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サモンカードと勘違い

今回は、すっごく...長いです

女の子を門番のおっちゃんに預けて、ゴブリン達を討伐しようと森に戻ったら

「「「「「「スイマセンデシタァ!!」」」」」」

ゴブリン達総出で土下座された。

「すまんが一体どういう事か説明してくれないか?」

「ヘイ、オイラガセツメイシマス」

周りのゴブリンより良い装備品をつけたゴブリン(ゴウブリンというらしい)が前に出て来て説明しはじめた。

要約するとゴブリンは実力主義であり、リーダーがやられた場合は残されたゴブリン達より強い者をリーダーにしなければならない。

そこでゴブリン達はリーダーを倒した者にリーダーになって貰おうと考えたらしい(ちなみに、土下座したのはトロールが倒されてないと勘違いしたらしい)

「だが、俺は旅人だからここにずっといるわけにもいかないし、かといって連れていくと街で騒ぎなりそうだしな」

「ソレナラモンダイデス。オイラタチハダンナトケイヤクスレバ"サモンカード"ニナレマスカラ」

"サモンカード"•••確か契を交わした奴をカードにすることによって契を交わしたヤツと召喚、会話を行える代物だ。

「それで頼む」

「トコロデダンナ、ダンナノナマエヲオシエテホシインデスガ」

「ああ、俺の名前は三条和佐だ」

「ワカリヤシタ。ミンナソレデイイナ」

「「「「オオ!」」」」

そして、ゴウブリンとその後ろにいた、ゴブリン達の体が光の玉となって俺の前に出てきていたゴウブリンの光と一体になるとパァァン!という音と共に弾けて一枚のカードになった。

「Hundred demon night train訳すと•••百鬼夜行か」

『ヨロシクタノミマスゼ、サンジョウノダンナ』

「こちらこそ」

俺は、カードから聞こえた声(さっき話していたゴウブリン)との挨拶を交わして、ポーチ(これもペンダント同様いつの間にか身につけていた)にカードをいれ王都へ戻ろうと王都のある方向に方向転換して歩いていると、弓を俺に向かって構えた見た目からチャラそうな男が飛び出すなり矢を放ってきた。

「おっと」

「へー俺様の弓を避けるなんて凄えじゃん。まぁ、そんなマグレ二度とないけど」

チャラそう...いや、面倒いからチャラ男でいいか。

は、言い切ると笑い出した。

「せめての情けだ一発で終りにして「寝言は寝てから言え」はぁ?」

チャラ男は、俺の言葉がかなり不愉快だったらしく直ぐに怒りで顔を歪めた。

「お前のとろい弓じゃあ当たらないよ」

「そーか。だったら避けて「というか戦いの最中に喋ってるなよ」は!?」

チャラ男が、驚いた様に目を見開いたが、それもそうだろう。

恐らくコイツから見れば俺は、一歩も歩かずに一瞬で自分の手が届く距離まで近寄ったのだから。

「な、何で」

「答える気はない。さっさと吹き飛べ」

「ウゴバァ!」

そして、チャラ男は俺の腹パンで彼方まで飛んでいくのを見届けると、王都に戻るために、再び歩き始めた。


余談だが、ある池の近くを探索していた冒険者が頭から池に刺さっている人を見たという話が冒険者の間で暫く流れていた


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