表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方錬術録  作者: 璃燐
序章:幻想入り
1/9

プロローグ:日常の終わりと幻想の始まり

プロローグですけど、何気に長い?


そんな感じで、幻想スタート!!



ジリリリリ~~と静かな空間に鳴り響く音。そう、目覚まし時計の音だ。

俺は時計を止めると、再び布団の中に潜った。

何故起きないかって?あの時計は本々俺の物じゃないし。

それに、俺は寝たいから寝るだけだが、その願いはいつも叶わない。


タタタタタタタっと足音が聞こえ、階段を上って俺の部屋に向かって来て

勢いよく、バン!っと扉を開ける。


「先輩、朝ですよ!起きてください!!」っと元気な少女の声が聞こえてくる。」


「あと・・・・・・・・ご・・・・・・」


「ご?(此れは、お約束の5分でしょうか?)」と緑色の髪に蛇と蛙の髪飾りを付けた少女が

疑問に思いながら聞いてくる。


「あと・・・・・・・・・ご・・・・5時間・・・・・・・」と俺は寝ぼけながら答えると、少女はズッコケた。


「長すぎですよ!?」少女は身体を起こしながら、ツッコミを入れた。


「くかぁ~~~・・・・・・・・・・」


「はぁ~~、ほら先輩、いい加減起きて下さい。」少女は、俺から布団を剥そうとするが

全く持って剥れない。


「もう~・・・・・そうだ!そんなに抵抗するならこっちだって。」


もぞもぞっと少女は、布団の中へ入り込み。そして俺の背中に柔らかい感触が

当たると同時に、俺は布団から飛び起きた。


「はぁはぁ・・・・早苗ちゃん。君は一体何する気だよ!?」と俺は焦りながら言うと


「竜耶先輩が起きないのが悪いんですよ?まぁ私も満更じゃないんですが。(ぼそ)」


竜耶Side


そう、俺の名前は霧島(きりしま) 竜耶(りゅうや)。普通の大学2年生だがあらゆる武術や剣術等に

精通しており、頭も良い。1年前に大学を卒業するだけの単位を獲得しているので

行くも行かないも自由なのである。因みに、大学の講師達からも了承は得ている。


次に、俺を起こしに来た少女の名前は、東風谷 早苗と言うとある場所の高校の3年生で

俺より2つ年下の後輩で、俺が中学3年の時に、不良に絡まれていた所を助けた事で

俺に懐き、それ以来、家に遊びに着たり、時々、朝食を作ってはこうして俺を起こしに来る。


「さぁ先輩、早く朝食にしましょう?せっかくの汁物が冷めてしまいますよ?」


「俺の朝食は、普段はトーストとコーヒー(ブラック)で済ましてるんだが?」


「そんな、偏った食事だと朝から元気出ませんよ?其れに早くしないと大学に遅れますよ?

 私だって、学校有るんですから。」


「いや・・・・俺は去年に単位は十分取ってるから遅刻なんて無いし、行くも行かないも

大抵は自由なんだが?」


「だめです!先輩がちゃんと登校してくれないと私が、先輩にお昼のお弁当届けられない

じゃないですか!」


「どんな、理屈だよ・・・・・それ・・・・・・」と俺は、手で顔を伏せながらガックリ。

仕方ないため、俺はリビングで早苗ちゃんの作った朝食を食べに向かった。


「うん。何だかんだ言うものの、やっぱり早苗ちゃんの料理は美味しいな。」

俺は、微笑みながら穏やかな表情で、早苗ちゃんの料理を評価する。

早苗ちゃんは、俺の顔を見ると何故か、顔が少し赤く火照ったような感じなのは

俺の気のせいだろうか?


「そ、そんなぁ~、もう先輩たらぁ~褒めたって何も出ませんよ?」と話し込んでた

俺はふっと時計を見る。・・・・・・・・・・・・7時半?

確か高校は8時くらいからHRだったはずだ?と言う事は早苗ちゃんの今の状況は

非常に不味いのでは?


