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対安東氏 攻略会議

新年会は散々だった、塩の件がばれているので、腹の探り合いをする海衆と、仲良くしたいけど戦には行きたくない山衆、我関せずのお金持ちの鉱山持ち、あれ?味方は?誰か一緒に安東領にいってくれないの?


第一回、脳内作戦会議 ドンドンパフパフ


安東領vs八戸領


人口…八戸領の四倍ほど、つまり最大動員兵の差も四倍。


石高…安東領約五万石、八戸領一万三千石(少し増えたな)


兵種…安東領 主力 歩兵(弓兵含む) 最大一万 騎馬 八百


   八戸領 主力 騎馬 二百 歩兵(弓兵含む)三千


兵力は三倍か……



むりじゃーあほー



いやいや、おれのいのちは地球より重いんだ、頑張れおれ、負けるなおれ。


戦は、天の時、地の利、人の和だ!


無理やり戦わされ、敵の領内に攻め込み、味方はいない。


なんにもないじやねえかよぅーこれなんてムリゲー


諦めるな、人材だ!うちには、じじいがいるぜ。


して、安東領は、有名人はと……安東愛季か。


あれ?史実で政栄大敗してないか?のぶなが的には政栄の二回り大きいステータス、ああ大敗なっとく。


しかし、いまの俺はちょっと違う(よし)なぜなら現在愛季さん十一歳、元服まえの可能性大、指揮権を持っていない可能性大!


勝てる要素は、安東氏が分裂状態だってことだな。分裂工作は無理かな、なんと言っても長年たたかってる南部だしね。でも、まとまって出て来る可能性は低いな。一万の兵でも、小出しにしてきたところを各個撃破、うん、これしかないな。


あと、参考に今回の本家九戸連合の戦闘記録を……


なになに、騎馬部隊を峠で挟みこまれて……半壊。


脳筋どもめ、まったくもう、知将はいないのか。


「若、もうすぐ根城に着きますぞ。」


◆◆◆


根城に戻った俺の報告を受けたじじいは微妙な表情だ、戦上手なだけに、ほぼ不可能な状況だとわかるのだろう。

だかしかし、策がないわけではない、時間がないので策の一つ、敵の全力出撃の防止をじじいに頼む、知ってるぜ持ってるんだろ忍者部隊。策の内容の詳細を説明したら、笑いながらヒトデナシといわれた、あんたもな!


冬が終わる前に、情報収集作業を終わらせて敵の一番嫌がる時期に当たる田植え前に出陣予定だ、うちは半分は麦類だしー、相手の兵が少ないほどありがたいしね。

あと、どうしても必要な決死隊を選抜する、八戸領の武家の次男などから、部隊長を、農家の次男なとから、歩兵を……

生き残ってくれたら、必ず出世させてやるから……すまない。

作戦を遂行するための全体訓練を行う、この策は複雑で連携がカギだからだ。

うーん作戦を説明した後の兵たちのおれを見る目が変だ、なんかキモイ。

なぜか、決死隊の志願者があとを断たない、わかってんの?一歩間違えば一瞬で全滅だぞ。


晴政様の命令は領地の切り取りだ、つまり補給路を同時に作らなければならない、鮭の養殖場用にためていたセメントを要所要所につかい馬車の往復ができる街道をつくる予定だ、まあ、勝った後だ問題はない冬までには出来るだろうし、領地の明け渡しもあるだろうからな。


三カ月が一瞬のように過ぎた。完全ではないが満足のいく出来だやれる手は思いつく限り行った、これで負けたのなら仕方ないそのときは、潔く逃げるとしよう。

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