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第10話.妖精と虎と大会とその1

『小説家になろう』(及び読者の皆様)よ、私は帰ってきたあああああああっ!!!

 朝。鼻腔をくすぐる香ばしい……


「ぬあああああああああ!?」


 否、鼻腔を破壊せんとする激臭に、天真の意識は強制的に覚醒させられる。


「な、何事!? 毒ガス!? 雛○沢大災害!?」


 軽くパニックを起しつつ、呼吸器官を守りながら臭いが流れてくる応接室に飛び込むと……






 口から泡を吹いて床に倒れこんだハヌマーンの姿があった。






「ハヌマーン!?」


 慌ててハヌマーンに駆け寄る天真。刺激しないように抱き起こす。


「一体何が……まさか終末作戦!? それとも魔女の晩餐!?」


 そんな台詞に突っ込みを入れることも無く、白目を剥いてびくびくと痙攣を続けるハヌマーン。天真もさすがにふざけている場合ではないと悟り、ハヌマーンに応急処置を施し始める。そして、事情を知るであろう人物に声をかけた。


「さて、諸々の事情について説明してほしいんですが。美亜」

「うっ」


 その言葉に、青い顔でハヌマーンを見下ろしていた美亜(なぜかエプロン装備)がうめき声を漏らす。


「……えーとね、それはその」


 手を動かしながらも半眼でじっと見つめてくる天真の視線に、しどろもどろになる美亜。その視線は明後日の方向を泳ぎ、こめかみには大量の汗が。明らかに怪しい。

 

