鍛治町への道のり1
歩きながらロイさんに今回の第一目的地鍛治町までのことを聞くことにする。
「順調に行くと道なりに3日ほど歩けば着くぞ。
道なりなら魔物もほぼ出てこないのでトラブルも起こらないだろうから予定通り着くだろう。
道中の飯は俺が持ってきた干した肉と調味料だな。途中獣とかいたら狩っていく予定だ」
ロイさんと並んで歩きながらそんな話をしていると、後ろの女性陣もなにやら盛り上がっている。
話が聞こえないのが歯がゆい。
あの負債神いらないことをどんどん言ってそうだしな。
最初に誤解を解くように言っておいたが大丈夫か?不安しかないぞ。
冷や汗が出てくる。
そんな様子を見たロイさんが俺が緊張して汗をかいていると思ったのか休憩を進言してくれた。
「急ぐ旅でもないし、万が一戦闘があったときの確認もしておきたいしな」
休憩できそうなところを見つけ一息をつく。
ロイさんが全員分の飲み物を分け取り、回してくれる。
「さてと確認しておきたいんだが、戦闘時各それぞれなにが出来るか確認しておこう。俺は前衛でこの大剣で薙ぎ倒す。防御が高いから壁にもなるぞ」
流石ロイさん見た目とバッチリ合ってるぜ。
続いてルナさんが
「私は主に治癒魔法を扱います。援護魔法もいくつか扱えるので皆さんのフォローするポジションでしょうか?
攻撃に使える魔法も1つだけあるにはあるんですが事情があって基本的には使うことはないと思います」
ルナさん治癒だけでなくなんでも出来るんだな。本当にすごい人なんじゃないか?
俺もいま現在のやれそうなことを伝える。
「色々ありましていまはこの雷鞭しかないので素早さ生かしたヒットアンドアウェイで痺れさせたり、雷で攻撃くらいです。魔法はいまのところ使えません」
神弓ミラ改め神弓ルナが無くなったのは痛いな。アタッカーのロイさんがいてくれてよかった。
残る1人(?)の出番だ。こいつなにが出来るんだ?
負債神はドヤ顔を見せ、胸を張って口を開く。
「私はなんでも出来ますよ。弓を基本的に使いますが武器は一通り扱えますし、魔法も一通り扱えますよ」
俺は硬直する。
えっなにそれ負債神そんなに高性能なの!?負債を大量に抱えていて、挙句人の物を盗むのに!?神補正なのか!?
ルナさんとロイさんも驚いている。確かにこの世界では適正とかあるという話だしそもそも全武器扱えるとかありえないもんな。
.....。
あれ。もしかして俺が1番役立たず.....
いや待て待て負債神が嘘をついてるかもしれん!化けの皮はすぐに剥がれるさ。
そんなことを思っていると見計らったようなタイミングでテラーラットが4匹姿を見せた。
しかしその瞬間負債神が
「ライトニング」
指が一閃したかと思うとテラーラットが一瞬にして塵になった。
「ね♡」
俺たちは開いた口が塞がらなかった。