「なぁ、早苗ちゃん。」


「はい?何ですか先輩?」


「こんなにゆっくりしてるけど、時間は大丈夫なのか?」


「へ?時間?」と早苗ちゃんは不意に時計を見た・・・・・・そして一気に顔が真っ青に変わった

ああ・・・・・・・・・・これは、完全に忘れてたな。


「あ・・・・ああああ!?や、やば!?もうー!どうして教えてくれ無かったんですか!?」

と急いで自分の朝食を、口へ放り込み凄まじい勢いで食べ終える・・・・・・・・・・

そして、学生鞄を持って学校に直行してしまった・・・・・・・


「はぁ~~、じゃあ俺も、ぼちぼち行くとしますかね?」俺は急ぐことなく朝食を食べ終え

気が進まないが、大学へと向かった。



暫くして、大学に着いた俺は教室に向かった。既に室内には大勢の生徒が集まって

俺も適当な席に座た。

はぁ~、やはり無駄に長いな、講師の話は。良く喋るが俺は目を瞑り睡眠を貪っていた。

暫くの間、眠っていたら丁度10時半くらいか?俺は席を立ち、自分の研究室へ向かった。

だって、暇なんだもん。


で、俺は何をしているのかって?もち実験中だ!

目の前のテーブルには、無数の試験管やビーカーにフラスコなどの中に

様々な色の薬品が入ってる。


「えーと、これとこれを混ぜて、あれとそれをこのビーカーに入れてそれから・・・・・・・」


俺は手馴れたように様々な薬品を混ぜまくる。一様この部屋にある薬品には

爆発性の物は入ってはいないはずだ。

薬品を混ぜて失敗したとしても、ポンっと音が鳴るで、被害は全くもって皆無だ。


実験を始めてから、1時間が経とうとしていた。そうもうじき昼間だが

そんな事お構いなしに、俺は実験を続ける。

さて、大抵の薬品を混ぜ合わせて容器に入ってる液体は残り2つになった。


「ふむ?何時もなら、ポンっと音くらいなるはずだが、如何してだ?

 もしかして上手く行ってるのか?適当に組み合わせてただけなんだがなぁ?」


そして俺は、残りの2つを持ち少し大きめのビーカーに、ゆっくりと注いでいく。


「うーん?何やら変わった色になったが・・・・反応が無いな?失敗したか?」

そう思い、それを放置して後片付けしようとしたら

先ほどの薬品が、光り出して、その光は次第に強くなり俺は眩しさの腕で顔を塞いだ

次の瞬間。



ドガーーーーーン


その爆音と共に、俺の意識はそこで途切れた。



早苗Side


今、私は先輩にお昼のお弁当を、届けに大学に向かってます。

え?学校は如何したの?って?

