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第83話 開戦 謎の魔物軍団


 俺達は森の中心部にあるであろう敵のアジトに向う。

中心部に向かうほど魔物の数が増え、徐々に進むのに

時間がかかった。疲労を考え近くあった洞穴で一旦休憩を

取ることにした。


「すれ違う魔物のレベルは今のところ

問題はなさそうです」

 キャンベルは携帯食を食べながら状況を確認する。


「そうだな!オーガやオークあとゴブリンか、それ程

変わった魔物もいない。状況からは警戒する敵は

今のところはいないが……」

 俺は現状では問題は少ないと感じつつも、モヤモヤと

していた。今の俺達ならレベル50クラスを相手にするのは

わけないのだが数が多い、これは脅威である。しかし

それ以外にも何かある気がする。考えてもどうにも

ならないのだが、嫌な予感がする。


 俺達は休憩後、中心部に到達した。

 多くの魔物が徘徊しており、ゴブリンキングやジェネラルが指揮を取っていた。中央付近には建物があり

それを守るように巨漢の魔物サイクロプスが10体配置

されている。これで間違いない明らかに統制が取られた

動きだ!黒幕は必ずここにいる。


「それで蒼字そうじどう動きます?」

 キャンベルは俺に指示を仰ぐ。


「そうだな〜……まずは!どデカいのを一発ぶっ放す!」


 俺は魔力を高める。その瞬間、魔物達は察知して

こちらに振り向いた。


『点撃!乱れ墨桜すみざくら

 黒い桜が宙を舞う。黒く鋭い桜は、魔物を切り裂き

倒していく。


「ブローロ〜」

「ギャイギャイ」

「グオーー」

 魔物達の叫びが木霊する。

 俺の攻撃を躱した。もしくは耐えた魔物達が一斉に

こちらに向かって来た。



蒼字そうじあなたはもう少し考えて行動した方が

良いですよ!いきなり攻撃とか無茶苦茶ですよ」

 キャンベルさんは剣を抜き、俺を指導する。


「ご指導ありがとうございます!

でもまだ俺のターンなんですよ!」


 一直線にこちらに突っ込む魔物に対して

次の攻撃態勢を取った。


「もっとこっちに来い!」

 俺は少し腰を落として左手を前に右手を後ろに構え

身体を捻って筆に魔力を込めた。


「黒き暴風の一撃!『はね飛び』」

 筆から放たれた突風に魔物達は跳ね飛ばされ

木や地面に叩きつけられ動かなくなった。


「あ!……やべっ…やり過ぎた」


『はね飛び』の勢いは止まらず建物に激突し建物は

半壊した。


蒼字そうじ……どこまでやります?」

 キャンベルは建物が半壊にされ、周辺の魔物は

すべて倒れている。この状況に驚き、ポカーンとした

思考になってしまった。


「ん〜少しやり過ぎた感は否めないけど、

減る分には問題ないよね!」

 俺は想定外の攻撃力に動揺していた。

 ダンジョンでレベルが上がってから本気での攻撃を

していなかった為、力加減が狂っていた。



「ガラッ」瓦礫が崩れる音がすると、「ドガァン」っと

瓦礫が吹き飛び、そこから黒い鎧を着た騎士が現れた。


「あれ?もしかして人か?」


「いえ、ご主人様違います!あれはリビングアーマー

彷徨う鎧とも言われます」


「あ〜あいつね!こっちの世界にもいるんだ」

 いたよ!前の世界にも、鎧は人の姿に似てるから

霊が取り憑きやすいんだよね!


 リビングアーマーはこちらに歩いてくる。


「なかなかいい鎧着けている……じゃなくて

取り憑いてるな〜強そう」


 リビングアーマーは剣をこちらに向け、


「?」宣戦布告でもするのか?


「カシャン」剣を持った腕が射出


「えっ!?」俺の目の前に剣が飛んできた!


