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温泉戦隊バスバスター ☆ センターは草津グリーン  作者: nandemoE


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プロローグ


 アマゾナイトノベルズ様より2026年1月6日配信開始!

 『現実世界に追放された悪役令嬢はモブを育てる』


 べ、別にこの作品は広報用に毎日更新していく目的だけではないんですのよ!

 だいたい50万字くらいになる構想も見えてはいるんです。



 二〇××年、突如として地球に現れた謎の組織ヘルズスパ。


 すべての海を温泉に変えようと企むヘルズスパから地球を守るため、五人の戦士、温泉戦隊バスバスターが立ち上がった!


 が!


 だがしかし、健闘むなしく破れ去って人類はほとんど滅びた。


「なぜだ……なぜ滅びた地球人よ……我らともに温泉を愛する同志ではなかったのか……」


 暗い闇の中でヴェールに包まれた存在が落胆の声を発した。


「スーパースパ様のご厚意によりすべてを温泉で包んでやったというのに……まこと地球人とは軟弱な存在でございますな……」


 それに応えるようにヴェールの前に跪いていた怪人が言った。


「ザミドよ。地球人を責めるでない……これは余の失策というもの」


「そんな! これしきの気候変動にも耐えられぬとはいったい誰が想像できましょう! ……もう少し、もう少し地球人がワイルドでありさえすればよかったものを……」


 スーパースパとザミドが頭を垂れたとき、すべてが沈んだと思われた海の中から浮上する大地があった。


「おお! 見よザミドよ。まだ人類は滅びていなかった。あの大地こそ地球人に残された最後の希望に違いない」


「あの不死鳥が舞うような形……スーパースパ様、どうやらかの地は群馬と呼ばれる地でございます。そこは草津温泉なる素晴らしき温泉をたたえる秘境……人類の築いたインターネットなる文明を調べてみるに、かなり野性味あふれる種族が住んでいるようですな」


「ふむ……人類存亡の危機に瀕して最も根源的で原始的な力の存在に気づいたようだな。古来より引き継がれてきた野生の力が目覚めたと言ったところか……見よ、大地が拡大しておるわ……凄まじき原始の力。もしあの力がバスバスターにも宿っていたとしたら、我らとて手を焼いたやもしれぬ」


「そのようですな……どうやらかの地には古より存在する原始の遺跡も存在するとのこと」


「ではザミドよ。貴様はこの地に残り人間を保護するのだ。こうなってしまったのは我らの責任。決して人間を絶滅させてはならぬ」


「ハッ! しかし、そうしますとスーパースパ様はいったいどちらへ?」


「余は次の惑星に向かわねばならぬ……宇宙に温泉の素晴らしさを伝える使命……余はここに留まるわけにはいかんのだ……」


「スーパースパ様の崇高な使命、その責任・・・・・・私には推し量ることすら適いませぬ」


 ザミドは苦渋の表情で顔を伏せた。


「余は必ずや成し遂げねばならぬ。ゆえにお主とは今生の別れとなるだろう……すまぬな、我が忠実なる僕、ザミドよ……このような大義は、貴様にしか任せられんのだ」


「そのようなお言葉を……恐悦至極。このザミド、我が生涯を賭して必ずやスーパースパ様のご期待に応えて見せましょう!」


「大切に、大切に見守るのだぞ。地球人はか弱いのだ。ゆめゆめ忘れてくれるなよ」


「ハッ!」


 こうして地球はほぼ壊滅した。


 群馬の大地と、ついでに引っ張り上げられた栃木の大地を残して。




 ◇




 そして長い長い時間が経過した。


 今やかつての人類の栄華を知る者は誰もいない。


 そして時の流れとともに大地はそれぞれグンマー、トツィギと名を変え、原始的な暮らしではあるが、人類はようやく安定した生活が送れるまでに再興していた。


 だが、いつの時代も人は争いをやめなかった。


「グ、グンマーが攻めて来たぞー!」


 押し寄せる大軍を前に武装したトツィギ兵はすくみ上がった。


 地平の端がざわめくように波打ち、土煙の中から次第に姿を現したのは毛皮の腰巻きを身にまとった屈強な男たち。武器は粗暴な石斧や竹槍ばかりだが、その足取りには迷いがなく、獣のような迫力をまとっていた。


 無数の鬨の声が風を裂き、トツィギの構える城壁にどこか冷たい重圧がじわじわと圧し掛かってくる。


「あれはバンブーランス! 気をつけろ! 原始力で覆われた武器だ。鉄の武器ではまるで歯が立たないぞ!」


「しかも恐ろしいほどしなる! 奴ら、あれを使って高跳びをするつもりだ! 城壁などなんの役にも立たんぞ!」


「おんな子どもを隠せ! あんな蛮族どもに捕まればどんな仕打ちを受けることか!」


 鉄の装備を身につけ、高い城壁の上から見下ろしているにもかかわらずトツィギ兵は明らかに狼狽えていた。


「ま、まずい……敵のなかに例の奴が一人混じってやがる……」


「鮮やかな原色で奇怪なコスチューム……間違いない、あれは温泉戦隊バスバスターが一人、登別ブルーだ!」


「くっ! 急いで援軍を要請しろ! ここを落とされるわけにはいかん!」


 迫り来るグンマーの大軍を前にトツィギ兵は動揺、混乱、戦慄のなかにあった。しかし、そのなかから前に進み出る若き女性が一名。


 研究者風の白衣を身にまとい、明らかにほかの兵とは一線を画す彼女はトツィギ軍のなかで唯一グンマー兵の大軍を野心に満ちた目で見ていた。


「いや、者どもこれは逆にチャンスだ。考えてもみろ、常識はずれの戦闘力を持つバスバスターどもが集結して攻めて来ようのならどの道勝ち目はないのだ……それを、たった一人でノコノコやって来てくれるとはな、我らを侮ったか!」


 彼女の言葉にも慄いて顔色を悪くした兵はすがるように前に出る。


「し、しかしサウナさん! 奴らバスバスターどもはたった一人でも軍隊に匹敵する強さなんですよ!?」


「御託はいい。この機を逃してなるものか! 刺し違えてでも、おんな子どもを盾にしてでも、ほかにどんな手を使ってでもあの登別ブルーの戦闘スーツを奪え!」


 サウナと呼ばれた白衣の女性は強気に手を払って兵に命令する。


「そ、そんな非人道的な……」


「何を言っている。これは戦争なんだ。負ければもっと非道な目にあうぞ」


「くっ……わ、わかりました……」


 トツィギ兵は悔しそうに顔を伏せた。


「そうだ……あれも使え。原律石だ。効果のほどはわからんが、使えるものはなんでも使うのだ……蛮族どもに強烈な一撃をお見舞いしてやろうじゃないか」


 両軍の戦意は高まり、戦場は過酷さを増すばかりとなっていた。




 世は剣と戦闘スーツと、魔法にも似た不思議な力を用いて争われる動乱の時代となっていた。


お読みいただきありがとうございます。


拙作『現実世界に追放された悪役令嬢はモブを育てる』

2026年1月6日 アマゾナイトノベルズさま より電子書籍化です!


よろしくおねがいします!

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『現実世界に追放された悪役令嬢はモブを育てる』
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 配信日:2026年1月6日
 アマゾナイトノベルズ様より



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