1/7
序章:エルドラインの言い伝え
見切り発車なので多くの改稿が予想されます。自己満足と中2心溢れるものとなると思いますが、よろしくお願いいたします。
かつて、森に囲まれた小さな国が有った。王は賢く、王妃は優しく。民は大らかに、子供らの笑い声ひびく美しい国。
しかし、暗雲は黒き手を伸ばす。
小競り合いを始める隣国たち。混ざり会う不穏な空気。
やがて、否応なく巻き込まれてしまったかの小国。
飛び交う悲鳴、殺される男たち、弄ばれる女子供、燃え盛る戦火。
あぁ、誰がこんな悪夢を望んだ!憎らしい、恨めしい!
渦巻く哀しみと憎悪。
魔が悲劇を呼んだのか、悲劇が魔を呼んだのか。
汚泥の如く染み渡る嘆き。
国は滅び、人は絶え、悪しきものどもが蔓延る。
そして
全ては、森に呑み込まれた。
読んでいただきありがとうごさいます!