実は今日、午前中で授業が終ったので、今、駆け出して移動中です。


「あ!見えてきた!」そして私は、門の受付で手続きを取っている最中に


ドガーーーーーン


「ひゃあ!?何ですか、一体!?」私は、爆音の方向を向いた場所は

先輩が実験する時に使ってる部屋だったのです。

私は、胸騒ぎがしました・・・・・・そして、手続きを取らずに私はその場所に向かって

走り出していた・・・・・・・・・・・


「うそ・・・・・・・・なに・・・これ?」私が見た場所は、部屋の殆んどが焼け焦げ

真っ黒に染まっていた・・・・・・・


「せっ先輩!」私は、その部屋に入ろうとしたが


「コラ、君危ないぞ!?さぁ、戻るんだ!」


「はっ放して、先輩が!竜耶先輩が!?」私は、必死にもがいて、先輩を探そうと

しましたが、数人の警備員に押さえられて、探すことが出来なかった・・・・・・


先輩を探せなかった私は、そのまま家に帰宅しリビングに向かうと

二人の女性がいました。


「ああ、早苗お帰り。お邪魔してるよ?」


「ケロケロ!早苗おかえり~!」


一人は、背中に注連縄を背負った大人の女性は八坂 神奈子と言って

私が崇める神様の一人である。守矢神社に祀られている神様。

もう一人は、幼い容姿で蛙のような仕草と帽子を被った少女は、洩矢 諏訪子と言って

私が崇めるもう一人の神様で、土着神の頂点と呼ばれている。


「神奈子様・・・・・諏訪子様・・・・・」私は涙を流しながら、二人の名前を呼んだ。


「ん?どうしたんだい、早苗?それに何で泣いて?」


「早苗、もしかして、苛められたとか?」


「実は・・・・・・・・・・・」私はお二人に今日の出来事を話した。



暫くして話が終わると


「つまり、早苗が慕ってる竜耶って先輩さんが実験中の爆破事故で亡くなったと?」


「でも、話聞いてるとさぁ、その竜耶って人は爆発する様な薬品は殆んど

使わないんだよね?そして、それが何故か爆発して、研究室が真っ黒に焼け焦げてたと?」


「はい・・・・・・・・・」


「ねね、神奈子?私が様子見に行っても良いかな?」


「いや、私も行こう。私達の姿は、早苗か、特別な能力持ってない限り見えないからね。」


「じゃあ、今から行こうか?」


「ああ、それに現場に何にか有るかも知んないからね?」


「あの、私は・・・・・」私はじっとして居られなかった。


「早苗は、帰ってきたばかりで疲れてるだろ?なに、1時間もしないで直ぐ帰ってくるさ。」


そう言って、お二人は零体になって移動した。



神奈子Side


「さて、ココがその現場かい?」


「そうみたいだね?」


私達は今、早苗が言っていた爆発現場に来ている。

ココに着てからと言うもの、何か普通じゃないものが漂ってるね?


「諏訪子。気付いてるかい?」私は諏訪子に聞くと、当然の様な顔で


「当たり前じゃん!微かだけど、妖力だね?こりゃ。」


「ああ。だが、力が弱すぎる・・・・・恐らく低級妖怪の悪戯かね?

 まぁ、その妖力もココで完全に途切れてるから、爆発に巻き込まれて消えたね。」


「その妖怪は自業自得だけど、巻き込まれた人間は災難としかいい様が無いね・・・・・」


私達は辺りを見回すと、部屋中央の部分が一番被害が大きいので、そこを見てみると

そこに、奇妙な透き通る結晶の様な物が落ちていた。


「ん?なに此れ?宝石?」とそれを諏訪子が、拾ったそれを、私も見つめた。


「こ、コイツは・・・・・・輝石じゃないか!?」


「へ?輝石ってあの奇跡の力を宿したって言う石の事?」


「ああ・・・・・・とりあえず此れを持ち帰って早苗に報告しようか。」そして、私達はその場を後にした。



少しして、早苗の待つ家に戻った私は、有りのままを話した。


「じゃあ、その妖怪は自滅したと?」


「ああ。あと、こんな物を拾ったよ。」私は早苗に輝石を差し出した。


「これは?・・・・・・・・・」


「此れは、輝石と言って、奇跡の力を宿した石だよ。

 早苗の奇跡を起こす能力と相性が良いから、持ってきたんだよ。

 現場の中央に落ちてたから、形見として持っておきな?」


「はい・・・・・・」私はほんの少し神力を使って、それを首飾りにして早苗につけさせた。


「この後、如何する?」


「あの、私、この街から離れたいです・・・・・・」まぁ、当然ちゃ当然だね。


「うーん、そうさね?如何する諏訪子?」


「噂だけど、ココよりはるか東に幻想が集まる場所があるって聞いたことあるよ?

 そこに行って見ない?神社ごと一緒にさぁ?」


「神社ごとかい!?かなりの神力使うね・・・・・・

 それに、術式やら何やら組み込むのには、最低でも数ヶ月は掛かるけど?

 どうだい、早苗?」


「正直、直ぐ離れたいんですけど、神奈子様が言うのも分かりますので、それで。」


「じゃあ、今日はもう休もうか?私達は戻るけど、早苗?大丈夫かい?」


「はい・・・・・少し落ち着いてきましたから。」


「それじゃあ、早苗、おやすみ・・・・・・・・」


「またね。私は時々様子見に来るからね?」


「はい。では神奈子様、諏訪子様、お休みなさい。」





???Side


「はぁ~、最近暇すぎて退屈なんだぜ・・・・・・」私は箒で空を飛んで、自分の家に帰る途中

魔法の森から、明るい光が突然現れたが直ぐに消えた。


「な、なんだ!?あの光?」


私はその光があった場所へ、降り立つと一人の男が傷だらけで倒れてるのが見えた。


「な!?お、おい!大丈夫か!?しっかりしろ?」


「う・・・・・・うう・・・・・」


「どうやら、まだ息があるな・・・・ココからなら、直ぐ家に着くな?

 よし。箒に乗せてっと。」


私は、傷だらけの男を手当てする為、箒に乗せ自分の家へと向かった。


プロローグにしては、長いけど、大丈夫だよね?


これからも上手く書けるよう頑張りますので


では、また!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