第15話 結成
古今東西、恐るべしヤクザが集う殺人集会―――――!
― 異世界 ―
四肢切断された四天王ドレイン。
「つか、四天王とかダルいな」
「魔王までこいつに直接案内させようぜw」
「あああああ!!……ア”ア”ア”ア”ッ”!!!」パァンッ!
金玉をあてがわれ弾け飛ぶドレインの眼球
「次、左目な。」
― 現世 ―
都内某所、クソデカ日本屋敷。
御珍歩組、閘門組、卍仔組、
魔羅組、背成亜組、呂那組、威苦組
(あててみよう)
倍阿蔵組、堀根獅暗瀬楠組、黒萬組
古今東西のヤクザが集う!
恐るべし古今東西のヤクザが集う、クソデカ日本屋敷。
そう、恐怖の日本屋敷―――――!
500畳の和室に集うのは、千を超えるスーツ姿の男。(一畳あたり2人)その腰に提げられたのは、刀。拳銃。スタンガン。ただし、タバコは燃え移りそうなので禁止されている。
組同士、何やら話し込んでいる者。過去になにかあったのだろう、向かいの者を凝視する者。
その空気は当に―触即発!はち切れんばかりのコンドームのようだ――――!
「えー……本日はお集まり頂き、ありがとう。」
弟は腕時計を確認し、野太い声で読み上げる。
ざわついていた会場は一変、静寂に包まれる。
「今回、集まりいただいたのは他でもない。『エロ社』の件でや。
是非、皆の組にも協力をお願いしたく――――」
「ゴラァ!!瀬黒州!こちらとて仲良しごっこしとる暇はないねんぞ!」
「せや!わざわざ都内まで赴いてみれば、何や風俗ごときで!」
会場は、罵声に包まれる。
「んなこと言っとる場合か阿呆ォ!!!!!!」
「!?」
弟は、スーツを脱ぎ捨て、一人立ち上がる。
「今や、ヤクザ追放の影響は日本全国に及んどるんや!!!
このままやと、足元掬われるんは兄ィだけや無いぞぉ!」
「確かに……最早シノギだけの話やないなっとるのぅ。」
「このままだとわいら暴力団、完全に潰されてまうぞ……!」
弟は高らかに謳う。
「組としてのの危機やない。ヤクザそのもののが危機にあるんや!!」
「やるしかあらへん、敵対しとった組も手を取り合い、エロ社の脅威に立ち向かうんや!!!」
「確かに……」
「やったるわぁ!!!」
「ヤクザ連合、結成や!!!!」
ウ、ウオオオオオオオオオオオ!!
高まる会場の士気。
酒と盃が会場を飛び交い、組の親玉はそれぞれDiscordを交換する。
組同士の壁は剥がされ、残ったのはエロ社打倒への共通目標へと向かう、一つの強い意思!
恐るべしヤクザ集団は、今や「個」となり立ち上がる!
恐るべしヤクザ集団!
― エロ社 会見会場 ―
今日も今日とて、俺はインタビューへの出向だ。
流石に俺の出番は減ってきたものの、エロ社の勢いはますます増すばかりだ。
国外進出。市場の台頭。その影響力は、今や政治にまで及んでいる。
「ンン~。玉野クン。緊張することはない。平常通りサ。」
「は、はい!」
インタビューが始まる。
「チェッカーシャツを禁止する法律が可決されましたが―――――」
「『メガネ税』導入により国家予算も潤っています―――――」
「琴さん社長さん、お二人の笑顔、お願いしてもよろしいでしょうか。」ニコニコッ
矢継ぎ早に、記者による質問が飛び交う。
「はい。」挙手
「では、その前の席の方、どうぞ。」
「え~。『エロ社は薄汚い権力の大元であるから、我々がその危険な力を管理すべきである』……」
ざわめく会場。
「何だアイツ!」「つまみ出せ!」
「社長……あれは一体……?」
「ン~、たまにいるのさ、ああいうジャーナルな底辺記者が。」
「くたばれ、エロ社ァアアア!!!」
パァンッ!!!
「!??!???」
その記者の両手には、拳銃が握られていた。
「社長!急いで逃げ―――――――」
俺が左を向くと、社長は地面に倒れ込んでいた。
「ン”……ン”……この私としたことが……防弾チョッキを忘れてしまったよ……」ゴポポッ
「しゃ……社長!!!あなたがいなくなっては、おちんボの……日本の未来は……!」
「勘違いをしてはならない。私が死のうと、企業理念までは殺してはならないよ。」
「玉野クン……後は任せるヨ。」ガクッ
『社長、射殺される!』
『政府、暴力団完全追放へ歩み始める』
『今は亡き社長。その後任は―――――』
つづ
く
こたえ
倍阿蔵組、堀根獅暗瀬楠組、黒萬組
ばいあぐら ぽりねしあんせくす ぐろまん




