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第100話 ご開帳?


 蒼字そうじは使徒様なのでかなり良い客室をあてがわれた。ふかふかのソファに腰掛け一点を見つめて考えていた。


 ミネルヴァ姫の呪いは恐ろしく強かったが蒼字そうじ自身の霊力(魔力)が異世界に来てレベルと共に格段に上がっていたので疲れはしたが一時的ではあるが封印に成功することが出来た。

 しかし簡単にはいかない。呪いの原因がかなり遠い位置にある。見つけることは困難だ。俺には千里眼の様な能力はない。それではどう探すのか、さっきからグルグルと頭を巡らせているが思いつかん。どうしたものかと思案を続けていると、


「コンコン」ドアからノックの音が聞こえた。


「お食事を持ってきました。入っても宜しいでしょうか?」

 お!丁度良かった。考えても思いつかないし、ここは食事を取ってリラックスするか!


「あれ?レミさん、レミさんが持ってきてくれたんですか?」


「え〜少し貴方とお話しがしたいの、いいかしら」

 え〜面倒なんだけど〜。

 ゆっくりご飯食べられないじゃん。


 俺は面倒に思いながらも断る理由も思いつかなかったので一緒に食事をすることになった。


「ん、美味いね!」

 モグモグと蒼字そうじ風太、ジャンヌが食べていると、


「残念!食事中も取らないのその仮面」


「なるほど、そう言うことてすか、素顔が見たくて食事をお誘いしたのですか?」

 蒼字そうじは鼻から下の仮面を変化させ食事をしていたので顔の大部分は見えていない。


「だって気になるじゃない。使徒様がどんな人か、先日の戦いは本当に凄かったわ。魔王軍が恐ろしい存在だと再認識した。それと同時にこんなに頼もしい味方がいると思うと凄く安心する」

 あれ?レミさんがスーッと近づき腕を絡ませてくる。


 女性特有の甘い匂いと柔らかい感触が蒼字そうじを襲う。


「な、何をしてるんですかレミさん」


「ん!それはやっぱり英雄さんにお近づきになりたいじゃない。どう、ワ・タ・シ」

 これは口説かれているのか!いかん平常心を保て、動揺してはいかん!


「オホン、レミさんはとても綺麗な方だと思いますが、今はとても大事な時です。お戯れが過ぎますよ」


「そうかしら〜いつ死ぬかも分からない私達は今を生きないと、他の人達よりも濃い人生でしょ。だからしたいことはしたい時にしないとね」

 レミさんが色んなところを撫で回してくるから頭の中がほわほわして思考が停止していく。


「シャキーン」


「ヒィー」

 蒼字そうじとレミの顔の前に剣が下ろされる。


「ご主人様に不埒な事をすると叩き斬るぞ!」

 ジャンヌの殺気にレミは後退する。


「ちょっちょっと待ってよ。そこまでする!」

 

「レミさん普通にご飯食べましょ」


 その後は静かな食事になり、

 レミは部屋を出て行った。




…………▽


蒼字そうじはもう少し女になれんといかんな!いつか悪い女に騙されそうだ!」


「面目ないです」


「ご主人様、問題ありません!

私がすべて叩き斬りますから」


「うん、それはそれで問題だからやめようなジャンヌ」

 それを聞いたジャンヌは不満そうな顔をしていた。



………………▽

 蒼字そうじは城にある風呂場に来ている。重鎮待遇の為、かなり立派なお風呂に案内してくれた。


「はぁーいい湯だわ、今日はお偉いさん達の相手をさせられたから別の意味で肩が凝ったわ」

 一日の疲れをゆっくりと取っていると誰かが入って来た。


「ん?………… エッ!?……ど、どうした!?」

 俺はギョッとして、その彫刻の様に整われた美しい姿に見惚れて思考が停止する。


「ど、どうでしょうかご主人様、は、恥ずかしいです〜」

 ジャンヌがタオル一枚を巻いて立っていた。


 しばらく、じっくりと観賞して、意識がなんとか

戻ったところで、


「ジャンヌ、なんでそんな格好でいるんだ?」


「わ、わたしも女の端くれです。少しでもご主人様の免疫を上げる為、恥ずかしながらお力になりに来ました」

 

 おー!レミさんの件が理由か!

 ジャンヌらしい勘違い行動だが、あながち外れている訳ではない。何故なら俺はジャンヌの姿を見て動揺しまくっているからだ!ドキドキが止まらん!


「あの〜ご主人様……そちらに行っても宜しいでしょうか?」


「お、おう、一緒に入ろうじゃないか」

 俺はなんとか動揺を隠すよう努め、ジャンヌは恥ずかしそうにしながら笑顔で湯船に使った。


「いい湯だな〜」

「はい、ご主人様……」


 会話が続かん!何を話せば良い、そもそも風呂に入っているだけでも良いのか?

 蒼字そうじは横目で見たジャンヌの姿にやられていた。そのきめ細かい肌、髪を上げていつも以上に見えるうなじ、タオルから僅かに見える谷間、見てはいけないと思いつつも、理性が徐々に緩んでいくのが分かる。

 ぼーっとしてくる。それは湯あたりじゃない。

 ジャンヌのせいだ………


「ご主人様!」


「は、はい!何でしょうか!」

 妄想を巡らせていたところに突然声をかけられ、

 ビクッと反応する。


「ご主人様には大変お世話になりました。闇の彼方から救い出して頂いただけではなく、仲間とこんなに穏やかで楽しく過ごせた事はありません。ご主人には感謝しかありません!」

 

「そうか、それは良かった。ジャンヌ言っておくがまだこれから長いぞ、俺の式になったんだからな楽しく俺の役に立ってくれよな!」


「はい!!もちろんです!一生ついて行きます!」

 ジャンヌは俺の手を両手に取り誓いをたてる。


 俺はその姿を見て感動し谷を見て熱くなった。


蒼字そうじくん浮気?」

 横を見るとタオルを巻いてフワフワと浮いている一花いちかさんが居た。

 空中に浮いてるからタオルがひらひらして色々見えそう。


一花いちかさんいつも唐突に出てこないで下さいよ。びっくりするじゃないですか」


「良いじゃなーい、幽霊ってそう言うものでしょ」

 一花いちか蒼字そうじの横で湯に浸かる。


蒼字そうじくんさ〜この子って蒼字そうじくんの式神なんだよね!」


「ジャンヌですか?そうですけど何か?」


 一花さんはぷくっと頬を膨らまし、

「昔私も式神にしてほしいって頼んだ時は聞いてくれなかったのに〜この子は良いんだ〜ふーん、この子美人で可愛いもんね〜エッチな事とかも頼んたり……」

 

「してない!してない!前も言いましたけど!一花いちかさんはさくらの守護霊何だからそんな事出来るわけ無いでしょ」


「ホントかな〜私みたいなおばさんには興味ないから式神にしてくれなかっただけじゃないの〜」


「ホントかな〜ちょっと確認させて!」


「え!?」突然身体が浮いてご開帳!!


「ふむふむ、確かにビンビンね!良かった!」

 満足そうな一花いちかさんの横でジャンヌは顔を赤くしてビンビンをしっかりと確認すると、「あふぅー」っと言って顔を手で抑えた。隙間があるけど。



「何してくれるんですか!」

 蒼字そうじは股間を必死に抑え抵抗、しかし念動力の前では抵抗虚しくご開帳してしまう。アフッ!


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