鍛冶町での戦闘2
町中はかなり騒然としている。
町の出口に走る人、ドラゴンに立ち向かう腕に自信のある一部の冒険者、そんななかルナさんの手を離さないようにしっかりと握り、どうにか宿屋まで到着する。
宿の前にはユウヤ達がいた。負債神はまだ気絶している。気絶というか気持ちよさそうに寝ている。
「おい。起きろ。返せるもんしっかり返せ。取り立てにきてやったぞ」
俺はドスの聞いた声で負債神に声をあげると一気に目が覚めたようで冷や汗流しながら一気に逃げる素振りをした。
その瞬間に俺は、負債神に雷鞭を巻き付けて捕獲する。
(レベルのおかげかこいつの速さ以上になったみたいだな。好き勝手できなくしてやったと思ったらレベルアップの恩恵があるってもんだ)
負債神がギャーギャーとうるさいので適度に痺れさせながら現状を皆に説明していく。
「さあ、どうするか。原因は分からないがドラゴンが出たみたいだ。あいつを退治しに行くか、または腕のある冒険者にまかせるかだけど」
「僕達も一緒に戦いに行こうよ。これ以上ひどいことして欲しくない」
「私も行きます。立ち向かった方々も無事か分かりませんし、出来る限りのことはしたいです」
2人とも行く気だな。俺も最初から行くつもりだっただけにありがたい。
「私はパスしてもいいですか?アレですよね?あの遠巻きに見ても大きいあのドラゴンさんですよね?皆さん頑張っ.....アギャギャ」
よし!全員やる気いっぱいなのはいいことだ!
「よし。じゃあ行きますか」
俺は皆に声を上げ三人でドラゴンのいる方向へ走り出す。一神は鞭に縛られ引きづられながら連れていく。
人の通りを縫うように通り抜けていく。途中後ろになにかが当たるような音が何回か聞こえたが、なんとか湖まで到着した。
しかしそこにはドラゴンによって焼かれた冒険者が無数にいた。
まだ何人かの冒険者がドラゴンと対峙しているがドラゴン自体の大きさもさることながら飛んでいるため近接職が手が出せていない。
こいつはまずそうだぞ。




