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転生しました。

気がついたら、赤ん坊でした。

分かります、転生物ですね。



やったぜ、記憶がある時点で俺ほぼ勝ち組!

ではさっそく「ステータスオープン!」



しーん

あれ?

ん、ん、まあ、方法が違うのかもね。

よし、気を取り直して「鑑定!」



しーん

うーんまあとりあえず情報収集だな、といってもベビーベッドみたいなところに寝ている以外何もわからんなー。

なんか不安になったら、泣きたくなってきたよ、あれれ、おさえられない。


「オギャーオギャー!」


木戸が引かれ誰かが入ってきた。


「若様、どうされました?」


優さしそうな声の女の人が俺を覗き込んでいる。


ん?若様?


「あら、泣きやみましたね。」


若様ということは、身分が高いってことだよね!

ヨッシャー!俺勝ち組決定!

とりあえず貧乏ルート回避だぜ!


「あら、もう笑っていますわ。」

「一人で、寂しかったんですか?よしよし。」


女の人はニコニコと俺を見ている。

誰なのか気になるところなんだが、母親ではないね若様って言ってたし、姉にしては年がいってるねー


「そろそろ、いい頃でしょうか」


着物にてをかけ、まえをはだけた。



乳母でした。



どうやら、乳母が日本語を話していると思われるから、日本?あるいは言葉が変換されているのかな、まだ異世界という可能性もあるか。



◆◆◆



あれから二日ほどたったが乳母以外会っていない、両親は?ちょっと心配だ、あれれ、また悲しくなってきたよ。


「オギャー、オギャ-!」


「若様!いかがされた?」


ガラガラと勢いよい木戸が開けられた!


ビク!初めての男性発見、50才ぐらいかな?白髪の爺さんがはいってきた。


目と目が合う。


ポッ爺さんの顔があかくなる。


「ほっほっほ、ワシの顔を見て泣きやみましたな。」


いや、爺さんに驚いただけ。


「どれどれ、高い、高い」


やめれー!なにしとんじゃー!


「オギャー!、オギヤー!」


俺は烈火のごとく泣き出した、乳母は?乳母はどうした。


「権兵衛どの、どうされました?」


乳母が入ってきた、たすけてー、ヘルプ、ヘルプ ミ-!


「おサエさん、若様が泣きやまんのじゃ。」


「権兵衛どのは、もう、貸してくださいほら。」


ふー、助かったぜグッジョブおサエさんとやら。


「ほら、泣き止みましたよ」


「ほっほっほ、流石ですな手慣れておる。」


いや、爺さんに驚いただけだけどね?この爺さんも俺を若様と呼んだということは、肉親ではないのか、両親は?いないのかな?

うわ、また泣きたくなってきた。


「オギャー、オギヤー!!」


「あらあら、どうしました?」


「オシメかのう?」


やめれー!俺は烈火のごとく泣き出した!!!


「権兵衛どの、そろそろでしょう。」


「おお、そうか、では任せますぞ。」


爺さんがでていった、ふう、助かったぜ。


「では、ご飯にしましょうねー」


........泣き止みました。テへ。


◆◆◆


爺さんの服装は完全着物だったな、名前も権兵衛だし、日本できまりだろう。

だとすると問題は何時代かってことだよね、若様、木戸、髪型、うーん情報がすくなすぎだねー、障子、襖絵がない、それと俺の寝床?布団じゃないんだよなーなんか手触りのい布を何枚も重ねてけっこう重いのよね。

確か、布団が富裕層に普及したのは戦国時代後期だったかな?家康は布団で寝ていたよね、綿や木綿が普及してからだしね。

とりあえず情報整理、日本戦国時代中期より前、身分高し(たぶん)、両親不明!


そのあと、授乳ターイムでした、またやっちまったぜ、テへ。


◆◆◆


三年たちました


三歳になって七五三かと思いきやあれって江戸時代中期からの風習なんだよねー残念。

ていうか、俺男だし関係ないね。


さて、三年たち周りの世話人は相変わらず爺とおサエさんだけなんだが、爺の孫のアヤという女の子がたまに来るようになったくらいだろうかね。

食事は二食で、麦?の粥に、少々の野菜を茹でた物、たまに鳥?肉の塩焼きや魚、イカがついてくる、ほんとにたまに卵が粥にはいっている。戦国時代以前なら十分豪華な食事だね、良いもん食わしてもらっているのだろう。


さてさて、まだ実は両親のことを聞いたことがない、赤ん坊が喋って聞いたらさすがにおかしいからね、数えで三歳になったことだしそろそろ聞いてもいいだろう、権爺に両親のこと、自分のことを聞くことにした。


「爺、私は両親に会ったことがない、若と呼ばれているが、私はどんな立場の人間なんだ?両親や自分のことについて教えてくれ。」


主人公たちはきつい方言で喋ってますが翻訳して標準語で会話を表記します。(だって、強い圧力をかんじるイントネーションな方言なんだもん雰囲気がねー)


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