11話 四天王降臨
ヤクザに連れ去られた俺!予想外の裏切り!襲い来る絶望たち――――そして迎える衝撃の結末!話はまさにグランドフィナーレ!!
ー異世界ー
ワイワイ
ガヤガヤ
魔族を片っ端からブチ殺していく人類
「この下等生物共が!」ギャハハ
「この金玉さえあれば、怖いものなしだぜ!」キンタマァ
「くっ、貴様ら人間種族など、魔王様が必ず……!」
「オイオイ、減らず口かあ?」グサグサ
「それにしても、人語を解す魔族が増えてきたな。」
「魔族の本拠地が近付くにつれ、個体の質も上がっているのだろう。」
「まあ余裕っしょ!笑」
ズン
空気中を重い振動が響き渡る。
「!!?!!」
「フハハハハハハ………」
「領土が侵されていると聞き飛んでくれば、なんと、ゴミ共が群がっているではないか」
「なんだあのサイズは!?」
「身動きが……取れねえ……!」
その雰囲気、気配、大きさは、他の魔族たちとは明らかに『格』が違った。
―現実―
ここは車の中?
俺は、誘拐されているのか!?
だが犯人は電話中!窓側の席で助かったぜ!
俺は、扉のロックを外す。
誰も気付いていない!今がチャンスだ!
―異世界―
「我は魔族四天王の一人、『ドレイン』様だ。」
「何が四天王だ!くらえ!」
金玉投げ係は、ドレイン目掛けて金玉袋を投げる
パアンッ!!
―現実―
突如下半身に襲い来る激痛!!
「ふぐぅぅぅぅぅっっ!!!」
俺は思わず、その場に倒れ込む。
俺の声に気付いたヤクザが、車から出てくる。
「おいコラァ!何逃げようとしてんだ!」バチバチバチバチ
「あああああああ!!!あああああ!!!!」
―異世界―
「ほう、潰すつもりで叩き返したのだが。このキンタマ、様々な術式が付与されていると見える。」
「俺達の金玉様は無敵なんだよ!分かったらとっとと家に帰るんだな!」
「ふふ……面白い……」
<アトリビュート・ドレイン>―――――!
魔族ドレインは、金玉に手をかざし詠唱する。
「なっ―――――!?」
「金玉のバリアが――――消えた!?」
「俺の能力は、『対象の属性を吸収する』。今回は金玉の防御付与を吸い取らせてもらった。」
「まずい!防御付与のない金玉なんて、海辺のココナッツと同じだ!」
「今日が貴様ら人類最後の日だ!喰らえ――!」
ドレインは、金玉に向かって、拳を勢いよく振り下ろす!
つづく




