第98話 二人の王女
明けましておめでとうございます(◡ω◡)
本年も読んで頂けるよう面白く書けるよう
頑張りまーす୧(^〰^)୨
応援宜しくお願い致します(◠‿・)—☆
皆様、楽しい連休を過ごして下さい!
「何をやられているのですか!使徒様」
そこには、笑顔と怒りの顔が混ざったような
複雑な顔をしているアルヴィア姫が立っていた。
「ア、ア、アルヴィア姫、こ、これはですね!
その〜あれです呪い!呪いを解くために仕方な~く」
「何が仕方な~くですか!!呪いを良いことにお姉様に
なんて事してるんですかーこの変態変態へんた〜い」
アルヴィア姫は蒼字の首を締め上げ
ブンブンとは振り回す。
「待って下さいアルヴィア姫、誤解誤解なんです!」
「うるさい!このド変態、お前なんてどっかいけ〜」
アルヴィア姫は蒼字をぶん回し、
壁に投げ飛ばした。
「ぐへ〜」壁に激突して項垂れる。
いかん!アルヴィア姫の頭は血が登って
暴走している。なんとか説得しないと。
「アルヴィア姫、これは違うです!決していやらしい
気持ちでやった訳ではなくてですね〜」
「そう!呪いを解くため集中して確認していた!」
「お!」ここでルビーが間に入りフォローを入れてくれた。
「鼻の下を伸ばして、しっかりと舐め回すように見ていた。
間違いない!」
ノー余計なことを言うな〜
「お、お姉様を穢すとはゆ、ゆ、ゆるしませんわー」
アルヴィア姫は身体が震えるほど怒りが上昇
魔力が高まり攻撃態勢に入る。
「ま!?ま!?待て!こんなところでぶっ放すな!」
「死ね〜このド変態!!」
「アルヴィア落ち着いて」
アルヴィア姫の肩にそっと手を置くミネルヴァ姫が居た。
「お姉様、もう大丈夫ですよ!今からケダモノを
焼き消しますから、グルル」
いつものアルヴィア姫はどこに行ったのだろうか?
「アルヴィア、落ち着いて私は大丈夫だから、ね!それに
今とても清々しいのよ!こんなに身体が楽になったのは
初めてだわ」
アルヴィア姫は驚いていた。こんなに明るいミネルヴァ
お姉様を見たことがなかったからだ。それにいつも
ある呪いによる圧迫感がない。もしかして!
「蒼字!あなたお姉様の呪いを解いたの!?」
「あ!?それはまだです!応急処置みたいなもんですかね。
一応上手くいきました!」
「ほ、ほんとうですかーー」
やったーと飛び上がって喜んでいる。
これはきっと誰も見たことのないアルヴィア姫の一面
なのだろう。貴重だ!
「呪印の封印くらいは意外と出来ました。思ったより
簡単でしたね〜何でだ?」
「何が何でだ?よ!」
「お!キャリーちゃんも元気だったか?」
「もちろん元気よ!それよりあんたも大概デタラメね!
呪印の封印?簡単?バカ言うんじゃないわよ!どんだけ
魔力を使ってるのよ!」
「どうだろ〜感覚的には三分の一くらいは使ったな
今溜めて使える限界だわ!」
「は〜呆れるわ」
キャリーちゃんはカシャンカシャン音をたてながら
ため息をつく。
「キャリーちゃん様それはどの程度なのでしょうか?」
「百万以上よ!」
「ひゃ、百万以上!?そんなの聖級クラスの魔法を
使う時の魔力量ですよ」
「だから規格外なのよ!こいつは」
アルヴィア姫は蒼字と言う人物の認識を改めた。
「それで、私はこの後どうすれば良いのでしょうか」
蒼字はミネルヴァ姫をチラチラと見て、
「まずは服を着て下さい。もう締められたくないんで」
「あら!?ごめんなさい」
ミネルヴァ姫はそそくさと服を着直す。
「オホン、気を取り直して、まだ調査中なのでなんとも
言えないですが、あ!戻ったか」
スーッとジャンヌと風太が姿を現す。
「今戻りましたご主人様」
「戻ったぞ〜」
「二人共お疲れさん、情報を聞かせてもらおうか」
俺は二人の情報からおぼろげながら呪いの状況と結界
の構築方法が分かった。
「ん〜なるほどなるほど、大体は分かった!」
「本当ですか使徒様」
「うん、分かったから、少し離れてね〜」
アルヴィア姫は急接近して来た。どうもさっきからの
行動を見ると興奮すると暴走するタイプみたい。
「それじゃ〜説明するぞ!ミネルヴァ姫にかけられた
六芒星の呪印の先端にはそれぞれ黒い点そこからは
糸のような物が伸びていた。さっき風太とジャンヌに
聞いて確信した。糸の先は城内に設置されている
石碑や銅像、飾りに使われている盾に繋がっており
呪いの抑制する結界を構築する為の物だった。つまり
黒い点には害はなくやはり六芒星の呪印が問題なんだが、
触れてみて分かった呪いの原因はかなり離れた位置に
あるみたいだな」
「つまりそれは呪いの原因を突き止めないと呪いを
解くことが出来ないと言うことですね」
「そういう事です!ミネルヴァ姫、問題はその場所が
分からない事です」
「そんな!何か探す方法はありますよね!」
「落ち着きましょうか!アルヴィア姫、ドードー」
「今のところは思いつきませんが、方法は必ずあります
少し考える時間を下さい」
「え〜もちろんです!それとお願いがあるのですが
お名前を教えては頂けませんか!」
「ん?ミネルヴァ姫、なんで名前なんかを?」
「命の恩人の名前を知りたいのは
それ程おかしい事ですか?」
「おかしくないですけど、まだ終わってないですよ
またの機会にしましょう」
「ん〜意外と意地悪なのですね!そのくらい教えて
くれても良いと思いますよ」
「人には色々と事情があるんですよ。それでは一度失礼
します」
蒼字はそう言って風太とジャンヌを
連れて部屋を出ていった。
残されたミネルヴァ姫とアルヴィア姫は
呪いを解く為の希望を見たことで嬉しさのあまり
抱きしめ合いしばらく涙を流していた。
「アルヴィア、あの方は本当に何者なの?今まで
聖女様達ですらこんな事は出来なかったわ」
「すいません、お約束をしていまして彼に関しては
お話する事が出来ません」
「そうなの……残念」
「でも大丈夫てすわ!いつか必ず表舞台に出て
頂きますから」
「フフッそれは良いわね!私も協力するわ」
そこには不敵な笑みを浮かべた二人のお姫様が居た。