 だが、やがて観念したのか一つ息を付くと、しぶしぶといった感じで事件の概要を語り始めた。


「今日ちょっと頼みごとがあって来たんだけど、せっかくだから朝食を作ってあげようかなーと思って、台所を借りていたのよ」

「どうやって玄関の鍵を開けたんですか? 戸締りはきちんとしているはずですが」

「え? スノウに合鍵を貰ったからだけど」

「……そういえば前回どうやって入ってきたのか、尋ねるのを忘れていましたね。それで、なぜ雪がここの鍵を?」

「オーナーが快く譲ってくれたって言ってたわよ」


 オーナーとは後でしっかりと話し合おう。天真は心の中で決意した。


「その件は後ほど追求しましょう。それで?」

「えっと、それで朝食を作ってたんだけど、台所を見てみたら食材の種類が豊富で、色々と使ってみたくなっちゃって」


 確かに、前回スノウが事務所に持ち込んだ食材は量も種類も豊富だった。食べきれるかどうか心配になるくらいの食材を前に、どう処理しようか悩んでいたのを思い出す。


「見たことが無い物もたくさんあって、興味本位で色々と混ぜてたら、なんだか異臭を放つようになって……」

「……何を入れたらそんな危険な化学反応を」


 呟きながら応急処置を終えた天真は、未だ意識を取り戻さないハヌマーンをソファーに寝かせる。とりあえず、命に別状はなさそうだった。


「これはまずいかなーと思って、味の調整のために調味料とか色々入れて。それで完成したときにハヌマーンがやって来たのよ。丁度いいかなと思って味見をお願いしたら……」

「いえ、その発想がすでにおかしいですから。捨てましょうよ、そんな激物」

「う、でもせっかく作ったのに……」


 そう言いつつしゅんとした表情で俯く美亜。なんだかんだ言いつつも、さすがに責任は感じているらしい。何か言いたげにもごもごと唇を動かしていたが気落ちした顔で一言。


「ごめん。すぐ処分するから」


 呟き、そのまま肩を落としつつ台所に戻ろうとする。そんな彼女の背中を見て溜息を一つ付きながら、天真は声をかけた。


「朝食はもうできているんですか?」

「え? 一応できてるけど……」

「じゃあ、すぐに頂きましょう。冷めたら美味しくないですからね」


 その言葉がよほど意外だったのか、眼を見開いて驚く美亜は戸惑ったような声を上げた。


「な、何で?」

「義姉に『女性の手料理は世界の至宝。どんな物を出されても食え。皿を食らう勢いで食え』と教育を受けましたので」

「で、でも……」

「それに、葉上の家の修行には毒に体を慣らせるというのもありましたから、大抵の毒物は私には効きませんし」

「う……。やっぱり、毒物扱いなんだ……」


 改めて言われて少しショックを受けた様子の美亜。そんな彼女の表情に、天真は微笑を浮かべながら言葉を続ける。


「別にそれだけが理由じゃないですよ。美亜が私のために用意してくれたものなんですから、無駄にできるわけがないでしょう」


 その言葉に、今度は美亜の顔が一瞬で真っ赤になる。


「そ、そそそそういうのじゃないのよ!? 麗の事とかちゃんと御礼もしてなかったし!? だからその」


 美亜は腕をぶんぶん振りながら言い訳のようなものを早口で喋り続ける。彼女の突然の変貌に、自分が言った台詞の意味がわかっていない天真は首を傾げた。


「? とにかく朝食にしませんか。先程も言いましたが、せっかくの料理が冷めてしまいますし」

「そうよね! 冷めたらもったいないものね! さあ、朝食にしましょう!」


 誤魔化す様に勢い良く頷くと、美亜は台所へと駆け込んでいく。わかっていない天真はやはり不思議そうに首を傾げるだけだったが、まあいいかと美亜の作った朝食に思いを馳せて……




 数分後、自分自身の言葉を心の底から後悔することになった。




「……美亜」

「……な、何?」

「……これは一体なんですか?」

「……お、オムレツ?」


 作った本人ですら疑問系で評したその物体は、確かに形だけはオムレツに見えた。だが、


「……どうして色が真緑なのでしょうか」


 普通のものよりも一回りサイズの大きいオムレツ。だが問題はサイズなどではなかった。


 その色は原色の緑色。これぞ緑色と断言できるほどに真緑だった。絵の具をそのまま固めましたといわれても違和感がない程に緑色だった。


「け、健康を考えて野菜をたくさん刻んで入れたからよ」

「どう見ても刻んだ具を混ぜたとかそんなレベルじゃないんですけど。野菜をペースト状にして溶き卵に混ぜでもしたんですか?」

「その、色々入れてたら、混ぜた具が溶けてきて……」


 何を混ぜれば具が溶解するという化学反応的なことが起こると言うのか。戦慄と共に目の前の物体を凝視する天真。はっきり言ってそんな得体の知れないものを口にしたくは無かったが、一度食べると約束した以上それを反故にすることもできない。


 覚悟を決め、ナイフを差込み……




 中から外側と同じ緑色のスライムのような物体があふれ出してくるのを見て泣きそうになった。




「何か出てきたんですけど……」

「ち、チーズだと思う。たぶん」


 もうプライドも何もかも投げ捨てて食べられませんと言ってしまおうか。そんな悪魔の囁きが一瞬天真の頭をよぎる。半ば以上その囁きに賛同しながら視線だけで隣を伺うと、そこには真剣な表情でじっとこちらを見つめる美亜の姿が。


 おそらく、食べられませんと言っても彼女は自分を責めないだろう。しかし、彼女は朝早くからこの料理を自分のために作ってくれたわけで……


「……南無三!」


 覚悟を決めてフォークを突き刺し、一気に口の中に持っていく。美亜の驚愕の表情を尻目にかみ締めた端から口に広がったその味は―――






「はっ!? ここは一体!?」

「ようこそ、我が主人(マイマスター)

