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原因を探り、計画をたてましょう

「そりゃあいつらが、一番ダメージ喰らうのって、京香と自分の好きなやつがラブラブしてる光景だろ?」

「そうだよねえ。そもそも京香ちゃんがあいつらに目をつけられたのって、入学式で京香ちゃんとあの人たちがラブラブなの目撃されたのが原因だよねえ?」


「入学式……何かしたでしょうか?」


「……これも分かってなかったんだねえ。…あのねえ、例えば葛城センパイってえ、中等部のころに、デザインのおっきい賞もらってえ、しかもあの美貌で有名なんだあ。しかもお、スッゴク人気で女の子はもちろん、男の子にも慕われてるんだあ。でもお、絶対に笑ったりしないことでも有名だったんだあ。そのセンパイが、自分から声かけて、しかも、蕩けそうな笑みでえ、女の子に抱きついてたりしたら、そりゃ目立つよぉ。私は直接見なかったけどお、中等部から一緒のセンパイのファンが絶叫して報告してくれたよお。」


「私は幸村とのやり取りを見て驚いた記憶があるな。人当たりはいいが、潔癖症で触れられるのが駄目なはずなのに、京香の頭を撫でてた。それに、京香の制服のスカートの短さをからかっているのが……普段は大人びていて、作家として活躍している奴は、もう働く大人になっているんだなと思ってたんだが……正直好きな子をからかう小学生にしか見えなかった。」

「え~、なっちゃんいいなあ。愛華スカートのは知らなかったよぉ。」

「私もたまたま通りかかっただけだからな。」


「日向くんもお、入学式総代で挨拶したからあ、あの声に夢中になった子も多いもんねえ。でもその後話しかけに行った子はあ、一言も返してもらえなかったのにい、京香ちゃんにい、でろっでろっの笑顔で話しかけにきたよねえ…。」

「確かに。私のクラスメイトもセンパイ風吹かせて話しかけに行ったのに、完全無視されたっつって、嘆いてたもんな。」

「私もお、クラス一緒だけど、京香ちゃんと他の子への態度全然違うんだからあ。」



「確かにそうでしたが、それは幼馴染み故の行動といいますか……。

兄弟に接する態度に近いものがあるのでは……。」



「違うと思う。」

「絶対違うよぉ。」



……即答でしたね。

まあ、勘違いされたのは分かりましたし、原因が幼馴染みということも分かりました。

ではやっぱり、幼馴染みを使うのがいいでしょうね。

……どうしたら……。



真剣に考え込んだ私は、二人がこっそり話しているのに気がつきませんでした。




「ねえ、なっちゃん?」

「ん?」

「京香ちゃんはあ、確実に気がついてないよねえ。」

「だろうな。」

「3人には可愛そうかもしれないけどお、愛華、京香ちゃんの方が大事だし、京香ちゃんが安全な方がいいんだあ。」

「私もだな。」

「じゃあ遠慮せずに、おもいっきりやってもいいかなあ?」

「ああ。反撃なんて考えられないくらいにしてやろうな?」

「うんっ!」




「京香ちゃあん、日向くんと約束してるんだよねえ?私たちも一緒させてもらってい~い?」


はっ!いけないいけない!


「ごめんなさい。ちょっと考え事しちゃってました。レンなら今呼びますね。」




レンとの話し合いや打ち合わせも終わりましたので、明日から早速作戦開始です!!


ほとんど愛華さんと夏さん、レンの3人で話し合ってました。

流石、頼りになる方たちです。

明日から立派な性悪女目指して頑張ります!!!



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