテーションでいいしね。ただ僧籍だから肉はだいじょうぶかな?肉を食わないこの頃の日本人特有の病なんだよねー

いやー、これで今川にもつてができそうだよ。俺の野望に一歩前進だな。



◆◆◆

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