「キィーン」ジャンヌが俺の前に立ち剣を弾き返す。



「サンキュージャンヌ危なかった〜」

 リビングアーマーの攻撃が想定外だったことと

かなりの速度……こいつは強い」


………………………………………………………………


『キロス』 Lv:82


種族:アンデット(リビングアーマー)

年齢:10

称号:剣豪

職業∶剣士

加護∶特になし

魔法:特になし


HP:135500/135500(+0)

MP∶0/0(+0)

気力∶128500/128500(+0)

魔力:0(+0)

筋力:96000(+50000)

耐久:56000(+35000)

敏捷:84300(+0)

運 ∶0(+0)

スタミナ∶54500(+0)


技能:固有スキル 『見極める目』Lv5

      『加速する刃』Lv5


  ∶コモンスキル『剣術』Lv8

         『縮地』Lv8

         『闘気集中』Lv5

        


召喚条件:剣豪轟魔のキロスの魂とブラックアーマー


………………………………………………………………



「ご主人様に危害を加えようとしたことを後悔

させてやろう。ここではご主人様の邪魔になる

こっちだ!来い」


 ジャンヌは場所を変えるため移動し始めた。


「ジャンヌ待った!そいつは強い!一人で戦うな………あ!」

 俺の声も虚しくすでにジャンヌは居なかった……


「ジャンヌさん速すぎ〜クソ〜追うか!」


「待て蒼字そうじ慌てるな!ジャンヌなら

大丈夫だ!任せよう」


「風太、しかしな〜確認したら、前戦った

デーモンロードクラスの強さなんだぞ、ジャンヌなら

大丈夫かもしれないけど………心配なんだよ!」


「は〜お前な!俺達はもう死んでいるんだから

気にするな?」

 風太は前足を顔に当て呆れる。


「悪いが俺はお前達をそうは思えない!目の前に居る

以上生きてるとか死んてるとか関係ない!

それに仲間だ!心配しないなんてできん!」

 風太とキャンベルは無言で俺を見つめる。


「くふっ……良いんじゃないですか!それがあなたなら」


「は〜そうだなそれが蒼字そうじだ!」


 キャンベルさんには笑われ、風太には呆れられた。


「それではジャンヌの援護に行くため、

さっさとこいつらを蹴散らさんとな!」

 

 俺達が喋っている間に目の前に大きな木が生えていた?



「さっきまでこんな木なかったよな〜」



「えー……マンイーターです!気をつけて下さい!」


 ギシギシと音を立てながらどんどん枝が伸び、

地面からは根がウネウネと動き、こちらに徐々に近づいて

来る。


「げ!?キモっ」

 木の先端にハエトリグサのような物がついており

パクパクと動いている。


「来るか!」

 根が急加速一気に距離を縮め近づいて来た。

『筆ブレード」巻き付こうと近づいた。根を切り裂く!

風太もキャンベルさんもそれぞれ対応。


 枝や根はどんどんと増え広がっていく。


「やっぱり、火とかが効果的なんですかね!」


「もちろんそうですが、残念ながら私は火の魔法は

使えません」


蒼字そうじ言っておくが俺もだぞ〜」


「風太は知ってるよ〜、仕方ないなここは俺がやるか」


蒼字そうじ!?あなたは火の魔法まで使えるん

ですか?」


「ま〜こいつの家系、真田家の強みだな!

陰陽道五行に関わる力をすべて使える。

火の魔法というか術だがなあ!」


「そうだよね〜………」

 俺はガクッと肩を落とす。何故なら俺は五行のうち

火、木、水の三行しか使えない。いわゆる落ちこぼれで

ある。

 

「ブロオオオオ」

 マンイーターは無視されて怒ったのか、叫び声をあげ

身体ごと突進、体長10メートル以上、横幅をそれ以上の

巨体、このままだと押しつぶされる。



「あ〜もう!うっさいな〜今昔の事思い出して

イラッとしたんだ、八つ当たりするぜ!」


 筆で前方に円を描き、火の文字を中央に書く。

丸火まるひ 轟炎太鼓ごうえんだいこ


 俺は思いっきり円の中心を目掛けてぶん殴った。


「ゴオー」っと赤い波動がマンイーターに向かい

飛んでいく。


 赤い波動が枝や根にふれると「ボッ」っと音をたて

燃える。全身に波動を受けたマンイーターは真っ黒に

なり塵となって飛んでいった。



「あースッキリした!そんじゃ〜ジャンヌを見に行くか」

 ジャンヌを追うため走る後ろ姿を見て、キャンベルは

思った。蒼字そうじは私が想像していた以上に

強い!

 


 

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