「……えっと、私には蒼髪蒼眼で体に白い布を巻きつけただけの幼女の知り合いは居ない筈ですが」

「私です。■■です」

「はい? すみません、なぜか名前の部分が聞き取れなかったんですけど」

「それは、マスターがまだ私の名を聞き取れるほどに私を使いこなせていないからです」

「……いえ、あなたの正体はなんとなく分かったのですが、まさかこの先ば」

「それでは早速、修行に入りたいと思います。この中から私を見つけ出してください」

「ですから私は死神になるつもりは……ってうおおお!? 真緑でスライム状の物体が押し寄せて来るうううううう!?」

「ちなみに、この修行に失敗しますとマスターの必殺技が“真緑破”のみになります」





「どんな技ですかっ!?」

「きゃっ!?」


 天真が自分を取り戻して最初に認識したのは、空中に向かって突っ込みを入れる自分と、突然の奇行に驚いた顔の美亜だった。


「ど、どうしたの? なんだかぶつぶつ呟いたかと思ったら、突然……」

「あーいや、何でもありません。ちょっと色々と突っ込みたくなっただけです。なぜ蒼なのに緑なのかとか」

「……本当に大丈夫? 薬持って来ようか?」


 なぜか可哀想な人を見るような視線が、とても痛かった。


「本当に大丈夫です……。所で、このブツなんですが」

「ど、どうだった?」

「……今後料理をする時にはよく分からない物を混ぜないようにしてください。絶対に」

「ごめんなさい」


 とても真剣な表情(ちょっと泣きそう)でそう語る天真を見て、美亜は素直に頭を下げた。






 元12番隊隊長もびっくりな不思議物体は、厳重な封印が施された後に廃棄された。もしかしたら周囲の生態系に影響が出るかもしれないが、天真は気にしないことにした。というか記憶からさっさと消してしまうことにしたので後は野となれ山となれである。


「う……気持ち悪」


 例のブツ以外はまともだった朝食を済ませたころには、ハヌマーンも意識を取り戻していた。改めて客間に集まる3人。


「ハヌマーン、本当に大丈夫ですか?」

「大丈夫だと思う。けど、なんか周囲に大量の棍が突き刺さった所で誰かと戦ってた記憶が……」

「忘れなさい」


 ちなみに、この先武器が変形したり解放されたりすることはありません。多分。


「まあとりあえず、久しぶりですね二人とも」

「久しぶり? 前に会ってから一週間もたってないと思ったけど?」

「あれ? そうでしたか? なんだか二ヶ月以上会ってない気が……」

「ちょっと待ったあっ!」


 首を傾げながらわけの分からないことを言う天真を、慌てて止めに入るハヌマーン。


「それ以上その話題は危険な気がするから! 色んな意味で!」

「はあ、しかしなぜか約束を一月以上すっぽかした様な気分が」

「忙しかったから! 反省してるから! それ以上言ったら駄目だから!」


 …………やはり没にした新シリーズを、主役交代で


「それで、美亜は今日はどんな用事ですか?」

「切り替え早っ!?」


 驚きつつも天真の言葉に本来の目的を思い出した美亜は、今日の来訪の理由を語り始める。


「今日は私の頼みと言うより、私が所属している所からの依頼と言った方が正しいわ」

「と言いますと、同盟から?」


 非転化者同盟。通称同盟は美亜がこの王都ニューオーダーで就職した、非転化者が主体となって運営している組織である。実は彼女が以前所属していた反転化者ギルドの元締めの一つでもある其処は、本部を非転化者の街ネストタウンに置く実質上の非転化者のまとめ役である。美亜が所属しているのはその最大派閥の一つ、ニューオーダー支部。


 3年前の戦争後、非転化者の中の共存派が母体となって設立されたこの組織は現在、非転化者の行政組織として機能している。ちなみに同盟ニューオーダー支部の主な活動内容は、魔族を中心とする転化者のコミュニティの中での非転化者の生活、商売などの支援および両種族間の揉め事仲裁などである。


