懲りない負債神
待て待て。
色々冷静になれ。
そうだ。俺は冷静な男だ。ク、クールな男だ.....。
1つずつ確認していこうじゃないか。
レベル30。
これは思った以上に高かったがアーベル村での神弓ルナ(ミラではないぞ)を使ってオーク達を一掃したのがかなり効いているのだろう。
金色オークも倒したしな。ここ10日の依頼でひたすら討伐依頼をこなしたのももちろんあるだろう。
そう。
そこまではいい。
問題はそこからだ。
レベルが約30上がっているのにステータスの上昇がほぼ皆無とはどういうことだ!
敷いて上がっているのはHPのみ!それにしても3から10になった程度。
結局耐久も上がってないから一撃死なのは変わらないだろ!というかこれレベルアップの効果じゃなくて最近の移動で鍛えられてるおかげなんじゃないかとさえ思うぞ.....。
MPと素早さだけが計測不能みたいなことになってるがそこだけ高くてもどうするんだよ。
いや弓を探し出せれば光るといえば光るのか。ないと本当に役立たずだがな。
スキルに関しては相変わらず文字が見えない。
こんなにMPあっても意味をなさないのは本当に切ない。
そして1番問題なのは最後だ。この称号だ。
なんでこいつの連帯保証人になってるんだ!俺は負債神をキッと睨むとスッと視線を逸らされた。
(こいつ絶対なにか知ってるな)
俺は後ろを振り向きニコッと笑って負債神の前に立つ。
「ミラさん。怒らないので教えてください。なんで私があなたの連帯保証人になってるのですか?」
とても静かだ。俺の中にある感情はとても静かに滾っている。
「ほ、ほんとに怒らないですか?ほんとのほんとですよね?」
そう付け加えた上で負債神は語り出す。
「金色のオークを倒した後私の契約書にサインしたのは覚えていますか?」
あぁ。元の世界に戻るために必要とかそんなこと言ってたアレか。
「あの書類実は糊付けされていて写し紙で後ろの契約書にもサインいただいたことになってるんです。えへっ」
(あぁ。なんか読めたっすわ〜。それアウトだろ。契約的にも人間的にも女神的にも)
「誰も私の保証人になってくれなかったんです。ごめんなさい!えへheeeeeeee!!!!」
ここは教会だ。もちろんお祈りにきている人もいるがそんなの御構い無しだ。
俺は全力の雷鞭を負債神に向け痺れさす。俺の気が済むまで痺れてろ。
神官様にお辞儀をすると床にビクビクしながら、のたうち回ってるやつをムチで引きずり外へ出る。
あぁぁ。お天道様はこんなにも眩しいのになぜか涙が出てくるゼ。




