表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

物語を愛するということ

作者: 春風駘蕩

私は物語を愛している


この世にある全ての物語を


中にはその内容を好まない物語もあるだろう


興味の持てないジャンルの物語もある


それでも、この世に物語が存在している限り、私はそれらから知識や経験則を得ることができる


自分の知らない世界とつながることができる


物語を読むことで、私は新しい私へと変わることができる


私以外の誰かも、そうだろう


だから、私はこの世の全ての物語が愛おしい


全ての物語に出会いたい


多くの物語と出会い、読んで、自分の好きな物語を見つけて愛したいのだ


それなのに、どうしてそんなに物語を読むことを拒むの?


汚れているわけでも、トゲがついているわけでもないのに、どうして読まずに遠ざけるの?


自分に合わない物語かどうかなんて、読まなければわからないのに


私は、出会った物語を読んで決めるの 私の手元に置きたいかどうか


手元に置きたい物語なら、大事に大事に愛するの


子ども向け?大人向け?青年誌?少女向け?


そんなの、面白ければ何を愛読してもいいじゃない


あなたはこれを読むべきなんて、どうか型にはめないで


閲覧不可でないなら、私はそれを読みたいの




人は皆、その人だけの物語を生きている


どうか私にあなたを読ませてほしい どうぞ私も読んでちょうだいな


私があなたの好みの一冊でないなら、仕方がないわね


私もあなたを元の本棚に戻す


そうして、違う本を手に取ってみる


あなたが私にとってどんな一冊になるかはわからないけれど、お互いに末永く付き合える一冊になりたいの




私は物語を愛している


では物語たちは、私を愛してくれるのかしら


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] >自分に合わない物語かどうかなんて、読まなければわからない ホントにそうですよね。 まずは読んでみる! そして人に押し付けない。 苦手だと思う物語は確かにありますが、せっかくなら読みたい…
[良い点] >あなたはこれを読むべきなんて、どうか型にはめないで それな!!! それと同様に「こう書くべき」というのも違うとわたしはおもうのよ まあ文法とかは別として [一言] 全面的に同意!!!…
[良い点] いやー、良い考え方ですね。 私はそれなりに長いこと小説ばっかり書いてきましたが、そうして生まれた物語たちも、そのほとんどが、知り合い以外には読まれていません。 ……なので、それらも、こうし…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