異世界にやってき・・・あれ?
転送直後俺は困っていた。
転送する前に予め石動さんに町へ転送してくれと頼んでおいたのはずなのに何で森の中に居たからだ。
「聞こえますか?」
「っ!石動さん!?何処ですか!」
「ここです」
声が聞こえた方を向くといつの間にか首から提げられていた十字架が青色に淡く光っていた。
「もしかしてペンダントからですか?」
「そうです。これを通信機代わりに使えるので肌身離さず持っていてください」
「それは分かったんですが、町に送る予定だったのに、どうして俺は森の中に転送されたんですか?」
「それに関してはすみません。どうやら術式に不備があったようです」
「もしかして、町からかなり離れてたりしますか?」
「いえ、さほど離れてませんね。・・・直線距離でいえば1kmっと言ったところでしょう」
それならば問題ない。
例え舗装が全くされていない道だったとしても1kmならば余裕だし、熊や野犬は倒せる(ちなみに、昔それを石動さんの前でやっている)
「それじゃあ、道案内頼めますか?」
「ええ、元々自分のミスですから」
ペンダントの十字架が、首の辺りまで浮くと町があると思われる方向をさした。
そして、その時だった。
女の子の悲鳴が森に響いたのは
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