「これって同盟の中の問題だから、本当はあんまり頼りたくなかったんだけど……」

「もしかして、何か厄介ごとですか? 政治的な」

「う……、厄介と言えば厄介なんだけど。だから本当は、天真に頼むのはあまり気が進まないのよね。同盟内のごたごたに巻き込んじゃうような感じだから」


 言葉通り気が進まないようで、話すのを迷うそぶりを見せる美亜。それでも話すだけ話してみようと決心したのか、しぶしぶと言った感じで口を開いた。


「明日、この街にある闘技場で武術大会が開かれるのは知ってる?」

「それは俺様も知ってるぜ。確か参加者が非転化者オンリーの武術大会だったはず」


 コロッセウムのものよりは一回り以上小さくなるが、この街にも闘技場は存在している。其処では月に数度、大掛かりなイベントが行われ王都の住人を楽しませているのだ。


「武術大会ですか。なんだかコロッセウムでの出来事を思い出しますねえ」

「そー言えばあれからまだ二ヶ月も経ってないんだよなあ。なんかずっと前のことのように感じるのに」

「はいはい、懐かしむのは後にしてね。で、お願いって言うのはその武術大会『魔王主催、勇者選抜武術大会』のことなんだけど」

「あまりにストレートすぎて、突っ込んでよいのかが分からなくなるネーミングセンスですね」


 矛盾の塊のようなネーミングセンスだ。


「それは言わないであげて」


 美亜はそう言って、何かを諦めたように溜息を吐く。


「っていうか、魔王主催って事はスノウちゃんが責任者なのか?」

「実際は同盟のトップとの共同よ。まあ要するにイベントで両種族の親睦を深めようって言う趣旨らしいけど」

「なのに出場者は非転化者のみなんですか?」

「それはほら。やっぱり、種族的に戦闘能力に差があるじゃない」


 美亜の言葉通り、魔力をより効率的に使用できる体となった転化者の戦闘能力は非転化者のそれを軽く上回る。6王クラスにもなればその差は天と地ほど離れていると言っても過言ではない。


