2話 会議
「う、うわああああああああ!!」
俺の股間に食い込むトラックのタイヤ。
「あ、あれ?」
痛みが無い。おかしいな、金玉の潰れる音が確かにしたのだけれど……
「おい兄ちゃん、大丈夫か!?」
「いえ、すいません、大丈夫です!」
俺は、倒れている自転車を戻し、再び大学へと急ぐ。
「ちょっと部長、遅いですよ!今日はボランティアの仕事決めがあるのに!」
「ごめんごめん、来る途中で事故っちゃって」
モミモミ
「ッッあ"あ"ッ"!!!!」
「!?!?」
「どうしたんですか先輩!?」
「ッッッッごめん、なんか急に股間が……」
今のは一体……?
「……では気を取り直して。次のボランティア先はどこにする?」
「いろんな団体からオファーが来てるわ。海岸の清掃、保育園の見守り……」
モミモミモミモミ
「ッッッッチンポッッッッッッッッッ!!!!!!?」
「!!??!」
「先輩!!??」
お、終わった……
俺の大学生活が……
「ま……まさか……」
「まさか部長、セックスのボランティアを提案しているんですか!?」
「斬新だな!」
「やってやろうぜ!俺たちのチンポ・ボランティアを!」
俺の部活は、セックス部となった。