近接武器完成3
「まずこの杖の先端に前回作ったこの宝玉をはめます」
セツナは金色の玉を杖の先端にはめ込む。
「それからMPを送るイメージで取っ手を持つと」
十字架の中央部にあった透明な玉が金色に輝く。
そしてセツナは先程の俺のように杖を抜く。
そこには金色に光る剣のようなものができた。
ユウヤの光の剣に似ているな。格好いいじゃないか!
岩に触れると岩がバチッと弾けながら砕けた。
「これが今回作った斬輝の杖です。MPを通すことで杖の中で剣状にして引き出します。この宝玉はMPを通すための媒体です。
そして光り輝く斬撃で相手を切り伏せる!
あぁぁ格好いい。我ながらいいセンスしてます」
するとセツナが魔力の供給を止めたのかフッと剣の部分がなくなり、残気の杖になった。
「ちなみにこの杖の発想は真さんの弓の件からアイディアいただきました」
「格好いいじゃないか!やらせてくれ!」
そして俺は、先程のセツナのようにMPを送り込む。
「おぉ。本当に出た」
だがセツナが抜いたときより、ものすごい輝きをしている。
「すごい武器だな。セツナは天才。大天才だな。武器作りに関してだけは!」
だけってなんですかと怒った素振りの後に
「ただこの杖には問題がありまして...」
ん?
あれ?目眩がする。気持ち悪い。
そして光り輝く刀身はフッと消える。
「このように刀身維持できるのは10秒なんです。持てるMPを強制的に10秒で出し切られます。私と真さんの刀身の輝き具合い違ったのは最大MPの差ですね」
.....。
なんだそりゃ〜。近接武器をお願いはしたが、10秒で終わらせないと動けなくなるとかどんな設定だよ!
俺は頭がクラクラする中ツッコミをいれる。
「いや〜。この素材素晴らしかったです。
形を作るのにはとても大変だったけど、魔力を通すことにおいて凄かったです。長所を最大限に伸ばしてあげました!
始めはここまで超威力、短時間は考えてなかったですけど行く所まで全振りしちゃおうと思ってやっちゃいましたが、とてもロマン溢れる私らしい武器出来ちゃいましたよ!」
いい仕事したみたいな顔しているのだろう。
ダメだ頭が回らない。このバカ娘にツッコミを入れたいがもうダメだ。
バタッ
俺はその場で気を失い倒れ込んだ。




