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『天使』を信じますか?

『天使様』、本来の宗教ならきっと…神という存在を崇拝しているのだろう

でも、僕は、ずっと、天使様に祈りを続ける



『天使』という存在は事実証明された世界

天使とは人が死を迎える時の天への案内人、そう言われ続けていた

小鳥のさえずりや水の清らかな音

いつもそんな音で目が覚める

そして、いつも天使様に祈りを捧げる

「天使様、どうか、」

朝早くから起きて毎日礼拝堂で祈りを1人で捧げる

自分以上に天使様を崇拝している人間はいないと思う

「玲夜、行きますよ」

母様が迎えに来た

「わかりました」

そう言って母様の後ろについていく


周りは自分を異端の目でみてくる

生まれつき、肌も、髪の毛も白かった、

自分は生まれることが出来ないと言われていたそうだ

でも、こうやって生きてる

それは『天使様』のおかげ

自分は天使の加護があるらしい

だからこうやって皆と同じように息ができるんだと、そう教えられ続けてきた

「玲夜〜!おはよう」

クラスメイトの由希が声を掛ける

「おはよう、由希」

由希も自分と同じように『天使様』を信仰している一族だという

世間は、『天使様』に対して神のようには扱わない

いると言われているのに架空のものだと思っている

おかしい世の中だなってつくづく思わされている

「由希はさ、『天使様』をしんじてる?」

少し、怖かった

もしかしたら由希も本当は信じてなんかいないんじゃないかって…ウソの存在だって思ってしまってるんじゃないかって

そう思うとせっかく『天使様』を信じている人が増えて嬉しかったのに、

由希も世間と同じ考えを持ってるって思いたくもなかった

由希は、大切な友人だから




『天使様を信じてほしいだけなのに』




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