鍛治町4
宿に着き、部屋に戻る。
途中女性陣の部屋の前を通り過ぎると負債神がごめんなさい〜。と泣きじゃくる声が聞こえた気がするがそこは気にせず通りすぎた。
部屋に入るとお腹いっぱいになったのか眠気がおそってきた。ロイさんも同じようで部屋に着くなり寝るわと言ってベッドに倒れこむ。
俺もこのまま寝てしまおう。
コンコン。
朝になり扉からノックの音がなる。
扉を開けるとそこには修道服に身を包み少し神々しい雰囲気を出している気がする負債神がいた。
「おはようございます。真様。ロイ様。ご朝食が出来上がったようなのでお知らせに参りました。ご準備お済みでしたらご一緒にいかがですか?」
.....。
俺とロイさんは口を開け、なにがあったのかこれは夢なのかと騒いだのだがなんのことでしょう。と爽やかな似合わない笑顔によって返された。
昨日のルナさんの説教の効果なのかルナさん恐るべし。
食事スペースに行くとルナさんが席を取ってくれていた。
「みなさんおはようございます」
いつもの笑顔と共に挨拶してくれるルナさん。負債神は少しびくびくして見えたが気のせいだろう。
これでやっと負債神も普通くらいには女神っぽくなるだろ。
俺達は席に着き食事をいただいていく。
そこの女神様もいままでのように口を大きく開けガツガツ食べず、とても気品よく食事をしている。
うん。どれも爽やかな味で今日も頑張ろうという気持ちになってくるな!
うん?
斜め前に座って上品に食べていた女神様がプルプル震えている。
すると
ガタッと立ち上がり
「もう無理です!私にこんなの続けるなんて無理に決まってるじゃないですか!
人間そんなに簡単に変わらないっていうじゃないですか!
まして私は女神(小声)なんですよ。そういう存在で生まれてきたんです。変わりようないじゃないですか!!
私は好きに生きて、食べたいものを好きなように食べて、お酒も好きなだけ飲んで、大好きなギャンブルをやって生きていきたいんです!」
残っていた食事をガツガツ食べ進める負債神。
ダメだこいつ。やっぱりダメだ。根本的にダメ女神だ。
ロイさんは豪快に笑ってルナさんはため息を漏らしていた。
こうして賑やかな食事を済ませ俺達は気を取り直し昨日行ったダンさんの工房へと向かう。




