今後1
「真さんどうされたんですか!」
いきなり起き上がって走り出したので驚いたようにルナさんが声をかけてきた。
「ルナさん、すいません」
折角ルナさんからいただいた弓をあの最低女神に盗まれたことを順序立てて説明した。
頬を軽くかき首を傾げながら
「あはははっすごい女神様ですね」
ルナさん曰くきっと敬って欲しいのではということだが敬う所がないのでしょうがない。
今度会ったら雷鞭で吊るそう。神弓ミラ改め神弓ルナと勝手に命名しよう。ルナさんには内緒だが。
そんなことを考えているとルナさんが頭を下げてお礼を言ってきた。
何事かと思ったがあの夜の出来事を村長達から聞いたそうだ。
俺も必死だっただけで、恩を売るつもりもなければ死人が出てしまったので大層なことも出来ていない。しかしそれでもとルナさんは頭を下げてお礼を言ってくれた。
そして俺が目を覚ましたら村長宅にくるように言われてたということなので、ルナさんと一緒に村長宅へ向かうことにした。
向かう途中に出来たばかりのお墓があった。立ち止まり目を閉じ御祈りする。ルナさんも隣で御祈りしている。
「あなたのおかげで子供達も村の人達も無事です。どうか安らかに眠ってください」
この世界では死がこんなにも近くにあるのだと思い知る。俺はこの世界でどうやって生きていくか真剣に考えなければと思うのだった。




