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「ねぇ、今から叫ぶよ?」


今から叫ぼうとしていた娘が

まさに俺に説いた尋ねたのであります


「ねぇ、今から叫ぶよ?」


なぜ承認を得ようとした


お前が叫んだところで

お前に集まる目線は

電車で虚無に話しかけているソレと同じものだ


お前が叫んだところで

天気が変わることなんてない

世論が変わることもない

俺が不審者扱いされて連れていかれるだけだ

そして実に不毛な男女間の争いと

埋まることのない溝を広げるだけだ


それでもいいなら叫ぶといいだろう

期待のし過ぎは禁物だ


どうせ棄てられるノイズでもいいやと思うように叫べ


そうすれば、何かが変わるのかもしれない


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