「だからまず非転化者の中から最強を決めて、それから転化者側の代表と戦っていい試合をすれば、非転化者も転化者に負けていないってことになるでしょ」

「ふむ、趣旨は分かりました。つまり舐められない様にメンチをきりたいと」

「……えっと、まあ間違ってはいない、のかな?」

「なんか、中高生の不良の喧嘩レベルまで問題の次元が下がった気が」

「まあ、世の中の大半の闘争が無駄な意地の張り合いですから」

「身も蓋もねえな……」


 天真の言葉にあきれたような声を出すハヌマーン。そんな反応にも天真は肩をすくめるだけだったが。


「それで、私に頼みたいこととは? まあ、話の流れから大体分かるんですが」

「うん。要するに、天真にはその大会に出て優勝してもらいたいの。もちろんその後の転化者側の代表との戦いにも出てほしい」


 美亜の依頼内容は予想できていたので特に驚くこともなかった。だから天真はあらかじめ用意しておいた疑問を彼女にぶつけてみる。


「質問が幾つかあります。まず、大会が明日のこの時期になぜ急にそんな話が? ちゃんとそちらで用意した人達がいるんじゃありませんか?」

「そ、それが……」


 もちろんその質問は美亜も予想していたはずである。しかし、彼女はなにやら複雑な表情を浮かべたかと思うと、血を吐くかのように苦しげに一言。


「その、うちの上司が前祝いだとか何とかで開いた飲み会で、牡蠣に中ったらしくて」

「「…………」」


 瞬間、部屋を静寂が包む。それが去った後に残ったのは、美亜に向けられる天真とハヌマーンの生暖かい同情の視線だけだった。


「やめて!? そんな気の毒な人を見るような視線を向けないで!?」

「うん。まあ頑張って」

「慰められるのも嫌あっ!?」


 生暖かい励ましの言葉に、美亜は頭を抱えながら半狂乱で叫ぶ。


「あのハゲがっ! あのメタボ上司がっ! セクハラばっかしてくるあの親父が、飲み会なんてくだらない企画するから!」

「はいはい、上司に恵まれてないのは分かりましたから。抑えて抑えて」


 よほど今の上司に不満があるのか、美亜の叫びはその後もしばらく続いた。かなりフラストレーションがたまっていたらしい。


「はあ、はあ、はあ、そ、そんなわけで部下の私達があのハゲの尻拭いをさせられて今代理を探し回っているのよ」

「美亜ちゃんも苦労してるんだなあ。で、そういう内部の醜聞とかがあるから頼みにくかったと」

「大体この武術大会自体が本部からの要請らしいし、うちの支部の中でも賛成している人はあまりいないのよね。賛成しているのはハゲとか、本部からの出向組だけだし」

「ふむ。つまりこのイベント、現場は乗り気ではないと」


 天真は何事か考え込むように中空に視線をさまよわせ、ふと何かに気が付いた様子で美亜に視線を戻した。


「もしかしてその大会、結末まで決まってたりしますか?」

「……相変わらず鋭いわね。実はその通りよ。だから本当はこんなこと頼みたくなかったんだけど」 


 苦虫を噛み潰したような表情でそう言う美亜に、ハヌマーンが首を傾げながら質問する。


「結末まで決まっているって、どういうことだ?」

「つまり、あらかじめ優勝する人物とその後のエキシビジョンマッチの結果が決まっているということです。非転化者側の勝利という結末に」

「それってつまり、出来レースってことか!?」

「そうなのよ……」


 驚いた声を上げるハヌマーンに、美亜が額を押さえつつ、肯定の返事を返した。その声にはあからさまな嫌悪感が含まれている。


「詳しいことは私も知らないけど、桃子さんから聞いた話だと同盟本部はこの大会で非転化者の力を誇示したいらしいわ。こんな三文芝居を打ってもね。で、魔族側も色々複雑な事情から断れなかったみたい」

「うわあ、嫌な事聞いちまったなあ……」


 大会の裏側にある大人の事情に、美亜に続いてハヌマーンもいやそうな声を上げる。美亜も怒りがわいてきたのか強い口調で反感を示す。


「まったくよ。勝てないなら勝てないでちゃんとそのことを認めて、勝てるように努力するなり別の方法を探すなりすればいいのに。こんなせこい手で誤魔化すようなまねまでして」

「あ、やっぱり美亜ちゃんも納得してないんだ」

「当然。だからいっその事私が出て実力で優勝してやろうかと思ったんだけど」

「うーん、確かに美亜ちゃんなら下手な奴よりは強いか」


 コロッセウムでの戦闘を思い出しながらハヌマーンが唸る。実際、魔石を用いた特殊な魔術を行使する美亜の戦闘能力は侮れるものではない。


「ま結局、職員は出場しちゃ駄目だとか言われて諦めたんだけど」

「あらら、それは残念。まあ美亜ちゃんが無能な上司の尻拭いのために危険なことをするのもどうかと思うけど」

「それは言わないで、職務放棄したくなるから。で、私の知り合いの非転化者でまともに戦えるのが……」

「こいつだけだったと」


 そう言う二人の視線の先で天真は納得したように頷いた。


「ふむ、つまりその大会に出て実力で勝利をもぎ取れと」

「そういうこと。八百長なんてつまらない真似なんかしないで、正々堂々と戦えば良いんだっていう事を皆に教えてやってくれないかしら?」


 そう言って美亜は真剣な表情を天真に向ける。そんな彼女に天真は……


「丁度思いっきり体を動かしたいと思っていたところですし、いいでしょう。その依頼お受けします」


 不敵な笑みを浮かべながら了承した。


「では、参加者もくだらない思惑もまとめて相手するとしましょうか」

問 次の中から連載再開が遅れた理由を選びなさい(正解は複数存在することがあります)


 1.人生に絶望して東(以下検閲削除)で飛び(以下検閲削除)


 2.黄金の魔女とのゲームが白熱したから


 3.偶然見つけたネット小説にはまって時間がなくなったから


 4.資格試験に落ちて鬱になっていたから


 5.正義を貫いていたから



 答えは次回


 追伸

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